BUSINESS COLUMN
何人かで道具を共同で持つとき。置き場と支払の決め方
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誰の物か曖昧なまま増えていくと、置き場も費用も揉めます。倉庫を借りて保管を一か所にまとめ、支払と持ち分を紙に書いておくと、抜けるときにも困りません。
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何人かで一緒に道具を買った。そのときは全員が乗り気で、細かいことは決めませんでした。
二年たつと、置き場が一人の家になっていて、修理の費用も同じ人が出しています。誰も悪くないのに、少しずつ不公平がたまっていきます。
こうなる前に決めておくことは、実はそれほど多くありません。誰の物か、どこに置くか、お金をどう出すか。この三つです。
誰の持ち物かを紙にする
共同で持つと言っても、法律の上では誰かの名義になります。曖昧にしたままだと、抜けるときに揉めます。
買った日、金額、出した人と金額の内訳。これを一枚に書いて、全員が写しを持ちます。
大げさに見えても、二年後にはこの紙しか残りません。記憶は必ず食い違います。

置き場を誰かの家にしない
一人の家に置くと、その人が管理と出し入れの手間を全部負います。目に見えない負担なので、感謝もされません。
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のような貸し収納を共同の置き場にすれば、誰の家でもない場所に置けます。鍵の受け渡しの取り決めさえ作れば、全員が同じ条件で使えます。
料金は広さで決まるので、人数で割れば一人あたりの負担は小さくなります。大きい道具を家に置いている人がいるなら、その部屋の広さのほうがずっと高くついています。
使う順番の決め方
先着にすると、まめな人だけが使うことになります。予約の表を一つ作ります。
紙でも画面でも構いません。全員が同じ表を見ていることが条件です。
繁忙の時期が重なる仕事同士なら、共同で持つこと自体が向いていません。買う前に、使う時期が重ならないかを確かめます。
費用の出し方を決める
買うときの分担だけでなく、その後にかかるお金も先に決めます。保管の料金、修理、消耗品、保険。
毎月の請求をまとめて受ける人を一人決めて、その人が全員へ精算します。全員がばらばらに払う形は、必ず抜けが出ます。
会計の記録も残します。一年分の支払を並べて年に一度共有すれば、負担の偏りがその場で見えます。

立て替えが重なったとき
まとめ役の人は、精算までの間ずっと立て替えることになります。金額が大きいと、その人の資金が詰まります。
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のように売掛の請求書を期日前に現金化する形を使えば、入金を待たずに支払へ回せます。手数料が引かれるので、金額と急ぎ具合を見て使い分けます。
そもそも立て替えの期間が長くなりすぎない形にするのが先です。精算を月末に固定するだけでも、詰まり方が変わります。
壊れたときと抜けるとき
修理の費用を誰が出すかは、使っていた人か、全員かで割れます。先に決めておかないと、そのときの空気で決まります。
抜ける人が出た場合の扱いも決めます。出した金額を返すのか、持ち分を他の人が買い取るのか。
道具を手放すときに売れた金額の分け方も、同じ紙に書いておきます。処分の費用がかかる場合も同じです。
一年に一度だけ見直す
決めたことが実態に合っているかを、年に一度だけ確認します。
使っていない人がいるなら、その人は抜けたほうが双方のためです。惰性で続けると、関係のほうが傷みます。
見直す日を先に決めておきます。誰かが不満を言い出してからでは、話が重くなります。
鍵と持ち出しの決まり
共同の置き場を作ったら、鍵の扱いを決めます。全員が持つのか、一本を回すのか。
持ち出したら記録する形にします。紙を一枚ぶら下げて、名前と日付を書くだけで足ります。
戻す期限も決めます。期限のない貸し借りは、そのうち誰かの私物になります。
消耗品と保守の扱い
刃や部品のように減る物は、使った人が補充する形にします。まとめ役が全部やると、負担が偏ります。
保守の点検が要る道具なら、時期を一覧にします。期限の管理を頭の中でやると、必ず忘れます。
点検の費用も分担の対象です。買うときの金額だけで決めると、後から揉めます。
保管の条件を確かめる
置いてよい物には条件があります。燃えやすい物や、匂いの出る物は断られることがあります。
屋内型か屋外型かで、置ける物が変わります。精密な道具なら、温度と湿度の振れが小さいほうを選びます。
補償の範囲も読んでおきます。何が対象で上限がいくらか。共同で持つ物ほど、ここを全員で確認します。
続けるか解くかを決める日
年に一度、この形を続けるかどうかを話します。話す日を決めておかないと、不満が出てからになります。
使った回数を人ごとに出します。数字があると、感情の話になりません。
解くと決めたときの手順も、その日に確認します。決め方が先にあれば、解くこと自体は難しくありません。
区画の広さを一緒に決める
借りる広さは、全員の物を一度並べてから決めます。小さく借りて足りなければ広げる順にします。
出し入れの多い人が取りに行きやすい場所を選びます。誰か一人が遠いと、その人だけ使わなくなります。
料金は広さで決まるので、置く量が減れば負担も下がります。年に一度、量を見直します。
記録は一枚にまとめる
買った日、金額、分担、置き場、鍵の扱い、抜けるときの決まり。この六つを一枚に書きます。
二枚以上になると読まれません。細かい取り決めより、全員が読める分量であることが大事です。
更新したら、全員に写しを配ります。手元にある紙が違うと、後で食い違います。
よくある質問
Q. 何から決めますか
A. 誰の名義で、いくらずつ出したかを紙にしてください。二年後にはその紙しか残りません。
Q. 置き場はどうしますか
A. 誰かの家に置かないでください。共同で区画を借りれば、全員が同じ条件になります。
Q. 費用の精算が面倒です
A. まとめ役を一人決めて、月末に固定してください。全員がばらばらに払う形は必ず抜けます。
Q. 抜けたい人が出たらどうしますか
A. 出した金額を返すのか、持ち分を買い取るのかを先に書いておいてください。後から決めると揉めます。
まとめ
誰の物か、どこに置くか、お金をどう出すか。この三つを紙にします。置き場は誰かの家ではなく共同で借りた区画へ。精算の日を固定し、立て替えが重なるなら請求書を先に現金化する手もあります。年に一度だけ見直せば、関係を保ったまま続けられます。
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