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英語の勉強が続かない。意志ではなく仕組みの側で支える

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三日でやめるのは珍しくありません。教材を一つに絞る、受講の時間を先に予定へ入れる、英文を読む量を決める。続けるための条件を、学ぶ前に整えておきます。

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今年こそ英語をやろうと決めて、三日でやめた。これを何年か繰り返している人は少なくありません。

意志の強さの話にしてしまうと、来年も同じ結果になります。続く人は、続く条件を先に作っています。仕組みの側から手をつけます。

やめる理由はだいたい三つ

続かなかった人に理由を聞くと、答えはほぼ三つに収まります。時間が取れない、進んでいる実感がない、量が多すぎる。

このうち二つは、教材の選び方で減らせます。残る一つは、生活の側を動かす必要があります。

自分がどれで止まったかを思い出します。前回と同じ止まり方をするなら、そこを先に直さないと今回も同じです。

「やる気が続かなかった」は理由になりません。もう少し具体的に言葉にすると、対処できる形になります。

机に置いたノートと飲み物

読む量を決めてしまう

今日どこまでやるかを毎日決めるのは、思っている以上に負担です。決める作業だけで気力を使います。

英語の正しい読み方を身につけよう は英文を四十四回に分けて読み進める講座で、一回ぶんの分量が決まっています。開けばその日の範囲が始まるので、迷う時間がありません。

分量が決まっていると、終わった感覚も得られます。「今日はここまで」が明確なほうが、翌日の腰が軽くなります。

自分で区切る場合は、ページ数ではなく時間で決めます。難しい箇所に当たった日に、ページ数だと終わりません。

時間帯を固定する

空いた時間にやろうとすると、空きません。時間帯を決めて、そこに置きます。

朝が取りやすい人と、夜が取りやすい人がいます。一週間試して、実際にできたほうを採用します。

固定するときは、すでにある習慣にくっつけます。朝の一杯を飲みながら、通勤の電車で、寝る前の歯磨きの後。単独で新しい時間を作ろうとすると失敗します。

外からきっかけが来る形にする

自分で机に向かう決心を毎日するのは、実は難しいことです。外から届く形にすると、その決心が要らなくなります。

2ヶ月で完成! TOEICリーディング対策 はメールで教材が届く講座なので、受信箱を開いた時点で今日の分が目の前にあります。始めるまでの手間が一段減ります。

音声で聞ける形なら、移動中や家事の合間にも進められます。座って机に向かう時間だけを学習と考えないほうが、続く時間は増えます。

届いたものを溜めてしまう人は、開かなかった日に一分だけ見る、と決めておきます。ゼロの日を作らないことが効きます。

白黒で写した机上の端末と手帳

教材を一つに絞る

三冊買って三冊とも二十ページで止まる。これがいちばん多い失敗です。

一つ終わってから次を買う、と決めます。並行して進めると、どれも中途半端に終わります。

途中で他の教材が気になったら、名前だけ書き留めておきます。買うのは今のものが終わってからです。

替えるのは、三か月やって合わなかったときだけにします。二週間で替えるのは早すぎます。

進んだことを見えるようにする

英語の力は、日単位では変化しません。だから、変化を実感できないまま止まります。

やった日に印を付けます。続いた日数が見えるだけで、途切れさせたくない気持ちが働きます。

三か月に一度、始めた頃の教材に戻ってみます。すらすら読めるようになっていることに気づくと、続ける理由ができます。

数字で測りたいなら、同じ形式の問題を三か月ごとに解きます。毎月測ると、誤差に振り回されます。

使う場面を先に入れる

学ぶ理由が「いつか役に立つから」だと、優先順位が上がりません。日付の入った予定を作ります。

海外の取引先とのやりとり、旅行、試験の申し込み。何でもよいので、日付を先に決めます。

申し込んでしまうのがいちばん効きます。費用を払った後は、やらない理由が減ります。

社内で同じことをしている人がいれば、月に一度進み具合を伝え合います。競う必要はなく、続けていることを言うだけで十分です。

完璧を求めない

分からない単語を全部調べていると、一ページに一時間かかります。それでは続きません。

八割分かればよいことにします。文脈で推測する力も、実務では必要な技能です。

前に戻らないと決めるのも効きます。分からない箇所に付箋を貼って、そのまま進みます。三週間後に戻ると、意外に分かるようになっています。

途中で数日空いても、そこでやめないことです。空いた日を取り戻そうとせず、その日の分から再開します。

会社が支える場合の設計

社員に学んでもらう立場なら、同じことを制度の側でやります。本人の意志に任せる部分をできるだけ減らします。

就業時間内に枠を作るのが、いちばん効きます。費用を出すより参加率が上がるというのは、多くの職場で共通しています。

教材は会社が選んで配ります。各自に探させると、探すところで数週間が過ぎます。分量が決まっているものを選べば、進み具合も揃います。

誰が続いているかを公開しないことです。報告を求めると、途中でやめたことを知られたくない人が、そもそも始めません。数えるのは人数だけにします。

三か月後に半分が続いていれば上出来です。切っているなら、量か時間帯の設計を直します。本人のやる気の問題にすると、次も同じ結果になります。

よくある質問

Q. 一日どのくらいやればよいですか

A. 十五分で十分です。週末にまとめるより続きます。取れない日は一分でよいことにして、ゼロの日を作らないでください。

Q. 何を使えばよいですか

A. 一つに絞ってください。分量が決まっているものか、外から届く形のものが続きやすいです。三冊並行させると三冊とも止まります。

Q. 分からない単語は全部調べますか

A. 調べません。八割分かればよいことにしてください。全部調べると一ページに一時間かかり、そこでやめることになります。

Q. 数日空いてしまいました

A. 取り戻そうとせず、その日の分から再開してください。空白を埋めようとして量を増やすと、そのまま終わります。

まとめ

やめた理由を具体的にします。時間か、実感か、量か。前回と同じ止まり方をしないためです。

分量が決まっている教材を選びます。今日どこまでやるかを決める作業が負担になります。

時間帯を固定し、すでにある習慣にくっつけます。

外から届く形にすると、始める決心が要りません。

一つに絞ります。八割分かればよいことにして、分からない箇所は付箋を貼って進みます。