暮らしと仕事のヒント

暮らし・仕事・サービス選びに役立つ実用コラム

BUSINESS COLUMN

店を紹介する冊子を印刷する。サイトの改ざん対策も同じ日に

公開 ・ 更新

撮りためた写真を冊子に印刷して手渡す準備と、同じ日に見直したいWebサイトの守りの話です。脆弱性の診断や改ざんの監視をいつ入れるか、パンフレットとの使い分けまでを決めます。

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

自分の仕事を人に説明するとき、渡せるものが名刺しかありませんでした。話は伝わっても、後から思い出してもらえません。

写真は撮ってあります。現場のもの、作ったもの、店の様子。ただ、端末の中に入ったままで、誰にも見せていませんでした。見せる形にしないと、撮った意味がありません。

渡せるものが、名刺だけになっていた

名刺は連絡先の紙であって、中身の紙ではありません。

初めて会った人が後で思い出すのは、話した内容ではなく手元に残ったものです。名刺しか渡していなければ、思い出す手がかりも連絡先だけになります。何をしている人なのかが一枚でも伝わるものを、もう一つ持っておきたい。

チラシでもパンフレットでもいい。要は、置いておける形になっているかどうかです。豪華である必要はまったく無くて、四つ折りの紙一枚でも役目は果たします。作らない理由になっているのは、たいてい体裁を気にしすぎていることのほうです。

写真は撮ってあるのに、見せる形になっていない

撮った枚数と、見せた枚数は別物です。

端末の中には数千枚あって、人に見せたのは十枚もない。これはほとんどの人に当てはまります。選んで、並べて、印刷する。この三つの手間を誰も取らないので、写真は撮ったところで止まります。

まずは三十枚だけ選んでください。全部から選ぼうとすると、選ぶ作業そのものが終わりません。直近の一年分に範囲を切って、そこから選ぶと決めると一時間で終わります。選び直したくなったら来年やればいい。

夜のビルと空

紙で渡すものと、画面で見せるものを分ける

同じ写真でも、渡し方で役割が変わります。

その場で説明しながら見せるなら画面のほうが速い。置いていって後から見てもらうなら紙です。紙は電池が切れないし、机の上に残ります。画面は最新のものを見せられるかわりに、閉じた瞬間に消えます。

両方いります。どちらか一つに寄せると、必ず片方の場面で困ります。紙は刷った時点の内容で固定されるので、変わりやすいことは書かない。値段や在庫のように動くものは画面側に置いて、紙には変わらないことだけを載せてください。

夜間に照らされた建物

冊子は、一冊だけ作って持ち歩く

配るためではなく、見せるために作ります。

余白の広い落ち着いた体裁で写真をまとめられるMUJIBOOKS(無印良品)推奨のフォトブック『BON』 のような冊子なら、机の上に置いても浮きません。まず一冊だけ作って、打ち合わせに持っていく。反応を見てから、必要なら追加で刷ればいい。最初から百冊作ると、中身を直せなくなります。

一冊だけなら、毎年作り直せます。

サイトは、置いたあとに書き換えられる

作った日で終わりだと思っている人が多いところです。

古い仕組みを載せたまま放置したサイトは、外から書き換えられます。見た目は変わらないまま、別の場所へ飛ばす仕掛けだけが埋め込まれる形が多い。脆弱性の診断と改ざんの監視をまとめて任せられるWebセキュリティサービス【SiteLock(サイトロック)】をご入力下さい。 のような仕組みを入れておけば、書き換えられた時点で気づけます。自分で毎日見に行くのは続きません。

気づくのが遅いほど、直す手間も信用の傷も大きくなります。

更新が止まったサイトほど危ない

動かしていないから安全、ではありません。

むしろ逆で、更新が止まっているサイトは古い部品が残ったままです。不正アクセスの入口になるのは、たいてい何年も触っていない部分でした。年に一度も開いていないなら、中身を確かめるか、いったん閉じるかを決めてください。

放置は、消したのと同じではありません。置きっぱなしは残り続けます。使っていない試験用のページや、昔の申込フォームが残っていることもよくあります。何が置いてあるかを一覧にするところから始めてください。

閉じると決めたなら、消したあとに検索から消えるまでの数か月も見ておきます。

紙とサイトで、書いてあることを合わせる

古い情報が二か所にあると、どちらが本当か分かりません。

住所、電話番号、扱っているもの。この三つが紙とサイトで違っているのを、けっこう見かけます。直すのは片方だけになりがちなので、直した日を両方に控えておく。冊子を刷り直すときが、サイトを見直す合図になります。

紙とサイトは、同じ日に手を入れると決めておくと楽です。刷る前に、サイトの表記を読み上げて突き合わせる。十分で終わる作業ですが、これをやらないと二年ほど食い違ったままになります。

見に来た人の動きを、月に一度だけ見る

毎日見ても意味がありませんが、まったく見ないのも困ります。

どのページが読まれたか、どこから来たか。月に一度、十分だけ見れば十分です。あわせて、身に覚えのない変更が入っていないか、管理画面に入れる人が増えていないかも確かめてください。情報漏えいは、たいてい誰も見ていない期間に起きます。

見る日を決めておかないと、一年見ないことになります。月末の締めと同じ日に入れてしまうのが、いちばん忘れにくい。数字そのものより、先月と比べて妙な動きが無いかだけを見れば十分です。

よくある質問

Q. 冊子は何冊作ればよいですか

A. まず一冊です。持ち歩いて反応を見てから追加を決めてください。最初に大量に刷ると、中身を直せなくなります。

Q. 写真は何枚選べばよいですか

A. 三十枚を目安にしてください。全部から選ぼうとすると作業が終わらないので、直近の一年分から選ぶと決めると進みます。

Q. サイトの改ざんはどうすれば気づけますか

A. 監視の仕組みを入れておくのがいちばん確実です。自分で毎日見に行く形は続かないので、通知が来る形にしてください。

Q. 何年も更新していないサイトはどうしますか

A. 中身を確かめて残すか、閉じるかを決めてください。置きっぱなしは消したことにはならず、古い部分が入口になります。

まとめ

渡せるものが名刺だけだと、後から思い出してもらえません。撮った写真から三十枚を選び、まず一冊だけ冊子にして持ち歩いてください。紙は残り、画面は最新を見せられる。両方いります。サイトは置いたあとに書き換えられるので、脆弱性の診断と改ざんの監視を入れて、気づける形にしておく。更新が止まっている部分ほど危ないので、残すか閉じるかを決めてください。紙とサイトの情報は同じ日に直し、月に一度だけ動きを見に行きます。