暮らしと仕事のヒント

暮らし・仕事・サービス選びに役立つ実用コラム

BUSINESS COLUMN

機器を足すと落ちる。契約アンペアと使用量を確かめてから決める

公開 ・ 更新

落ちた日時と動かしていたものを記録し、同時に使う量を数える手順。容量を上げる前に時間をずらす方法と、熱をガスに移して基本料金を抑える案。

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

機器を一台足したら、朝の忙しい時間に電気が落ちるようになった。落ちるたびに機械を立ち上げ直すので、そのぶん時間も食う。

足りないなら容量を上げればいい、という話ではある。ただ、上げれば基本料金も上がるし、建物によっては上げられる幅に限りがある。上げる前に確かめておくことが、いくつかある。

いつ落ちるかを記録する

まず、落ちた日時と、そのとき何を動かしていたかを書き留める。三回も記録すれば、共通点が見えてくる。

朝の決まった時間に落ちるなら、立ち上げが重なっている。夏の午後なら、空調が効いている。

同じ機器を使ったときだけ落ちるなら、その機器か、それがつながっている回路に問題がある。

落ちたのが回路ごとのものか、全体をまとめているものかも区別する。前者なら回路の中の話、後者なら容量そのものの話になる。

記録がないと、原因の見当がつかないまま容量だけ上げることになる。それで直らないと、二度手間になる。

記録する場所は、分電盤の近くに貼った紙でいい。落ちた人がその場で書ける形にしておくと、あとで集めなくて済む。

家でも同じことが起きる。朝に電子レンジと湯沸かしと乾燥機が重なると落ちる。書き留める習慣は、どちらでも役に立つ。

送電線を支える鉄塔

同時に使う量を数える

いちばん忙しい瞬間に、何をいくつ動かしているかを書き出す。

それぞれの消費電力は、本体や銘板に書いてある。分からないものはカタログで調べる。

書き出したものを足すと、その瞬間に必要な量が出る。これが契約している容量を超えているなら、落ちて当然ということになる。

立ち上げの瞬間だけ大きく電気を食う機器もある。モーターや圧縮機が入っているものは、動いているときより始動のときが大きい。

だから、平常時の合計だけでなく、立ち上げが重なる瞬間も考える。ここが落ちる原因になっていることは多い。容量を上げれば基本料金も上がるので、単価の安い安いでんきは【アルカナでんき】 のような供給元に替えて支払いを抑える道も並べて考える。

上げる前に、ずらせないかを考える

容量を上げれば基本料金が上がる。上げずに済むなら、そのほうが安い。

上げずに済ませる方法は、同時に使わないことだ。立ち上げの時間を五分ずつずらすだけで、山が下がる。

決めるのは、順番と時刻になる。人の記憶に頼ると守られないので、紙に書いて貼る。

タイマーで自動的にずらせる機器もある。そうすれば、意思に頼らずに済む。

それでも足りないなら、そのときに上げる判断をすればいい。試した記録が残っていれば、上げる理由も説明できる。

ずらす作業は費用がかからない。まずここを試してから容量の話をするほうが、あとで説明もしやすくなる。

ガスに逃がすという手もある

電気で熱を作っている機器があるなら、それをガスに替えると、電気側の山が下がる。

湯を沸かす、暖める、乾かす。このあたりは、電気とガスのどちらでもできることが多い。

替えると、電気の契約容量に余裕が生まれる。上げずに済むなら、基本料金は据え置きになる。

代わりに、ガスの使用量が増える。だから、ガスの単価がいくらかを先に確かめておく必要がある。

ガス会社を変えて、温泉旅行へ行こう!【ガス屋の窓口】 はガス会社の乗り換えを扱う窓口で、いまの請求書を渡すと切り替えられる先の条件を出してくれる。ガス側に負荷を移すなら、単価を下げてから移したほうが効果がはっきりする。

碍子の並んだ配電の設備

上げると決めたときに確かめること

建物全体の容量に余裕があるかを、まず確認する。テナントとして入っているなら、一室で増やせる幅には限りがある。

盤の交換が必要になることもある。その場合は工事の費用と日程が加わる。

基本料金がいくら上がるかも、事前に出しておく。年額で見れば、判断しやすい金額になる。

一度上げると一定期間は下げられない条件が付くこともある。申し込む前に聞いておく。

工事や盤に触る作業は、資格のある人に頼む。自分でやるものではない。

単価のほうも同時に見る

容量は基本料金に効き、単価は使った分に効く。別の話なので、両方を順に見る。

いまいくらで買っているかは、請求額を使用量で割れば出る。キロワット時あたりの数字が基準になる。

容量を上げるなら、そのついでに供給元も比べておく。どうせ手続きをするなら、一度で済ませたほうが手間が少ない。

比べるときは月額ではなく年額で見る。季節で使用量が動くので、一か月だけを切り取ると判断を誤る。

契約を動かした日付は控えておく。翌年の請求書を読むときに、変化の理由がすぐ分かる。

落ちなくなったあとに確かめる

対策をしたら、その後の一か月で落ちなかったかを確認する。

落ちなくても、ぎりぎりで回っているだけかもしれない。使用量の記録を見て、山がどれくらいまで下がったかを確かめる。

余裕がありすぎるようなら、逆に下げられる可能性もある。上げた直後に下げることは難しいが、覚えておく。

そして、機器を増やすときの手順を決めておく。増やす前に消費電力を足して確かめる、という一手間で、次からは落ちなくなる。

新しい機器を買うときも、消費電力の欄を見る癖をつける。性能ばかり見て決めると、置いてから容量の話をやり直すことになる。

よくある質問

Q. 契約アンペアはどう決めればいいですか。

A. いちばん忙しい瞬間に同時に動かすものの合計から決める。立ち上げが重なる分も見込んでおく。

Q. 上げる手続きに費用はかかりますか。

A. 連絡だけで済むことが多い。ただし盤の交換が要る場合は工事の費用がかかる。

Q. 何度も落ちると機器が壊れませんか。

A. 立ち上げ直しを繰り返すのは機器に良くない。落ちる状態を放置しないほうがいい。

Q. ガスに替えると光熱費は下がりますか。

A. 単価による。電気とガスのそれぞれの単価を出して、同じ作業にかかる金額で比べる。

まとめ

落ちた日時と、そのとき動かしていたものを記録する。三回で共通点が見える。

いちばん忙しい瞬間の消費電力を足す。立ち上げが重なる分も考える。

上げる前に、時間をずらせないかを試す。ずらせれば基本料金は上がらない。

熱を作る機器をガスに移すという手もある。移す前にガスの単価を確かめる。

そして、容量は基本料金、単価は使った分に効く。別の作業として順に見る。