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BUSINESS COLUMN

使う月だけ回線を足す。プリペイドと短期レンタルの使い分け

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通信量が跳ね上がるのが年に二か月なら、その月だけ足すほうが安く済みます。前払いで買い切る形と、日数を区切って借りる形の向き不向きを分けて書きます。

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三月と九月だけ、通信量が普段の四倍になります。残りの十か月は、事務所の固定の回線でまったく困っていません。それなのに、忙しい二か月に合わせた契約を一年中払い続けていました。

通信の契約は、いちばん使う月に合わせて選ぶのが普通です。ただ、その月が年に二回しかないなら、話は変わります。ここでは、使う月だけ通信を足すやり方として、前払いのプリペイドと期間を区切った短期レンタルを、どう使い分けるかを並べます。

まず、増える月と増える理由を書き出す

感覚で「忙しい月」と言わないでください。

見るのは、どの月に増えるか、何をしたときに増えるか、増えた月は何ギガ使ったか。この三つを一年ぶん並べると、たいてい二つか三つの山に集まります。

山の理由も分けてください。展示会で外に出るから増えるのか、繁忙期に人が増えて事務所の帯域が足りなくなるのか。前者は持ち運べる通信の話で、後者は固定の回線の話です。同じ「足りない」でも、買うものが違います。

書き出してみると、そもそも増えていない月まで課金されている契約が見つかることがあります。

ノートとコーヒー

足すのか、常時の契約を太くするのか

判断の分かれ目は、年間で何か月使うかです。

半分を超えるなら、いま持っている回線を太くするほうが単価は下がります。三か月以下なら、必要な月だけ足すほうが安い。その中間は、解約の条件と初期費用まで含めて計算しないと決まりません。

計算のとき、月額だけを比べないでください。事務手数料、機器の代金、返さなかった場合の負担。この三つを足して初めて比較になります。

前払いで買い切る形が向く場面

契約という形そのものを持ちたくない、という場面があります。

年に数回しか使わない、誰が使うか毎回変わる、経理の都合で月々の引き落としを増やしたくない。こうした条件がそろうなら、毎月払う契約にせず、必要なぶんだけ前払いして使い切る次世代WiFi!契約不要・月額O円・縛り無し【365チャージWiFi】 のような形が合います。使わなかった月に請求が立ちません。

弱点もあります。単価そのものは月額の契約より高いこと、そして残量が尽きた瞬間に止まることです。当日に足せる仕組みかどうかを、買う前に確かめてください。

もう一つ、複数人で使い回すなら、誰がいつ持ち出したかを一枚の紙で管理してください。行方が分からなくなるのは、たいていこの手の機器です。

ノートパソコンでの作業

期間を区切って借りる形が向く場面

日程がはっきり決まっているなら、借りるほうが単純です。

来週の三日間、来月の展示会の一週間。こうして始まりと終わりが決まっているなら、国内向けの機器を日数単位で借りられるWi-Fiルーター を、その期間だけ挟むほうが確実です。速度の目安も台数も、申し込むときに決まります。

借りる場合に必ず確かめるのは、受け取りと返却の方法です。会期の前日に届くのか、当日の朝なのか。ここを読み違えると、当日に何もない状態から始まります。

返却の期限も、日をまたぐ扱いになっているかを見てください。一日ぶんの超過が、思ったより高く付くことがあります。

増えた月に、何が本当に重かったのか

通信量の中身を見ずに契約だけ増やす人が多い。

たいていは、動画の会議と、大きな図面や写真のやりとりの二つです。会議の画質を一段落とすだけで、必要な量は目に見えて減ります。ファイルは圧縮してから送る決まりを一つ作れば、それだけで山が低くなります。

節約しろという話ではありません。減らせる部分を先に減らしてから残りを買うと、買う量が正確になるという話です。

事務所側の回線に手を入れるべき場合

持ち運べる通信をいくら足しても、事務所そのものが遅いなら意味がありません。

人が増えた時期にだけ全員の手が止まるなら、疑うのは端末ではなく事務所の回線です。夕方だけ遅い、雨の日だけ遅いといった規則性があるなら、記録を取って窓口に伝えてください。

つないでいる機器の台数も数えてください。無線の親機が古いと、契約している速度が出ていても手元まで届きません。

誰が持ち出すかを決めておく

機器を足すと、必ず行方不明になる日が来ます。

置き場所を一か所に決め、持ち出すときに名前と日付を書く紙を横に置いてください。台帳といえるほどのものは要りません。紙一枚で十分です。

充電の担当も決めます。返ってきた機器が空のままだと、次に持ち出す人が現地で気づくことになります。返す前に挿す、という一行を紙に書いておけば足ります。

複数人で使い回すなら、接続に必要な文字列を機器の裏に貼っておいてください。毎回誰かに聞く手間がなくなります。

使わなくなった契約を止める日を決める

足すのは簡単で、止めるのは忘れられます。

契約を増やしたその日に、いつ見直すかを予定表へ入れてください。繁忙期が終わった翌月の初めが目安です。ここを決めずに増やすと、翌年の同じ時期まで気づきません。

そして、機器を返したかどうかも同じ日に確かめる。返却の漏れは、翌月の請求書で気づくことになります。返却の伝票は、確かめるまで捨てないでください。

止めた記録も一行残しておくと、翌年に同じ判断をするときの材料になります。いつ足していつ止めたかが分かれば、次はもっと早く決められます。

よくある質問

Q. プリペイドとレンタルはどちらが安いですか。

A. 日程が決まっているならレンタル、いつ使うか読めないならプリペイドが安く済むことが多いです。単価だけで比べないでください。

Q. 事務所の回線を太くするのが先ですか。

A. 全員が同時に遅くなるなら先です。外に出る人だけが困っているなら、持ち運べる通信を足すほうが早くて安い。

Q. 何ギガ必要か分かりません。

A. 一年ぶんの使用量の画面を見てください。増えた月の実績が、そのまま必要な量の根拠になります。

Q. 使わなかった分は繰り越せますか。

A. 契約によります。前払いの形は有効期限が決まっていることが多いので、期限を先に確かめてください。

Q. 借りた機器が当日に届かない心配はありませんか。

A. 受け取りの日と方法を申し込み時に確かめてください。会期の前日に届く手配にしておくと、当日の朝に慌てずに済みます。

まとめ

増える月と増える理由を、一年ぶん書き出すところから始めてください。

外で困っているのか事務所で困っているのかで、買うものが変わります。

年に三か月以下なら足す、半分を超えるなら常時の契約を太くする。これが目安です。

日程が決まっているなら借りる、読めないなら前払いで持つ。この二つで大半は片が付きます。

足した契約を止める日は、足したその日に決めておいてください。