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BUSINESS COLUMN

壊れる前に気づく。パソコンとサイトの点検を月に一度

公開 ・ 更新

トラブルは前触れを出しています。異音や起動しない予兆を見る点検と、脆弱性やマルウェアのセキュリティ診断を、月に一度の同じ日にまとめて済ませます。

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壊れる日は、たいてい前触れがあります。

朝の起動が遅くなった、たまに異音がする、勝手に落ちた日があった。どれも「まだ使えるから」と流されて、忙しい月に本番の故障が来ます。点検というのは、壊れる前の小さな合図を拾う作業です。月に一度の同じ日にまとめてしまえば、それほど手間はかかりません。

見るものを、先に決めてしまう

その場で思いついた順に見ると、毎回違うところを見ます。

パソコンの起動の速さ、異音と発熱、勝手に落ちていないか。公開しているサイトの表示と、更新の履歴。それから控えが取れているか。この五つだけで足ります。増やすと続きません。

一覧を紙にして、見た日と結果を書き込む形にしておいてください。

日を決めて、まとめてやる

気づいたときにやる、では誰もやりません。

毎月同じ日、たとえば第一営業日の朝に三十分。予定に入っていれば、忘れません。担当も名前で決めてください。全員でやると、結局誰もやらない形になります。

三十分で終わらないなら、見る項目が多すぎます。

起動の速さを、数字で残す

感覚では、遅くなったことに気づけません。

電源を入れてから使えるようになるまでの秒数を、毎月同じ条件で測る。三十秒が九十秒になっていれば、それが合図です。数字が並ぶと、判断が要らなくなります。

いちばん使っている一台だけでも構いません。全部を測る必要はありません。

検査に使う機器

音と熱を、手で確かめる

数字に出ないものは、体で見ます。

回転音が大きくなった、排気の口が熱い、触ると振動している。どれも冷却がうまくいっていない合図です。吸気の口に綿ぼこりが付いているなら、内部はもっと溜まっています。

分解しての清掃は自分でやらず、症状が出ているなら見てもらってください。

勝手に落ちた日を、書き留める

一度なら気のせいで済ませてしまいます。

月に二度落ちたなら、それは合図です。落ちた日と、そのとき何をしていたかを書いておく。同じ作業のときだけ落ちるなら、原因が絞れます。書いていないと、二度目であることに気づけません。

落ちる機械に大事な作業をさせ続けるのは、いちばん危ない使い方です。

起動しなくなったときの、頼み先を決めておく

点検で拾えなかったものは、必ず出ます。

起動不良の状態からデータを取り出す作業を扱う【PR】iPhoneデータ復旧・基板修理サービス【FIREBIRD】 のような先を先に決めておけば、動かない朝に探し回らずに済みます。何度も電源を入れ直すと、取り出せるものまで取り出せなくなります。

連絡先は紙に書いて貼ってください。画面の中にあると、その日に読めません。

控えが取れているかを、毎月見る

取れているつもりが、いちばん危ない。

いつの分まで残っているかを、実際に開いて確かめてください。設定した日に止まっていることがあります。戻せるかを試したことがなければ、控えとして数えないこと。年に一度は戻す練習をしておきます。

同じ機械の中に置いたものは、控えではありません。

拡大して見た様子

公開しているページも、同じ日に見る

機械と同じで、気づかないうちに変わります。

身に覚えのない更新、見覚えのない一行。脆弱性の診断や改ざんの監視を続けて見てくれるWebセキュリティサービス【SiteLock(サイトロック)】をご入力下さい。 のような仕組みを入れておけば、月に一度の目視より早く拾えます。人が毎日見て回るのは続きません。

見張りは仕組みに任せて、人は結果だけ確かめる形にしてください。

更新が止まっているものを、探す

古いまま置かれているものが、いちばん狙われます。

使っている仕組みの部品が更新されているか、使っていない機能が残っていないか。見た目が変わらないので、放置に気づきにくい部分です。使われていない機能は、外してしまうほうが安全です。

外すのが怖いなら、まず使われているかを確かめてください。たいていは使われていません。

入れる人の一覧を、見直す

辞めた人の分が残っていることに、点検でしか気づけません。

誰が入れるかを一覧にして、月に一度だけ見る。外部に頼んだ作業が終わっているなら、そこも閉じます。人が入れ替わったときに消す運用は、必ずどこかで抜けます。

一覧が無いと、消し忘れていることにも気づけません。

見つけたものを、その場で一つだけ直す

全部を直そうとすると、何も直りません。

点検で三つ見つかったら、その日は一つだけ直す。残り二つは次の月に回します。毎月一つずつでも、一年で十二か所が直ります。溜めて一気にやろうとすると、結局やらないまま終わります。

直したことも一覧に書いてください。効いているかが分かります。

家の機械も、同じ日に見る

職場だけ点検して、家のほうは放置になりがちです。

家族が使うパソコン、家の無線の入口、写真や書類の控え。見る項目は職場と同じで足ります。仕事の点検の日に、家の分も十分だけ足すと決めておけば忘れません。

家の側が手つかずだと、持ち帰った書類のぶんだけ抜け道が残ります。

記録が一年たまると、判断が変わる

一回ずつの点検は、たいして役に立ちません。

一年ぶん並べると、どの機械が毎回引っかかっているかが見えます。同じ一台が三回続けて出てくるなら、直すより替える時期です。買い替えの判断を、感覚ではなく記録でできるようになります。

一年続けたときに、いちばん効果が出るやり方です。

よくある質問

Q. 点検にどれくらい時間をかけますか

A. 月に一度、三十分で足ります。三十分で終わらないなら、見る項目が多すぎます。

Q. 何を見ればよいですか

A. 起動の速さ、音と熱、勝手に落ちていないか、公開しているページ、控えの五つで足ります。増やすと続きません。

Q. 異音がしていますが動いています

A. 動いているうちが替え時です。前触れが出ている機械に大事な作業をさせ続けるのは避けてください。

Q. 控えは取れているつもりです

A. 実際に開いて、いつの分まで残っているかを確かめてください。設定した日に止まっていることがあります。

まとめ

点検は、壊れる前の小さな合図を拾う作業です。見るものを五つに決め、月に一度の同じ日に三十分だけやる。起動の速さは数字で残し、音と熱は手で確かめ、勝手に落ちた日は書き留めてください。控えは実際に開いて確かめ、公開しているページの監視は仕組みに任せる。起動しなくなった日の頼み先を紙で貼っておき、見つけたことはその場で一つだけ直す。毎月一つでも、一年で十二か所が片づきます。