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パソコンを買うか借りるか。手元の資金の減り方で決める

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総額だけで比べると判断を誤ります。台数を数えて機械の値段を下げ、入金と支払いの予定を作る。購入時期を分ける、売掛を前倒しする、リースと分割の違いまで。

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パソコンを五台まとめて入れ替えることになりました。見積もりは百万円弱です。

一括で払えば安く済むのは分かっています。ただ、その月は支払いが重なっていて、手元の現金をそこまで減らしたくない。借りる形にすれば毎月の負担は小さくなりますが、総額は増えます。どちらが正しいのかを、感覚ではなく順番で決められるようにします。

買う・借りる・分けて払うの三つを並べる

まず、選択肢を三つに整理します。

一括で買う。リースなどの形で借りる。分割やクレジットで買って支払いを分ける。この三つは、総額と、手元の現金の減り方と、終わったあとに機械が残るかどうかが違います。どれが得かは会社の状況で変わるので、一般論では決まりません。

比べるときは、機械の値段だけを見ないこと。設定にかかる時間、保守の費用、そして途中で壊れたときの扱いまで含めて並べます。

三つを同じ表に書くと、たいてい一つが明らかに不利だと分かります。そこから先の比較は二択になります。

道路工事の現場

総額だけで比べると、判断を間違える

総額がいちばん安いのは、ほぼ常に一括での購入です。

それでも借りる会社があるのは、手元の資金を減らさないことに価値があるからです。同じ百万円でも、いま全部出すのと、三年に分けて出すのとでは、途中で来る別の支払いへの耐性が違います。総額の差が数万円なら、その数万円は保険料だと考えることもできます。

判断の材料は、来期までの入金と支払いの予定です。これを作らずに比べても、答えは出ません。

一括で買うなら、機械の値段そのものを下げる

一括で行くと決めたなら、次は総額を下げる番です。

新品にこだわらなければ、同じスペックが半額前後で手に入ります。三年の保証を標準で付けて中古を売っている激安1万円〜のパソコンなら【PC WRAP】 のような店なら、五台まとめても新品二台ぶんに収まることがあり、そもそも資金繰りの議論をしなくて済みます。

安く買えたぶんを、予備の一台に回すのが賢い使い方です。壊れた日に止まらない体制が、同じ予算の中で作れます。

それでも、手元の現金を減らしたくない理由

現金がなくなると、選択肢がなくなります。

急な修理、材料の値上がり、取引先の支払いの遅れ。どれも起きるときは重なります。手元に余裕がない状態でそれが来ると、条件の悪い借入をすることになります。だから、機械の購入で現金を使い切るのは避けたい。

とはいえ、リースにすると総額が増えます。第三の道として、入金を早める方向で考える手もあります。

歩道と街路樹

入金待ちの売掛金を、先に動かす

支払いが重なる月に効くのは、入りを前倒しすることです。

請求は出したが入金は二か月後、という売掛が残っているなら、それを期日前に現金化する仕組みがあります。借入ではなく債権の売却なので、負債として積み上がりません。手数料はかかるので、その額とリースの上乗せ分を比べて選びます。オンラインで完結するクラウドを用いたオンラインファクタリング|EasyFactor のようなファクタリングなら、申し込みから入金までが短いので、支払いの重なる月だけを乗り切る使い方ができます。

常用するものではありません。手数料は安くないので、あくまで一時的な調整の手段として使ってください。

リースと分割の違いを、押さえておく

同じ「分けて払う」でも、中身が違います。

リースは借りる契約なので、期間が終われば返すか、再契約するか、買い取るかを選びます。途中解約は原則できません。分割やクレジットは購入なので、最初から自分の資産です。中途で売ることも、処分することもできます。

台数が多く、決まった周期で入れ替える前提ならリースが噛み合います。逆に、長く使うつもりなら購入のほうが向いています。

帳簿の上での見え方も変わる

経理の処理が、選び方によって変わります。

一括で買った場合、金額によっては一度に費用にできず、数年に分けて計上することになります。リースなら毎月の支払いをそのまま費用にできる形もあります。どちらが有利かは、その年の利益の見込みによります。

ここは自己判断せず、税理士に確認してください。同じ買い物でも、計上の仕方で手取りが変わることがあります。

台数と時期を分けると、資金の山が消える

そもそも、五台を同じ月に買う必要があるかを疑ってください。

今年三台、来年二台に分ければ、一度に出る額は半分以下になります。しかも、同じ年に全部が寿命を迎える状態も避けられます。買い替えの周期がばらけるので、以後の資金計画も立てやすくなる。

急いで全部替えなければならない理由があるかを、もう一度確かめてください。たいていは、分けられます。

決める順番を、固定しておく

毎回悩まないために、順番を決めておきます。

まず、本当に必要な台数を数える。次に、中古を含めて機械の値段を下げる。それから、来期までの入金と支払いの予定を作る。最後に、現金が足りるなら一括、足りないなら時期を分けるか、入りを前倒しするか、借りるかを選ぶ。

この順にすると、最初の二つで問題が消えることがよくあります。台数を数え直したら三台で足りた、中古にしたら一括で払えた、という結末がいちばん多い。

そして、決めた理由を一行残しておいてください。次に同じ判断をするときに、前回の前提と何が変わったかだけを見ればよくなります。毎回ゼロから悩むのは、時間の無駄です。

よくある質問

Q. 一括と分割、どちらが得ですか

A. 総額はほぼ常に一括が安い。それでも分けるのは、手元の現金を残す価値があるときだけです。

Q. 現金を減らしたくありません

A. 台数と時期を分ける、中古で値段を下げる、入金を前倒しする。この順で検討してください。

Q. リースと分割の違いは

A. リースは借りる契約で期間後に返却か買い取り、分割は最初から自分の資産です。

Q. 経理の処理はどうなりますか

A. 金額と契約の形で変わります。その年の利益の見込みも絡むので、税理士に確認してください。

まとめ

買う・借りる・分けて払うを同じ表に並べ、総額と現金の減り方と資産が残るかで比べます。総額は一括が安いので、まず台数を数えて中古も含めて値段を下げる。それでも重いなら、購入の時期を分けるか、入金待ちの売掛を前倒しするかを検討します。リースと分割は契約の性格が違い、経理の扱いも変わるので税理士に確認してください。