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サーバーを借りる前に決めること。用途と規模から選ぶ

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用途を一行で書き、規模を数字にする。共用とVPSと専用の違い、後から構成を変えられるか、止まったときの扱いまで、契約前の確認事項です。

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比較の記事を三本読んで、どれも違うサービスを勧めていました。速さで選べという記事もあれば、料金で選べという記事もあります。読み終えて残ったのは、結局どれが自分に合うのか分からない、という感覚だけでした。

比較の記事が役に立たないのは、自分の条件を書き出していないからです。条件が決まっていれば、候補は二つか三つに絞れます。決めるべきことを順に並べます。

用途を一行で書く

最初に、そのサーバーで何を動かすのかを一行にしてください。ここが決まらないと、どの数字を見ればよいかも決まりません。

会社案内のページを置くだけなのか、予約や問い合わせを受けるのか、社内向けの仕組みを動かすのか、動画や画像を大量に配るのか。

一行で書けないなら、まだ決まっていません。人に説明できる形になるまで、契約は待ってください。

用途が二つ以上ある場合は、分けて考えます。一つの契約に押し込むと、どちらにも合わない構成になります。

承認の場になる会議机

規模を数字にする

次に、規模を数字にします。感覚ではなく、数字です。

見るのは三つ。一日にどれくらいの人が来るか、置くデータが何ギガバイトか、同時に何人が使うか。

すでに運用しているサイトがあるなら、いまの数字を確かめてください。これから作る場合は、多めに見積もらないほうが安全です。始めたばかりのサイトに、一日千人は来ません。

数字が小さいことを恥ずかしがらないでください。小さいなら、安い枠で足ります。それは正しい判断です。

共用・VPS・専用を分ける

選択肢は大きく三つです。一台を大勢で分け合う共用、一台を仮想的に区切って割り当てるVPS、そして丸ごと使う専用。

共用は安く、設定もほとんど不要ですが、同居している他人の影響を受けます。VPSは自由度が高い代わりに、自分で設定する部分が増えます。専用は影響を受けませんが、費用が上がります。

会社案内なら共用で足ります。自社の仕組みを動かすならVPS以上です。法人の名義で契約でき、請求書での支払いに対応する独自SSL付きレンタルサーバー「iCLUSTA+ byGMO」詳しくはこちら のような借り先を選んでおくと、経理の処理も普段の買い物と同じ流れに乗ります。

迷ったら、下から始めてください。上げるのは簡単で、下げるのは気が引けます。

後から変えられるかを見る

契約前に必ず見るのが、後から構成を変えられるかどうかです。

増えたときに、容量や性能だけを足せる形なら、引っ越しをせずに済みます。契約したまま構成を変えられる法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+ byGMO」の詳細はこちら のような形は、伸びるかどうか分からない段階では特に向きます。

逆に、変えるには解約して契約し直すしかない形もあります。この場合、データの移動とドメインの切り替えが発生します。

移す作業は、思っているより丸一日かかります。 その日を作れるかどうかも、判断の材料に入れてください。

決裁を待つ席

止まったときの扱いを確かめる

サーバーは止まります。年に数時間は落ちると思っておいてください。見るべきは、止まらないかどうかではなく、止まったときの扱いです。

確かめるのは三つ。障害の情報がどこに出るか、問い合わせの窓口が何時まで開いているか、データの控えが何日前まで戻せるか。

三つ目が抜けていると、消えたときに何もできません。契約前に、戻せる日数を確かめてください。

自分の側でも控えを取ってください。相手の控えは、契約が切れると一緒に消えます。

誰が管理するかを決める

契約するより先に、誰が管理するかを決めておいてください。ここが決まっていないと、数か月後に誰も触れなくなります。

決めるのは、管理画面に入れる人、更新作業をする人、支払いを管理する人の三つの役割です。一人が兼ねても構いませんが、名前を書いておきます。

管理画面の入り口と認証の情報は、その人だけが知っている状態にしないでください。退職や休職で、誰も入れなくなります。

外部に頼む場合も、契約の名義は自社にしてください。名義が相手にあると、関係が切れたときに移せません。

費用の見方

月額だけで比べないでください。初期費用、更新後の金額、追加した場合の単価まで含めて比べます。

とくに更新後です。初年度が割引で、二年目から倍になる契約は珍しくありません。二年目の金額で払い続けられるかを見てください。

追加の単価も見ておきます。容量を十ギガバイト足すのにいくらかかるか。ここが高い契約は、増えたときに効いてきます。

年払いにすると一割ほど安くなりますが、途中解約の扱いは契約ごとに違います。返金されない前提で決めてください。

契約したら控えを作る

契約が済んだら、その日のうちに一枚の控えを作ってください。後から作ろうとすると、まず作られません。

書くのは六つ。契約先、契約日、更新日、月額、管理画面の入り口、サポートの連絡先。

紙でも構いません。大事なのは、自分以外の人が見ても分かる形にしておくことです。

この控えは、家の契約でも同じように使えます。回線、電気、保険。一枚にまとまっているだけで、見直しの時間が半分になります。

よくある質問

Q. 速さはどのくらい気にすべきですか。

A. 表示が数秒かかるようなら気にしてください。ただし遅さの原因は、サーバーより画像の大きさにあることが多いです。

Q. 共用から始めて後悔しませんか。

A. しません。足りなくなってから移れば十分です。最初から上の枠を契約して、使い切れずに払い続けるほうが損です。

Q. 海外のサービスは避けるべきですか。

A. 費用は安い場合があります。ただし問い合わせが日本語で通じるか、支払いの形式が経理で扱えるかを先に確かめてください。

Q. 契約の名義を個人にしてしまいました。

A. 多くの場合は名義変更の手続きがあります。手数料や必要な書類が異なるため、契約先に確かめてください。

まとめ

用途を一行で書けるまで、契約は待ってください。書けないなら、まだ決まっていません。

規模は数字にします。訪問者数、データの量、同時に使う人数の三つです。

迷ったら下から始めてください。上げるのは簡単で、最初から上を選ぶと使い切れません。

後から構成を変えられるかは、契約前に確かめます。移す作業は丸一日かかります。

そして、誰が管理するかを先に決めてください。決めていない契約は、数か月後に誰も触れなくなります。