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BUSINESS COLUMN

撮り方を学ぶ順番と、カメラをレンタルで試すという手

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写真の腕を上げたい人のための順番です。学ぶ範囲の決め方、講習や受講で伸びるところと自分で試すべきところ、機材を短期で借りて相性を確かめる進め方までを整理します。

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高いカメラを買った月に撮った枚数が、いちばん多かったそうです。三か月後には、鞄から出さなくなっていました。

道具を替えても、撮り方が変わらなければ写真は変わりません。順番が逆なのです。ここでは、何から学ぶか、どこまで機材が要るか、撮ったものをどう見返すかを順に決めていきます。仕事の記録写真でも、家族の写真でも、効く順番は同じです。

上手くならない原因は、たいてい機材ではない

機材で解決する問題は、実はそう多くありません。

暗い場所で撮れない、遠くが撮れない。この二つは道具で解決します。ところが多くの人が困っているのは、何を写すか決めずにシャッターを押していることです。これは何を買っても直りません。

一枚に写すものを一つに絞る。これだけで、写真は目に見えて変わります。道具の話は、そのあとで十分です。

もう一つ効くのは、近づくことです。うまくいかない写真の多くは、単に遠すぎます。一歩前に出るだけで、余計なものが画面から消えて、写したいものが大きくなります。

机に向かう作業

まず、何を撮りたいのかを決める

用途が決まらないと、学ぶ範囲も決まりません。

人を撮るのか、物を撮るのか、場所の様子を残すのか。必要な技術はそれぞれ違います。全部を一度に学ぼうとすると、どれも中途半端になります。半年は一つに絞ってください。

決めたら、その分野の上手い写真を三十枚集めます。集めた写真に共通していることが、そのまま学ぶ項目になります。

共通点は、たいてい三つか四つに収まります。光の向きが同じ、背景が整理されている、写す高さが決まっている。言葉にできた時点で、次に撮るときの手がかりになります。

機材は、借りて試してから決める

自分に合うかどうかは、持ってみないと分かりません。

重さ、手の大きさとの相性、操作の並び。仕様の表からは絶対に分からない部分で、続くかどうかが決まります。買ってから合わないと分かるのが、いちばん高い失敗です。

カメラや交換の道具を日数で借りられるデジタル一眼レフ のような形で、まず一週間持ち歩いてみてください。その一週間で撮った枚数が、そのまま相性の答えになります。

学ぶ順番には、型がある

自己流で回り道をする必要はありません。

明るさの決め方、ピントの合わせ方、構図の作り方。この三つを、この順で押さえるのが近道です。順番を飛ばして構図から入ると、明るさで失敗した写真を構図のせいだと思い込みます。

段階を追って進む講習を受けると、この順番を人に教わることができます。三つの段階に分けて学べる簡単3ステップのカメラ上達講座 のような教材なら、自分の手元の機材で試しながら進められます。受講したその日に一枚撮ってみるのが、いちばん身に付きます。

端末を持つ手

撮ったものを、見返す時間を作る

撮りっぱなしでは、次に生きません。

月に一度、その月の写真から五枚だけ選んでください。選ぶ作業が、いちばんスキルを伸ばします。選んだ理由を一行書いておくと、自分が何を良いと思っているかが見えてきます。

残りは消してかまいません。全部を残すと、次に選ぶときの負担になります。

選んだ五枚は、半年ごとに並べ直してみてください。前の五枚と比べると、自分の変化がはっきり見えます。上達している実感が、次の半年を続ける力になります。

仕事で使うなら、先に決めておくこと

記録として使う写真には、別の約束が要ります。

撮る位置と順番を決めておくこと、人が写る場合の扱いを決めておくこと。この二つです。あとから撮り直せない場面ほど、決めておく価値があります。

社外へ出す写真は、写っている人と場所の確認を先に済ませてください。技術の話より、こちらのほうが後で効いてきます。

撮った日と場所も残しておきます。あとで使うときに、いつのものか分からない写真は使いにくい。記録用の写真ほど、日付の情報が価値を持ちます。

仕事で使う写真は、撮る人を一人に固定しないほうがいい。その人が休んだ日に記録が途切れます。基本の三つを何人かで共有しておけば、誰が撮ってもだいたい同じ水準になります。

撮った写真の置き場も決めておいてください。個人の端末に残したままにすると、必要になった日に探せません。撮ったその日に、決めた場所へ移す。ここまでを一連の作業にします。

撮る場所を、いくつか決めておく

毎回ゼロから場所を探すのは、時間の無駄です。

窓から光が入る机、白い壁の前、屋外なら建物の影になる場所。この三つを決めておけば、撮りたいものが出てきたときにすぐ撮れます。同じ場所で撮った写真は、並べたときの印象もそろいます。

光は、正面から当てないこと。横から入る光のほうが、物の形が分かりやすく写ります。曇りの日の窓際が、いちばん扱いやすい光です。晴れた日の直射は、影が強く出すぎて扱いに困ります。

背景も決めておくと楽になります。物を撮るなら単色の布を一枚、人を撮るなら余計なものが写らない壁の前。毎回同じ背景で撮った写真は、並べたときにまとまって見えます。

よくある質問

Q. まず何を買えばよいですか

A. 買う前に、何を撮りたいかを決めてください。暗い場所と遠くの被写体以外は、道具を替えても写真は変わりません。

Q. 機材はどう選びますか

A. 一週間借りて持ち歩いてみてください。重さや操作の並びは仕様の表では分かりません。撮った枚数が相性の答えです。

Q. 学ぶ順番はありますか

A. 明るさ、ピント、構図の順です。構図から入ると、明るさで失敗した写真を構図のせいだと思い込みます。

Q. 上達しているか、どう確かめますか

A. 月に一度、五枚だけ選んで理由を一行書いてください。選ぶ作業がいちばん伸びます。残りは消して構いません。

Q. 撮る場所は決めておくべきですか

A. 窓際の机、白い壁の前、屋外の日陰。この三つを決めておくと、撮りたいものが出たときにすぐ撮れて、並べたときの印象もそろいます。

まとめ

道具を替える前に、一枚に写すものを一つに絞ってください。撮りたい分野を半年は一つに決め、上手い写真を三十枚集めて共通点を洗い出します。機材は一週間借りて、重さと操作の相性を自分の手で確かめてから買う。学ぶ順番は明るさ、ピント、構図の順で、講習を使うなら受けた日に一枚撮ってみてください。月に一度、五枚だけ選んで理由を書く。仕事で使う写真は、撮る位置と人の扱いを先に決めておきます。