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事業ごみの分別と回収契約。家庭ごみと同じに扱えない理由

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会社から出るごみは家庭ごみとして出せません。区分の考え方、回収業者との契約、保管場所、書類の保存についてまとめます。

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近所の集積所に会社のごみを出していたところ、回収されずに残されていました。張り紙には、事業系のごみは出せないと書かれています。何年もそうしてきたため、正しい出し方を誰も知りません。

会社から出るごみは、家庭ごみとは扱いが違います。この記事では、区分の考え方から契約、保管、分別の定着までを整理します。

家庭ごみとして出せない理由

排出したのが事業者かどうかで、区分が変わります。

事業活動に伴って出たごみは、事業者の責任で処理するのが原則です。自治体が行う家庭ごみの収集は、原則として家庭から出るものを対象にしています。量が少なくても、この扱いは変わりません。個人事業でも同じ考え方になります。

事業から出るごみは、さらに二つに分かれます。法令で種類が定められている産業廃棄物と、それ以外の事業系一般廃棄物です。

この区分は、品目だけでなく業種によって変わるものがあります。 同じ紙くずでも、業種によって扱いが違うことがあるということです。自社のごみがどちらに当たるかは、思い込みで決めず、自治体の廃棄物担当課に確認してください。誤った区分で出すと、回収されないだけでなく、責任を問われることがあります。

確認先は、自治体の担当課、加入している業界団体、契約する回収業者の三つです。言うことが食い違う場合は、自治体の説明を基準にしてください。

分別の表示がある回収容器

何が出ているかを把握する

契約の前に、量と種類を知っておきます。見積を取るときにも、この情報がないと条件がそろいません。

書き出すのは、日常的に出るもの、定期的に出るもの、不定期に出るもの、そして特別な扱いが要るものです。日常的に出るのは紙、生ごみ、包装、飲料容器。定期的に出るのはシュレッダーくずや梱包材。不定期に出るのは什器や機器とその梱包。特別な扱いが要るのは電池、蛍光管、機密書類、油、薬品といったものです。

量は、一週間分を数えるところから始めてください。袋の数と大きさを記録し、繁忙期との差も見ておきます。分別したときに何がどれだけ減るかも、この段階で見当がつきます。

特別な扱いが要るものは、先に洗い出してください。通常の回収に混ぜられないものがあり、混ぜると回収されないか、追加費用として請求されます。

減らせるものも同時に探します。梱包材と紙が大半を占めることが多く、発生した後に処理するより、発生源で減らすほうが安く済みます。納品時の梱包を簡素にしてもらえないか、取引先に相談するところまで含めて考えてください。

回収の契約をどう結ぶか

「取りに来てもらう」だけの契約ではありません。

確認するのは、区分に応じた許可を持つ業者か、回収の頻度と曜日、置き場所と出す時間帯、容器は自社で用意するのか、料金の計算方法です。料金は重量制、容積制、袋の数、定額と方式が分かれます。方式が違う見積を並べても比べられないため、自社の量を伝えて同じ前提で出してもらってください。

契約前に、追加費用が出る条件、回収できないものの一覧、年末年始や連休の扱い、解約の条件も見ておきます。分別が不十分だった場合の扱いは、契約書のどこに書いてあるかまで確認してください。

許可の有無は必ず確認します。区分に応じた許可のない業者に渡すと、委託した側の責任が問われます。許可証の写しをもらって保管する運用にしてください。

産業廃棄物では、管理票の交付と保存が必要になります。誰が交付し、どこに何年保存するのかを決めてください。要否と保存期間は、自治体と業者に確認します。社内で消費するものを見直すと、出るごみの種類も変わります。

