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BUSINESS COLUMN

毎月の固定の支払を見直す。手数料と資金の出る日を合わせる

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家賃も光熱費も外まわりのガソリン代も、引き落とし日がばらばらだと資金の残りが読めません。支払の手数料を実額で出し、経費の精算を月に一本へまとめる手順を書きました。

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通帳を見ると、月の前半にいくつも引き落としがあり、後半にもまた別のものがある。家賃、光熱費、通信費、保険料、そしてカードの請求。どれも必要なものだが、日付がばらばらなので月中の残高が読めない。

読めないと、多めに置いておくしかなくなる。置いておく額が増えるほど、使えるお金は減る。出ていく日をそろえるだけで、この余分な余裕を削れる。

出ていく日がばらばらだと、残りが読めない

毎月の支払が十件あって、日付が十通りあると、月のどの時点でいくら残るのかを頭で追えない。追えないから、感覚で多めに残す。

日付を三つか四つに寄せると、月の形が一気に単純になる。給料日の前後にいくら要るかが、計算しなくても分かるようになる。

これは事業でも家計でも同じだ。金額を削る前に、日付を整理するほうが先に効く。

複数のクレジットカード

毎月出ていくものを一覧にする

紙一枚に、項目、金額、引き落とし日、支払い方法を書き出す。通帳とカードの明細を並べれば、三十分で埋まる。

書き出すと、必ず一つか二つ、覚えのないものが出てくる。使っていない契約が静かに続いている。それを止めるだけでも元が取れる。

一覧は年に一度更新する。決算の前でも、年度の変わり目でもいい。日を決めておくことが大事だ。

手数料を実額で出す

料率だけを見ても、高いか安いかは判断できない。年間でいくら払っているかを出す。数パーセントの違いが、年額にすると分かりやすい差になる。

決済を受ける側なら、売上に対して何パーセントを手数料で払っているかを出す。粗利の何割にあたるかまで出すと、価格の見直しの話につながる。

払う側なら、振込手数料の年額を出す。件数が多ければ、まとめ方を変えるだけで減る。

動かない支払を後ろへずらす

家賃のように毎月同じ額が同じ日に出るものは、経路を変える余地がある。金額は変わらなくても、出ていく日を後ろへ動かせれば、それだけ手元に置ける期間が伸びる。

全国の賃貸物件に対応|家賃クレジット決済『クレカリ賃貸』 は賃貸の家賃をクレジット決済に切り替える仕組みで、全国の物件に対応しているため、事務所も自宅も同じ形にそろえられる。振込に行く手間もなくなる。

前もって貸主の承諾が要る場合があるので、切り替えの条件は先に確かめておく。

硬貨を並べて数える様子

外まわりの支払をまとめる

給油、高速代、駐車場。外で発生する支払は、放っておくと個人の立替になる。立替は精算の事務を生み、記録も分散する。

【コスモ・ザ・カード・オーパス】 は年会費が無料で、系列のスタンドでの給油が会員価格になるカードで、外まわりの支払いをここに寄せると明細がそのまま経費の記録になる。誰がいつどこで使ったかが後から追える。

寄せると、月の引き落としが一本になる。日付をそろえる話とも、そのままつながる。

経理の作業がどれだけ減るか

手数料の話は金額に目が行きがちだが、実際に効くのは作業量のことが多い。振込の件数、精算の件数、照合の件数。

一件あたり何分かかっているかを測って、件数を掛ける。年間の時間が出る。それを人件費に直すと、手数料と並べて比べられる。

比べてみると、手数料が少し高くても経路を一本にしたほうが得、という結論になることがある。

年会費と還元を比べる

カードを増やすときは、年会費と還元率と付帯の条件を並べる。使う額が読めていれば、どこで元が取れるかは計算できる。

使わないカードは持たない。枚数が増えるほど、明細の確認先が増えて、結局は手間になる。

法人名義と個人名義で条件が違うことも多い。事業で使うなら、名義は事業側にそろえておく。

分けたほうがよいもの

何でも一本にまとめればよいわけではない。額が大きく変動するもの、相手が限られるもの、支払を止める判断が必要になるものは分けておく。

分ける基準は「止めたくなる可能性があるか」でいい。止めたいときにまとめてあると、他の支払まで巻き込む。

家の支払と事業の支払も、当然分ける。混ざると、按分の説明ができなくなる。

決めたら年に一度見る

日付をそろえて、経路を整理したら、しばらくは触らない。毎月いじると、かえって読めなくなる。

年に一度、一覧を出して、使っていない契約と、条件が変わった契約を確かめる。それで十分だ。

見る日を決算の前に置くと、そのまま資金の計画にもつながる。

現金を扱う場面を減らす

現金は、手数料がかからない代わりに人の時間を使う。数える、預ける、記録する、合わない分を探す。この作業は金額に関係なく発生する。

一日の終わりにレジを合わせる時間、銀行へ行く時間、釣り銭を用意する時間。合計すると、決済の手数料より高くつくことがある。

現金の割合が下がると、この時間がそのまま減る。売上が同じでも、締めの作業が早く終わるようになる。

ただし、現金しか使わない客層があるなら、そこは残す。全部をなくす必要はなく、扱う量を減らせば効果は出る。

支払を止めたくなったときのこと

契約を止めるときの手順も、始めるときに確かめておく。解約の申し出が何か月前まで必要か、違約金があるか、端末の残債が残るか。

これを見ていないと、乗り換えの損得が計算できない。月々が安くなっても、残債と違約金で数年ぶんが消えることがある。

契約書は、始める前に読む。始めてから読むと、書いてあったことを確認するだけの作業になる。

よくある質問

Q. 何から手を付けますか。

A. 毎月出ていくものを一覧にすることからです。金額を削る前に、日付と経路を把握してください。

Q. 手数料はどう比べますか。

A. 料率ではなく年間の実額で出してください。決済を受ける側なら、売上に対する割合と粗利に対する割合まで出すと判断しやすくなります。

Q. カードにまとめると何が変わりますか。

A. 引き落としの日が一本になり、明細がそのまま記録になります。立替と精算の件数が減るので、経理の時間も一緒に減ります。

Q. 家賃も切り替えられますか。

A. 対応している仕組みがあります。貸主の承諾が必要な場合があるので、条件を先に確認してください。

まとめ

固定の支払を見直すときは、金額より先に日付と経路を整える。出ていく日がそろえば、月中に置いておくべき資金の額が下がる。

そのうえで、外で発生する支払を会社側の経路に寄せる。手数料の実額と、精算にかかっている時間を並べて比べれば、どちらが得かは自分の数字で決まる。会計上の扱いで迷うところは、税理士に確認してほしい。