暮らしと仕事のヒント

暮らし・仕事・サービス選びに役立つ実用コラム

BUSINESS COLUMN

自社サイトの問い合わせフォーム。項目を減らして届く数を増やす

公開 ・ 更新

項目が多いほど、送る前に離脱されます。減らす順番と、フォームが不正アクセスや改ざんの入り口にならないよう脆弱性を点検する手順をまとめます。

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

問い合わせフォームを開いてみると、必須の項目が十四ありました。会社名、部署名、役職、電話番号、郵便番号、住所。まだ何も相談していない相手に、これだけ書かせています。

書いている途中で閉じた人は、こちらには見えません。届いた数だけを見ていると、フォームは正常に動いているように見えます。ここでは、自社サイトの問い合わせフォームから項目を削る手順と、削るついでにやっておきたい点検を並べます。手を入れるのは一日で終わります。

届いていない数は見えない

減っているのに、減っていることに気づけません。

フォームを開いた数と、送信された数。この二つを比べると、途中で消えた人の割合が出ます。半分以上が消えているなら、内容ではなく項目の数が原因です。多くのサイトで、ここは測られていません。

測る仕組みが無いなら、まず項目を減らしてみて、届く数が変わるかを見るだけでも構いません。

本当に要るのは三つ

返事を返すのに必要なものだけを残します。

名前、連絡先、用件。この三つで返事は書けます。会社名も、役職も、住所も、返事の後で聞けば済みます。相手が本気で相談したいなら、二回目のやりとりで教えてくれます。

「後で営業が困るから」という理由で残っている項目が、たいてい半分あります。困るのは、届いてからの話です。届かなければ困る機会もありません。

サイトの土台も同時に見ておきます。Webセキュリティサービス【SiteLock(サイトロック)】をご入力下さい。 のように脆弱性を診断して改ざんを監視する形にしておくと、フォームの周りに仕込まれたものにも気づけます。入力欄は、外から触れる数少ない場所です。

選ばせる項目は、選択肢を減らす

「お問い合わせ種別」に十二個並んでいると、そこで手が止まります。

自分がどれに当たるか分からないからです。三つか四つに減らして、最後に「その他」を置いてください。分類はこちらの都合なので、相手に細かく選ばせる必要はありません。

そもそも用件の欄に書いてもらえば、種別は読めば分かります。

電話番号を必須にしない

電話が来ると分かっている相手は、番号を書きません。

書かないのではなく、送るのをやめます。電話でしか話せない案件なら任意にして、「お電話でのご連絡を希望される方は」と添えるだけで足ります。必須にした瞬間に、静かに相談したい人が消えます。

同じ理由で、郵便番号と住所も外します。資料を郵送する場面が本当にあるなら、そのときに聞けば済みます。

看板の並ぶ街路

送信ボタンの手前を軽くする

最後の一歩で止まる人がいます。

長い同意文、読みにくい確認画面、入力し直しを求めるエラー。ここで消えます。エラーを出すなら、どこが悪いのかをその場に表示してください。一番上に「入力に誤りがあります」とだけ出す形は、探させるだけです。

確認画面は、無くしても構いません。書いた内容がそのまま送られるほうが、迷いは少ない。

フォームは、外から触れる入り口でもある

減らす作業のついでに、安全のほうも見ておきます。

入力欄は誰でも触れます。放置された古い仕組みは、不正アクセスの入り口になったり、大量の迷惑な送信で受信箱が埋まったりします。届いた問い合わせに本物が混ざっていても、埋もれて見つけられません。

置き場所そのものが古いなら、そこも検討してください。法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+ byGMO」の詳細はこちら のような法人向けのレンタルサーバーへ移すと、更新の当て方や設定を管理画面から扱えるようになり、放置される期間が短くなります。

コーヒーの入ったカップ

送信できたことを、はっきり伝える

押した後に何も起きないと、二度押されます。

送信後の画面には、「送りました」と大きく書いてください。加えて、いつ返事が来るかを一行添えます。「二営業日以内にご連絡します」とあるだけで、待つ側の不安が減り、催促の電話も減ります。

自動の返信メールも同じです。届いた内容をそのまま載せておくと、相手の手元に控えが残ります。

届いた後の速さのほうが効く

項目を減らしても、返事が三日後では意味が薄れます。

一次の返事だけでも、その日のうちに返してください。内容は「受け取りました、担当から改めて連絡します」で構いません。自動の返信でも効果はありますが、一行でも人が書いたほうが残ります。

届いた問い合わせを誰が見るかも決めておきます。共有の受信箱に入るだけで誰の担当でもない状態が続くと、項目を減らした効果がそこで消えます。

迷惑な送信への対処は、必須項目を増やさない方向で

大量の自動送信に困ると、項目を増やしたくなります。

その対処は逆効果です。困っているのは自動の送信で、増えた項目に困るのは人間のほうです。画像の認証や、送信の間隔で防ぐ方法を先に試してください。

三か月後に測り直す

減らしたら、効果を確かめます。

届いた件数と、そのうち返事につながった件数。この二つを前と比べてください。件数だけ増えて中身が薄くなったなら、用件の欄の書き方を変えます。項目を戻す必要はありません。

用件の欄に、書き出しの例を薄く表示しておくのも効きます。「◯◯について相談したい」と一行示すだけで、白紙の欄を前に固まる人が減ります。

よくある質問

Q. 項目はいくつまで減らせますか。

A. 名前、連絡先、用件の三つで返事は書けます。残りは返事の後で聞けば足ります。

Q. 電話番号は必須にしないと困りませんか。

A. 必須にすると、静かに相談したい人が送るのをやめます。任意にして、希望する人に書いてもらってください。

Q. 迷惑な自動送信が多いのですが。

A. 項目を増やす方向では解決しません。画像の認証や送信間隔の制限で防いでください。

Q. フォームの安全面で見るところは。

A. 入力欄は外から触れる数少ない場所です。脆弱性の点検と改ざんの監視を入れて、放置される期間を短くしてください。

まとめ

途中で消えた人は見えません。開いた数と送られた数を比べます。

必要なのは名前、連絡先、用件の三つ。残りは返事の後で聞きます。

電話番号と住所は任意にする。必須にした瞬間に人が減ります。

フォームは外から触れる入り口でもあります。脆弱性の点検を同時にやってください。

減らしたら三か月後に測り直す。件数と、返事につながった数の二つを見ます。