保管場所を決める

回収日までの置き方で、苦情と害虫が決まります。

決めるのは、屋内か屋外か、雨風をしのげるか、近隣から見える場所か、搬出しやすい動線か、鍵をかけるかです。機密書類を含む場合は、施錠できる場所が前提になります。

置き方でとくに気をつけるのは、生ごみを長く置かないこと、段ボールを積み上げないこと、通路や消火設備の前を塞がないこと、容器に何を入れるかを表示することです。

段ボールは害虫の温床になります。畳んで屋内に溜めない運用にしてください。届いた当日に開梱して屋外の保管場所へ出す、という決め方が現実的です。

近隣から見える場所に置く場合は、においと見た目の両方に配慮が要ります。苦情は一度出ると回収の頻度を上げるしかなくなり、費用が増えます。

屋外に並ぶ回収容器

分別を続けさせる工夫

表示がなければ、分別は定着しません。

やるのは、容器の色や形を分けること、写真つきの表示を貼ること、迷うものの置き場を作ること、入社時に説明すること、そして定期的に中身を見ることです。表示は文字だけだと読まれません。実物の写真を貼るほうが確実です。

うまくいかない原因は、たいてい四つのどれかです。容器が遠い、区分が細かすぎる、判断に迷うものが多い、表示が古い。

最大の要因は距離です。分別してほしいなら、容器を近くに置いてください。守られない理由のほとんどがこれです。席から十歩以上離れていれば、近い容器に入れられます。

区分は細かくしすぎないでください。増やすほど間違いが増えます。回収業者が求める区分に合わせるのが基本で、それ以上に細かくする必要は多くありません。定期の回収に載らない大きな物が溜まっているなら、【不用品回収】業界最安値に挑戦中!作業実績20万件突破 のようなスポットの回収を一度入れて、容器と動線を作り直す前に片づけてしまうほうが早いです。

特別な扱いが要るもの

通常の回収に混ぜられないものがあります。

代表的なのは、機密書類、電池や蛍光管や一部の照明器具、電子機器、油や薬品、そして什器や大型のものです。機密書類は、溶解や裁断の記録が求められる場合があります。

それぞれ、引き取りの窓口が別かどうか、処理の証明が出るか、費用の計算方法、回収までの保管方法を確認してください。

電子機器は、ごみとして出す前にデータの消去が必要です。処分の記録と消去の記録は別のものとして残してください。業者に消去まで依頼する場合は、証明書が出るかを契約前に確認します。

期限が切れた食品類が出ることもあります。給湯室や冷蔵庫の中が汚れたまま溜まっているなら、今だけ☆感謝キャンペーン実施中【アールクリーニング】 のような清掃の業者に一度入ってもらい、片づけと清掃をまとめて済ませる形もあります。

よくある質問

Q. 量が少なければ家庭ごみで出せますか。

A. 量にかかわらず、事業活動に伴って出たごみは事業者の責任で処理します。判断に迷う場合は自治体の担当窓口に確認してください。

Q. 産業廃棄物と事業系一般廃棄物の違いは何ですか。

A. 法令で定められた種類が産業廃棄物で、それ以外が事業系一般廃棄物です。品目だけでなく業種で変わるものがあるため、自治体に確認してください。

Q. 回収業者はどう選びますか。

A. 区分に応じた許可を持っていることが前提です。そのうえで、頻度、料金の計算方法、追加費用の条件をそろえて比べてください。

Q. 分別が定着しません。

A. 容器の位置を見直してください。遠いと近い容器に入れられます。区分は回収業者が求める範囲にとどめ、写真つきの表示を貼ります。

まとめ

会社から出るごみは、家庭ごみとは扱いが違います。量が少なくても変わりません。

区分は品目だけでなく業種で変わります。自社のごみがどちらに当たるかは、自治体に確認してください。

業者を選ぶときは、区分に応じた許可があるかが前提です。許可のない相手に渡すと、委託した側の責任が問われます。

保管では、段ボールを溜めないこと。害虫の温床になります。

そして、分別が定着しない原因の多くは容器が遠いことです。区分を増やす前に、位置を見直してください。