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BUSINESS COLUMN

サーバーを借りてサイトを持つ。動かない日の相談先まで決める

公開 ・ 更新

月額の安さだけでサーバーを選ぶと、表示が止まった日に動けません。用途から置き場所を決める順番と、自分では直せない故障のときに誰へ相談するかを、契約の前に決めておく手順です。

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名刺を刷り直したついでに、そろそろ自分のサイトを持とうと考えます。ところが調べ始めると、共用、VPS、専用、クラウドと言葉が並び、月額も数百円から数万円まで開いていて、どれを選べばよいのか決まりません。

置き場所は後からでも移せます。ただ、移すときには必ず手間がかかりますし、いちばん困るのは表示が止まった日です。契約の前に見ておくことと、動かなくなった日にどう動くかを順に並べます。

何を置くのかを先に一行で書く

置き場所より先に、何を置くのかを一行で書いてください。会社の紹介だけなのか、写真をたくさん載せるのか、予約や問い合わせを受けるのか。用途によって必要な容量も速さも変わります。

紹介だけなら数百メガバイトで足ります。写真を毎週足していくなら、二年後には数十ギガバイトになります。先に見積もっておけば、途中で足りなくなって慌てることがありません。

見落としやすいのがメールです。独自のドメインでメールを受けるつもりなら、その容量も同じ契約に含まれます。十年ぶんの受信を残す前提だと、思っているより早く上限に届きます。

曲線を描いた入口の造形

共用のサーバーと専用の枠

共用は、一台のサーバーを大勢で分け合う形です。安いのはそのためで、月額数百円から始まります。同じ機械に同居している誰かが混み合えば、こちらの表示も一緒に遅くなります。

専用やクラウドの専用枠は、分け合わない形です。他人の影響を受けない代わりに、月額は数千円から数万円に上がります。訪問者が少ないうちから払う必要はありません。

目安になるのは、一日の訪問者数と、扱うデータの重さです。一日数十人の紹介サイトなら共用で足ります。動画を配る、会員向けの画面を出す、決済を通すといった用途が入ったところで、初めて上の枠を考えてください。

途中で移すことを前提にする

最初から正解を選ぼうとしないでください。訪問者が増えるかどうかは、始める前には分かりません。安いところで始めて、遅くなってから移すほうが現実的です。

そのために、移しやすさを見ておきます。データを丸ごと書き出せるか、独自ドメインを使っているか、契約期間の縛りがないか。この三つが揃っていれば、移動はさほど重くなりません。写真や動画で表示が重くなってきたら、他人と分け合わない専用のクラウドサーバーを持てるmixhost のような形へ移す道もあります。

なだらかな緑の丘

動かなくなった日にすること

サイトは止まります。工事や障害で、年に数時間は落ちると思っておいてください。困るのは、落ちたときに原因が分からない状態です。

まず切り分けます。自分の回線か、手元のパソコンか、置き場所側か。ほかの人の端末から見ても同じなら、手元の問題ではありません。障害の情報がどこに出るかは、契約したその日に控えておいてください。

原因が分からないまま一時間を超えたら、自分で粘るのをやめて人に聞いてください。 半日を溶かして直らないほうが高くつきます。個人でも法人でも会員制で相談できるパソコン・スマホ・タブレット設定・IoT家電のお困りごとを解決!全国対応 G・O・G のような窓口を先に押さえておくと、止まっている時間が短くなります。

パソコンの故障と混ぜて考えない

サイトが見えない原因が、手元のパソコンの故障だったということもよくあります。起動しない、画面が出ない、無線がつながらない。この場合、置き場所をいくら調べても直りません。

修理に出すと数日から二週間は戻りません。そのあいだ更新が止まると困るなら、管理画面へ入れる端末をもう一台決めておいてください。家族のパソコンを借りられる形にしておくだけでも違います。

データの復旧が要る状態になったときは、電源を入れ直さないことです。通電を繰り返すほど、取り出せる見込みが減ります。

月額以外にかかるもの

表に出ている月額だけで判断すると、後から足が出ます。初期費用、ドメインの年間費用、証明書、控えの保管料。合計すると月額の倍近くになることもあります。

とくに初年度は割引が効いていて、二年目から倍額になる契約が多くあります。更新後の金額を先に確かめて、その額で払い続けられるかを考えてください。

年払いは一割ほど安くなる代わりに、途中でやめたときの扱いが契約ごとに違います。返金されないことも普通にあるので、そこだけは申し込みの画面で読んでください。

決めたことを一枚に残す

契約が済んだら、その日のうちに控えを作ってください。契約先の名前、契約日、更新日、料金、管理画面の入り口、サポートの連絡先。この六つが一枚にあれば、次に困ったときに探し回らずに済みます。

紙でも構いません。大事なのは、自分以外の人が見ても分かる形で残すことです。体調を崩して数日動けない日に、家族や同僚が代わりに連絡できるかどうかで、被害の大きさが変わります。

よくある質問

Q. 無料のサービスではだめですか。

A. 試すぶんには十分です。ただし広告が入る、独自ドメインが使えない、終了時に持ち出せない、といった制約があります。長く使うつもりなら有料へ移してください。

Q. 月額はいくらから考えればよいですか。

A. 紹介だけのサイトなら千円前後で足ります。写真や動画を大量に置く、問い合わせを多く受けるなら、そこから上を見てください。

Q. 表示が遅いのはサーバーのせいですか。

A. 画像が重いだけのことも多くあります。写真の大きさを直しても変わらないなら、そこで初めて置き場所側を疑ってください。

Q. 自分で管理する自信がありません。

A. 更新作業が自動で行われる形を選び、動かない日の相談先を先に決めておいてください。全部を自分で抱える必要はありません。

まとめ

置き場所を決める前に、何をどれだけ置くのかを一行で書いてください。それだけで候補はかなり絞れます。

共用と専用の差は、他人と分け合うかどうかです。訪問者が少ないうちから高いほうを選ぶ理由はありません。

移しやすさは最初に確かめます。書き出せること、独自ドメインを使うこと、縛りが短いこと。この三つが後の自由度になります。

月額は更新後の金額で考えます。初年度の割引だけで判断すると、二年目に驚きます。

そして、動かなくなった日に誰へ聞くかを決めておいてください。決めてあるかどうかで、困った日の長さが変わります。