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BUSINESS COLUMN

増やす前にやめる。パソコンと契約とクラウドの棚おろし

公開 ・ 更新

手元の台数も月額の契約も増えるいっぽうです。手放すものと借りるものを分けて数え直す手順、残したものを一枚にまとめる形、空いた時間で何を学ぶかまで書いています。

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机の下に、使っていないノートパソコンが二台あります。引き落としの明細を見ると、名前も思い出せない月額のサービスが四つ並んでいます。どれも「そのうち使うかもしれない」で残ったものです。

新しく何かを始める前に、いま抱えているものを数え直したほうが早いことがあります。減らした結果、そもそも新しいものが要らなくなることも珍しくありません。棚おろしの順番を並べます。

数える前に一覧にする

減らす作業は、数え上げるところから始まります。頭の中で「たしか三つくらい」と思っているものは、書き出すとだいたい倍あります。

見るのは二つの明細です。クレジットカードの引き落としと、事業用の口座。そこから、毎月または毎年引かれているものを全部書き出します。

書き出したら、それぞれに「先月使ったか」を書き添えてください。判断はまだしません。事実だけを並べます。

機械のほうも同じように数えます。動く状態のパソコンとタブレットと携帯を全部並べ、それぞれ最後に電源を入れた日を書きます。思い出せないものは、その時点で使っていません。

家のものと仕事のものを分けずに並べてよいです。どちらも同じ財布から出ています。分けるのは、手放すかどうかを決めた後で十分です。

膝の上でノートに書く手元

持つか、借りるかを分ける

台数と契約を並べると、持つ必要のないものが見えてきます。判断の線は、使う頻度です。

月に何度も使うものは持つ。年に数回しか使わないものは、そのときだけ借りる。この線で切ると、手元に置く台数はかなり減ります。

重い処理をたまにやるだけなら、機械を買い替えるより借りるほうが安く済みます。ブラウザから使えるWindowsの作業環境を月額で用意できる仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』 のような形なら、必要な月だけ契約して、終わったら止められます。手元のノートパソコンは軽いままで構いません。

借りる形にすると、置き場所の問題も消えます。使わない月に机の下を占領しているものが無くなります。これは金額に出てこないぶん、見落とされやすい効き目です。

一方で、毎日使うものを借り続けると割高になります。線を引くのは頻度です。感覚ではなく、先に数えた回数で決めてください。

使っていないものを手放す

使っていないと分かったものは、その月のうちに手放してください。「もう少し様子を見る」は、来月も同じことを言います。

機械は、値段が付くうちに動かします。五年前のノートパソコンでも、動く状態なら査定が付くことがあります。動かないものは、データを消してから引き取りに出します。

月額のサービスは、解約の画面の場所を先に探してください。探すのに十分かかると分かった時点で、やめる決心が鈍ります。

解約の前に、中身だけは手元へ書き出しておきます。戻したくなるのは契約ではなく中身です。書き出してさえいれば、必要になったときに入り直せば済みます。

機械を渡すときは、初期化だけで安心しないでください。売る場合も引き取ってもらう場合も、データの扱いをどうするかを先に確かめてから渡します。

書き物机の上

残すものを一か所にまとめる

減らした後は、残ったものを一か所に寄せます。契約の一覧、更新月、支払い方法、解約の窓口。この四つを一枚にしておいてください。

置き場所は、自分のサーバーでも、共有のクラウドでもかまいません。条件は、自分以外の人が見ても分かることです。

更新月が分かる形にしておくと、翌年の見直しが十五分で終わります。毎年ゼロから明細を追う人と、一枚を開くだけの人では、続き方が違います。

一枚には、やめたものも消さずに残しておいてください。「いつやめたか」が分かると、また必要になったときの判断が早くなります。二年前にやめて困らなかった、という事実そのものが材料になります。

支払いに使っているカードの期限も書き添えます。カードが切れて止まる契約は、忘れた頃に出てきます。

空いた時間の使い道を先に決める

減らすと、時間が空きます。ここを決めておかないと、空いた時間はすぐに別の忙しさで埋まります。

使い道は二つに分けて考えると決めやすいです。稼ぐ力を上げることに使うか、暮らしの余白に使うか。前者なら、資格の勉強や、人に説明する力を学ぶことに向きます。

後者なら、体を動かす時間や、社会との関わりに使う手もあります。健康な人を対象にした募集もあり、無料で会員登録して条件の合う案件だけ選べる完全無料の治験バイト探し のような仕組みなら、都合の付く日程だけ受けられます。

増やすときの条件を決める

減らした後、必ず何かを増やしたくなります。そのときのために、条件を先に決めておいてください。

たとえば「一つ増やすなら一つやめる」。あるいは「三か月使わなかったら自動でやめる」。決めておけば、増やすかどうかで毎回悩まずに済みます。

決めた条件は、契約の一覧と同じ紙に書いておきます。増やす場面で見返せなければ、決めた意味がありません。

よくある質問

Q. 使っていないものを手放すのが不安です。

A. データだけ手元に書き出してから解約してください。多くの場合、戻したくなるのは中身であって契約ではありません。

Q. 買うのと借りるの、どちらが安いですか。

A. 使う頻度で決まります。月に何度も使うなら買う、年に数回なら借りる。この線でだいたい合います。

Q. 古いパソコンはどこで手放せばよいですか。

A. 動くものは買取の査定に出し、動かないものは回収に出します。どちらの場合も、先にデータを消してから渡してください。

Q. 空いた時間で何を学ぶか決まりません。

A. この一年で人に説明するのに苦労したことを書き出してください。そこが、学ぶと効果の出る場所です。

まとめ

減らす作業は、明細を書き出すところから始まります。頭の中の数は、だいたい実際の半分です。

持つか借りるかは、使う頻度で切ってください。年に数回のものを抱え続ける理由はありません。

使っていないものは、その月のうちに手放します。値段が付くうちに動かすのが得です。

残したものは一枚にまとめ、更新月を書いておいてください。翌年の見直しが十五分で終わります。

そして、空いた時間の使い道を先に決めること。決めないと、別の忙しさで埋まって終わります。