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BUSINESS COLUMN

現場から写真が送れない。電波の弱い場所に回線を作る順番

公開 ・ 更新

着工前に上りの速さを測るところから。枚数と写真の大きさの直し方、工期のあいだだけ通信を立てる方法、長く使う場所での固定の回線の判断を並べます。

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基礎の配筋を撮って、その場で事務所へ送るはずでした。写真は五十枚あり、送信の表示は一枚目で止まったままです。結局、帰りの車で電波の入る場所を探すことになりました。

現場は、電波の条件がいちばん悪い場所です。建物に囲まれ、地下に潜り、山あいに入る。ここでは、電波の弱い場所でも仕事が止まらないように回線を作る手順を、費用の安い順に並べます。

その場所の電波を、着工の前に測る

始まってから困るのは、測っていないからです。

現地の調査に行く日に、携帯を一台持って通信速度を測ってください。敷地の四隅と、建物の中に入る予定の場所。五分で終わります。

このとき、上りの数字を必ず見てください。写真を送るのは上りです。下りだけ速くても、現場では役に立ちません。

数字を工程表の隅に書いておけば、あとで機器を用意するかどうかの判断が一瞬で済みます。

現場の様子

送れないときに、まず疑うところ

電波のせいだと決めつけないでください。

多いのは三つです。一度に送る枚数が多すぎる、写真の一枚が大きすぎる、そして背後で別の通信が走っている。この三つは、電波と関係なく詰まります。

枚数は十枚ずつに分けて送る。写真の大きさは、撮影の設定を一段落とせば半分以下になります。書類として使うぶんには、それで十分です。

この二つを直すだけで、同じ場所から送れるようになることがあります。

現場に、通信を一台立てる

条件が悪いなら、その場に用意するしかありません。

事務所を構えていない現場でも、電源さえあれば置いた日から使える個人事業主でもOK!工事不要Wi-Fi【BizAir】 なら、工期のあいだだけ通信を立てられます。工事を伴わないので、着工に間に合います。

置き場所は、仮設の詰所の窓際が定番です。金属のコンテナの中に入れると、そこで止まります。

電源が取れない現場では、電池で動く機器と、車から給電する手段のどちらかを用意してください。一日ぶんの電力を先に計算しておきます。

施工中の箇所

長く使う場所なら、固定の回線を引く

期間で判断が分かれます。

一年以上その場所を使うと決まっているなら、【DTI 光】 最低利用期間も違約金もなし!! のような固定の回線を引いたほうが、月額も安定も有利になります。工期の長い現場や、資材置き場を兼ねた拠点が当てはまります。

引くと決めたら、工事の日程を工程表に載せてください。着工の直前に思い出しても、枠は空いていません。

撤去の費用と手順も、引くときに確認しておきます。終わったあとに揉める部分です。

撮ったその場で送るか、持ち帰るか

方針を先に決めてください。

その場で送ると決めるなら、通信を用意する必要があります。持ち帰って事務所から送ると決めるなら、現場の通信は最小限で済みます。

判断の軸は、送った写真をその日のうちに誰かが見る必要があるかどうかです。翌朝でよいなら、持ち帰りで十分です。

中途半端がいちばん悪い。人によってやり方が違うと、どこまで届いているのかが分からなくなります。

撮り方を決めておくと、送る量が減る

そもそも枚数を減らせます。

決めるのは、何を何枚撮るか、黒板や測定器をどう写し込むか、どの角度から撮るか。決まっていれば、念のための重複が消えます。

現場ごとに撮る内容の一覧を作り、印刷して持たせてください。撮り直しの往復が減り、送る量も減ります。

一覧があると、人が替わっても同じ写真が上がってきます。

端末の側の条件も見る

事務所と同じ機種を持ち込んで、失敗することがあります。

手袋のまま操作できるか、粉やほこりに耐えるか、落としても割れないか。現場で使う一台は、この条件で選んでください。

電池のもちも重要です。一日持たない機種なら、車で充電する手段を必ず用意します。

画面が屋外で見えるかどうかも、実際に外へ持ち出して確かめてください。

送り先と保存の場所を、一か所に決める

通信が整っても、行き先が散らかっていると意味がありません。

誰宛てに送るのか、どこに保存するのか、名前の付け方はどうするのか。この三つを最初に決めます。個人あてに送ると、その人が休んだ日に止まります。

保存の場所が一か所なら、あとから探すのも一度で済みます。

止まった日の代わりを、決めておく

現場の通信は、止まります。

機器の故障、電源の落ち、そして電波の状況の変化。止まった日にどうするかを、一行でいいので決めておいてください。持ち帰って事務所から送る、というだけでも十分です。

予備の機器を一台、事務所に置いておくのも現実的です。翌日に届けられます。

工期の終わりに、片づける

現場が終わっても、契約が残ります。

引き渡しの作業の一覧に、通信の機器の回収と契約の停止を入れてください。ここに入っていないと、翌月も翌々月も請求が続きます。

返却の伝票は、請求が止まったのを確かめるまで捨てないこと。

よくある質問

Q. 写真が送れないのは電波のせいですか。

A. 枚数と一枚あたりの大きさが原因のことも多い。十枚ずつに分け、撮影の設定を一段落として試してください。

Q. 現場に通信を立てる費用はどのくらい見ますか。

A. 工事の要らない機器なら、月額と初期費用だけです。工期のぶんだけ借りる形なら、終われば止まります。

Q. 電源が取れない現場ではどうしますか。

A. 電池で動く機器か、車から給電する手段を用意します。一日ぶんの電力を先に計算しておいてください。

Q. 固定の回線を引くべきなのはどんな場合ですか。

A. 一年以上その場所を使うと決まっている場合です。月額も安定も、そのほうが有利になります。

Q. 撮った写真はその場で送るべきですか。

A. その日のうちに誰かが見る必要があるかどうかで決めてください。翌朝でよいなら持ち帰りで十分です。

Q. 工期が終わったあとに気をつけることは。

A. 機器の回収と契約の停止を、引き渡しの作業の一覧に入れてください。忘れると請求が続きます。

まとめ

現地の調査の日に、上りの通信速度を測って工程表へ書いておいてください。

送れない原因は、枚数と写真の大きさであることが多い。まずそこを直します。

工期のあいだだけなら、工事の要らない機器を現場に一台立てるのが早い。

一年以上使う場所なら、固定の回線を引いたほうが月額も安定も有利です。

工期の終わりに、機器の回収と契約の停止を作業の一覧へ入れてください。