BUSINESS COLUMN
伝え方を学ぶと頼みごとが通る。英文のやりとりも同じ
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頼んだ仕事が動かないときの見直し方です。伝える順番と型を学ぶこと、そして相手が海外の場合に英文をどう整えるかまでを見ていきます。
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頼んだ仕事が、三日たっても動いていませんでした。急ぎだと伝えたつもりでした。
もう一度連絡すると、相手は「そんなに急ぎだとは思わなかった」と言います。こちらの言い方が悪かったのか、相手が読んでいなかったのか。どちらにしても、時間だけが過ぎました。同じことが今月に入って三度目です。
断られたのは、内容ではなく順番かもしれない
頼みごとが通らないとき、多くの人は内容を疑います。条件が悪かった、値段が合わなかった。
でも実際に多いのは、伝える順番の問題です。用件から入ったか、事情から入ったか。この違いだけで、相手の受け取り方が変わります。
用件から入ると、相手は「また面倒が来た」と身構えます。事情から入ると、相手は判断する材料を先に持てます。同じ内容でも、通り方が違ってきます。
もう一つ多いのが、頼む相手を間違えている場合です。決められない人に決めてもらおうとして、何度も往復することになります。
誰が決められるのかを先に確かめます。聞き方は「これはどなたに相談すればよいですか」で足ります。遠回しに探るより早く済みます。
先に相手の事情を聞く
頼む前に、相手がいま何を抱えているかを一言聞きます。これだけで断られる回数が減ります。
理由は単純で、無理な時期に無理な頼み方をしなくなるからです。相手にも都合があり、それを知らずに頼めば、通らないのは当たり前です。

聞くのは一つで足ります。「いま立て込んでいますか」。これに対する答えで、いつ頼むかが決まります。
急ぎでどうしても今日中なら、そう伝えます。ただし、急ぎだと言うときは理由もつけます。理由のない急ぎは、相手には信じてもらえません。
伝え方には型がある
うまく伝える人は、生まれつきそうなのではありません。型を持っているだけです。
型は四つの順番でできています。何のためにやるか、何をしてほしいか、いつまでか、断られた場合にどうするか。この順で話すと、相手は途中で判断できます。
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四つ目の「断られた場合」を先に言えるかどうかが、いちばん効きます。逃げ道を用意して頼むと、相手は正直に答えられます。用意せずに頼むと、断りにくくなって、返事そのものが遅れます。
学び方をどう選ぶか
伝え方は、本を読むだけでは身に付きません。読んで分かった気になるのと、実際に口に出せるのは別だからです。
段階に分かれているものを選びます。いきなり応用から入ると、自分がどこでつまずいているのか分からないままになります。
期限があるものも向いています。受講の期限が無いと、忙しい月に飛ばして、そのまま終わります。
学んだことは、その週のうちに一度使います。使わなかったものは、二週間で忘れます。テキストを読み終えることが目的ではありません。
使う場面は、いちばん低い場面から選びます。取引先ではなく、身近な相手から試します。失敗しても取り返しがつく場所で型を固めてから、本番に持っていきます。
身についたかどうかは、相手の反応で分かります。聞き返される回数が減ったなら、伝え方が変わっています。
書いて頼むときの型
口頭より、文字のほうが誤解が残ります。読み返せるぶん、書いた言葉がそのまま証拠になります。
一通の中で頼みごとは一つにします。二つ入れると、たいてい後ろのほうが読み飛ばされます。
期限は件名にも入れます。本文の途中に書いた日付は、開いた瞬間には目に入りません。
送る前に一度読み返して、命令に読める箇所が無いかを見ます。書いているときは丁寧なつもりでも、短い文が並ぶと強く響きます。
相手が外国の会社のとき
頼む相手が海外だと、伝え方の問題に言語の問題が乗ります。日本語で書けば通る配慮が、英文では抜け落ちます。

自分で書いた英語は、意図より強く出るか、弱く出るかのどちらかになります。丁寧に書いたつもりが素っ気なく、遠慮したつもりが曖昧になります。
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外国の相手には、期限をはっきり書きます。日本語の「なるべく早く」に当たる表現は、相手にとって期限になりません。日付で書きます。
時差も計算に入れます。こちらの営業日で三日は、相手の営業日で二日かもしれません。
海外の取引が続くなら、よく使う文面を型として残しておきます。毎回一から書くのは、時間の使い方として損です。
断られたあとの一手
断られたら、理由を一つだけ聞きます。責める形にならないよう、「次に頼むときのために」と前置きします。
理由が分かれば、次は別の頼み方ができます。時期の問題だったのか、条件の問題だったのか、そもそも相手の担当ではなかったのか。
一度断られた相手に、すぐ同じ内容で頼み直さないことです。間を置かずに繰り返すと、断りにくいから受けた、という形になります。それは次に効きません。
よくある質問
Q. 急ぎだと伝えても動いてもらえません
A. 急ぎの理由を添えているか確かめてください。理由のない急ぎは、相手には判断できません。日付で期限を書くのも効きます。
Q. 伝え方は本を読めば身に付きますか
A. 読んで分かるのと口に出せるのは別です。段階に分かれていて、期限のあるものを選ぶと続きます。学んだ週のうちに一度使ってください。
Q. 英語のメールは自分で書いてよいですか
A. 書いて構いません。ただし意図より強く出たり弱く出たりします。送る前に一度通して整えると、行き違いが減ります。
Q. 断られたときはどうしますか
A. 理由を一つだけ聞きます。時期・条件・担当のどれかが分かれば、次は別の頼み方ができます。すぐ同じ内容で頼み直さないでください。
まとめ
通らない原因は内容より順番です。用件からではなく事情から入ります。
頼む前に「いま立て込んでいますか」と一言聞きます。それだけで断られる回数が減ります。
型は四つ。目的、してほしいこと、期限、断られた場合。四つ目を先に言えるかが効きます。
海外の相手には期限を日付で書きます。断られたら理由を一つ聞いて、次の頼み方に使ってください。
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