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家の掃除まで手が回らない時期。人に頼む範囲を決める

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下げてよい基準を決め、時間のかかる場所だけ外に出す。時間で頼む形の使い方と、落ち着いたら元に戻す日の決め方までを整理しました。

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子どもが小さい時期や、親の介護が始まった時期は、一日の時間の使い方がまるで変わります。仕事の量は減らないのに、自由に使える時間だけが消えていく。そういう数か月から数年が、誰にでも訪れます。

このとき最初に犠牲になるのが、家の掃除です。目に見えて困るわけではないので後回しにされ、気づくと半年たっている。そして、たまった状態を見るたびに気持ちが重くなります。

やり方は二つしかありません。基準を下げるか、人に頼むか。両方を組み合わせるのが現実的です。どこまで自分でやり、どこから外に出すのかを決めてしまえば、この時期は乗り切れます。

基準を下げるところから始める

毎日やっていたことを、週に一度にする。週に一度やっていたことを、月に一度にする。これだけで、体感の負担はかなり変わります。

大事なのは、どこを下げてもよくてどこは下げられないかを決めることです。においが出る場所と、衛生に関わる場所は下げられません。逆に、見た目の問題でしかない場所は下げて構いません。

台所の排水口と、浴室の水気。この二つは頻度を保ちます。放置すると、落とすのに何倍も時間がかかるようになるからです。

床の拭き掃除や窓のさんは、月に一度でも困りません。誰も困らないところを我慢して続けても、消耗するだけです。

決めたら紙に書いて、見える場所に貼ります。頭の中の基準は、疲れているときに必ず上がってしまいます。書いてあれば、「今日はここまででいい」と自分に言えます。

同居している人にも見せてください。基準がずれていると、片方だけが不満をためます。書かれた紙があれば、責める言い方をせずに済みます。

汚れは、薄いうちなら短時間で落ちます。逆に、放置するほど落とすのに時間がかかるようになる。だから頻度を落とすときは、落ちにくくなる場所から順に守るのが合理的です。

落ち着いて作業できる机

外に出す範囲を決める

頼む範囲は、「時間がかかるわりに毎日は必要ない場所」から選びます。浴室、換気扇、窓まわり、玄関。どれも自分でやると半日仕事です。

範囲を絞るほど、頼んだときの効果は大きくなります。家全体を漠然と頼むより、「ここだけ」と決めたほうが同じ時間で成果が出ます。

一度きれいにしてもらえば、あとは自分で維持できる場所が多い。定期で頼み続ける必要はなく、リセットとして使う考え方もあります。

初回は立ち会うことを勧めます。指示のずれが減りますし、次からどう頼めばよいかも決まります。二回目からは、留守のあいだに入ってもらう形でも問題ありません。

介護をしている家なら、入ってもらう時間帯にも配慮が要ります。本人が落ち着いている時間に合わせるだけで、当日の負担がまったく違います。

小さい子どもがいるなら、洗剤の扱いも先に伝えておきます。使ってほしくないものがあるなら、その場で言うより事前のほうが確実です。

時間で頼むという形

作業の内容ごとに料金が決まっている形だと、頼みたい場所が対象外ということが起きます。時間で買う形なら、その制約がありません。

積み重ねた資料

一時間単位で来てもらえる【アールクリーニング】 なら、まず一時間だけ試すという入り方ができます。合わなければ続けなければいいので、始めるときの負担が軽い。

やってほしい場所は、順番を紙に書いて渡します。当日に考えると、そこで時間が減ります。優先したい場所を上から並べるだけで十分です。

物が置いてある場所は、前の晩に十分だけ動いてどけておきます。片付けから始めると、その時間ぶん清掃が減ります。

期間を区切って頼むという使い方もあります。ご依頼はこちらから のような形なら、忙しい数か月だけ入ってもらい、落ち着いたらやめることができます。ずっと続ける契約にする必要はありません。

頼むことを引け目に思わない

自分でやるべきだ、という前提がいちばん場を重くします。誰かが黙って引き受けている状態は、費用が見えていないだけで、確かに払われています。

家族の誰かがひとりで抱えているなら、それは分担ではありません。外に出す選択肢を最初から卓上に置いておくほうが、家の中の空気がよくなります。

自分の時間を一時間いくらで見積もって比べてください。半日かけて中途半端に終わる作業なら、頼んだほうが安いという計算になることが多い。

睡眠を削って掃除をしているなら、それは一番高い買い物です。体調を崩せば、仕事も介護も止まります。優先順位としては、休むほうが上です。

周りに言いにくいと感じるなら、言わなくて構いません。家のことをどう回しているかは、報告する義務のあるものではありません。

元に戻す日を決めておく

この時期がずっと続くわけではありません。子どもが手を離れる、介護の形が変わる。状況が変われば、自分でやれる範囲も戻ります。

半年に一度、決めた基準を見直す日を作ってください。下げたままにしておくと、戻せる時期が来ても戻しません。

戻すときも、いきなり全部戻さないほうがいい。一つずつ戻して、無理がなければ次に進む。それで十分です。下げたままで問題なかった項目は、そもそも要らなかったということです。

記録は三行で足りる

何を頼んだか、いくらだったか、どこまで自分でやると決めたか。この三行を紙に残しておきます。

次に忙しい時期が来たときに、同じことを一から考えずに済みます。過去の自分が決めたことは、たいてい今回も使えます。

よくある質問

Q. どこから頼むのがいいですか

A. 時間がかかるわりに毎日は必要ない場所からです。浴室と換気扇が代表で、自分でやると半日かかります。

Q. 一時間だけでも頼めますか

A. 頼めます。範囲を絞って伝えるほど、一時間の成果は大きくなります。

Q. 立ち会う必要はありますか

A. 初回は立ち会うことを勧めます。指示のずれが減り、次からの頼み方も決まります。

Q. ずっと続けないといけませんか

A. 続ける必要はありません。忙しい期間だけ入ってもらい、落ち着いたらやめる使い方ができます。

まとめ

下げてよい基準を決める。時間のかかる場所だけ外に出す。落ち着いたら戻す日を決めておく。この三つを紙に書いてしまえば、手が回らない時期でも家は保てます。