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BUSINESS COLUMN

電話番号を変えずに光回線を替える。引き継ぎの手順と順番

公開 ・ 更新

番号が持ち運べるかの確かめ方から、申し込みと解約の順序、電話と回線をまとめる窓口の選び方、切り替え当日の確認までを書きます。

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回線を替えたいのに踏み切れない理由の多くは、電話番号です。名刺にも看板にも印刷してある番号を、いまさら変えたくない。そのために、明らかに高い契約を何年も続けている人が実際にいます。

番号を残したまま回線だけ替えることは、条件を満たせばできます。ただし手順が決まっていて、順番を間違えると番号が消えます。ここでは、電話番号を引き継ぐための条件と、申し込みから切り替えまでの段取りを順に書きます。

引き継げる番号と、引き継げない番号

まず、いまの番号がどういう出自かを確かめてください。

もともと固定電話として発番された番号なら、多くの場合は引き継げます。一方、光の回線とセットで新しく発番された番号は、その回線から出た番号なので、外へは持ち出せないことがあります。契約書か、最初の請求書を見てください。どちらか分からなければ、いまの契約先に「この番号は持ち運びできますか」と聞くのがいちばん早い。

ここを確かめずに解約すると、番号は戻りません。解約の手続きを先にしてしまうのが、最も多い失敗です。順番は必ず、確認、申し込み、切り替え、そして最後に解約です。

名義の確認も同じ日にやってください。前任者や前の店主の名義のままだと、こちらの意思だけでは手続きが進みません。名義変更には本人の協力が要るので、連絡が取れるうちに済ませておく必要があります。ここで詰まると、番号を諦めるしかなくなります。

屋外のベンチ

番号を持ったまま、回線側を選び直す

番号が持ち運べると分かったら、回線の比較に入れます。

見るのは、月額、初期費用、工事の要否、そして開通までの日数の四つです。同じ設備を使う乗り換えなら工事が不要なことも多く、機器の差し替えだけで済みます。工事が要る場合は、立ち会いの日程を先に押さえてください。ここが読めないと、切り替えの日が決まりません。

条件を並べるときは、特典を先に外して月額だけで比べてください。特典の受け取りには手続きと期限があり、忘れると額が変わります。ポイント還元の条件と受け取り時期がはっきり書かれた安定した光回線で快適に使える【ahamo光】 のような窓口なら、還元まで含めた実質の負担を先に計算できます。

比べる年数は、その場所に何年いるかで決めてください。借りている物件なら、契約の更新時期と揃えて考えると無駄が出ません。三年いると決まっているなら三年ぶんの総額で、二年以内に動く可能性があるなら縛りのない契約で比べる。前提を決めないまま数字を並べても、結論は出ません。

電話と回線を、どこでまとめるか

番号の移行と回線の申し込みは、同じ窓口で受けられると手間が半分になります。

別々に頼むと、片方の開通日ともう片方の切替日がずれます。ずれた数日は、番号が使えないか、回線が使えないかのどちらかです。まとめて頼めるなら、切り替えの日を一日に揃えられます。

電話番号の手配と回線の申し込みを一緒に扱っているフレッツ光でインターネットも電話開設もまとめて手配 のような窓口を使うと、番号が引き継げるかどうかの確認からまとめて頼めます。問い合わせるときは、いまの契約書を手元に置いてください。番号、契約者名義、住所の三つを聞かれます。名義が前任者のままだと、そこで手続きが止まります。

屋外の休憩場所

切り替え当日に起きること

当日は、電話も回線も一時的に止まります。

止まる時間は、工事の有無で変わります。機器の差し替えだけなら三十分程度、工事を伴うなら半日を見てください。この時間帯に、電話がつながらないことを知らせておく必要があります。取引先へ一斉に連絡するより、留守番の案内を差し替えておくほうが確実です。

当日にやることは三つです。切り替え後に電話を受けられるか、こちらから発信できるか、そして端末がネットにつながるか。この三つを自分の携帯から確かめてください。翌日に気づくと、その間の着信が全部消えています。

機器と配線の後始末

切り替えが終わったら、返すものが残ります。

前の契約の機器は、返却の期限があります。箱と付属品を捨てていると、そこで足止めされます。返す先と期限を、切り替えの日にメモへ書いてください。返し忘れの請求は、気づくまで毎月続きます。

配線も見直す機会です。机の裏に、もう使っていない電話線や分配器が残っていることがよくあります。この機会に外して、何がどこにつながっているかを一枚の図にしておいてください。次に誰かが触るとき、その図が唯一の手がかりになります。

番号を手放すという判断もある

一方で、番号にこだわらないという選択もあります。

問い合わせのほとんどが携帯やメールから来ているなら、固定の番号を維持する意味は薄いかもしれません。着信の履歴を三か月ぶん数えてみてください。固定へのかかってきた件数が月に数件なら、維持費と釣り合っていない可能性があります。

手放すと決めたら、印刷物と登録先の差し替えを一覧にしてください。名刺、封筒、看板、地図サービス、取引先の台帳。ここを漏らすと、番号を変えたあとに連絡が届かない相手が残ります。番号を残すか手放すかは、この作業量まで含めて判断してください。

移行の期間を半年ほど取れると、失敗がほぼなくなります。旧番号を残したまま新しい番号を案内し、旧番号への着信が月に一件を切ったところで手放す。着信の件数を毎月数えていれば、やめる時期は自然に決まります。急いで切ると、取り戻せません。

よくある質問

Q. いまの番号を持ったまま回線を替えられますか。

A. 番号の出自によります。固定電話として発番された番号なら多くの場合は可能です。契約先に先に確認してください。

Q. 先に解約してから申し込んでもよいですか。

A. いけません。解約した時点で番号が戻らなくなります。確認、申し込み、切り替え、解約の順です。

Q. 切り替えの日に、どのくらい止まりますか。

A. 機器の差し替えだけなら三十分程度、工事を伴うなら半日を見てください。留守番の案内を差し替えておくと安全です。

Q. 電話と回線は同じ窓口でまとめるべきですか。

A. まとめられるならそのほうが楽です。別々だと開通日と切替日がずれ、どちらかが使えない日が出ます。

まとめ

まず、いまの番号が持ち運べる出自かどうかを契約先に確認してください。

順番は、確認・申し込み・切り替え・解約です。先に解約すると番号は戻りません。

回線は月額・初期費用・工事の要否・開通日数の四つで比べます。特典は後回しに。

電話と回線を同じ窓口でまとめると、切り替えの日を一日に揃えられます。

当日は着信・発信・ネットの三つを自分の携帯から確かめてください。