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BUSINESS COLUMN

毎月出ていく固定費を数える。サーバ代とパソコンのレンタル

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気づかないうちに増えている毎月の支払を洗い出します。クラウドやレンタルサーバーの契約の見直し方、端末を短期で借りている分の扱い、使っていない業務システムの止め方を決めます。

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通帳を一年ぶん並べたら、毎月同じ日に落ちている少額の支払が十一件ありました。そのうち三件は、何のための契約か誰も答えられませんでした。

毎月の支払は、増えるときは静かに増えます。一件が小さいので、その都度は誰も止めません。ここでは、洗い出しから見直し、止め方、増やすときの決まりまでを順に作っていきます。家の毎月の支払でも、やることは同じです。

増えるときは、静かに増える

月に数千円は、決裁の対象になりません。

だから増えます。必要だと思って始めた契約が、必要でなくなったあとも残ります。始めた人が辞めていれば、誰も止められません。一年で見れば無視できない額になっているのに、毎月では気づけない。

見つける方法は一つで、まとめて並べることです。並べた瞬間に、要らないものは自分から浮き上がってきます。

家の支払でも同じことが起きています。始めたことを覚えていない定期の支払が、たいてい二つか三つあります。仕事のほうを片付けたついでに、自分の分も並べてみてください。

書類をとめるクリップ

一年ぶんの引き落としを、一枚に並べる

月ごとではなく、年で見ます。

引き落としと請求書を一年ぶん集めて、名前と金額と用途を一行ずつ書いてください。用途が書けないものには印を付けます。書けないということは、今のところ誰も使っていないということです。

並べ終えたら、年額の大きい順に並べ替えます。上から三つを見直すだけで、たいていの無駄は片が付きます。小さいものから手を付けると、時間ばかりかかります。

年払いのものも忘れずに入れてください。毎月の引き落としだけを見ていると、年に一度落ちる大きな支払が抜けます。更新の月に慌てるのは、たいていこの種類です。

端末は、借りている分と持っている分を分ける

台数が合わないのは、この二つが混ざっているからです。

買った端末は資産として残り、借りている端末は毎月の支払として出ていきます。同じ机の上にあっても、費用の出方がまったく違います。まず、どちらが何台あるかを数えてください。

期間と台数から料金を確かめられる【1台2,000円から】届いた瞬間すぐ使えるレンタルパソコン のような形で借りている分は、返した月から支払が止まります。使っていない一台を返すだけで、その分は翌月から消えます。持っている端末は、返しても支払が減らないので、処分の判断は別に考えます。

サーバとクラウドの契約を見直す

いちばん残りやすいのが、ここです。

試しに立てたまま止めていない環境、旧サイトを置いたままの領域、使っていない業務システム。どれも動いているので請求は続きます。動いていることと、使われていることは別です。

まとめられるものは、まとめたほうが安く済みます。専用の環境をひとつ借りて集約できるmixhost のようなレンタルサーバーへ寄せると、契約の数そのものが減って、見直しの手間も毎月の支払も下がります。分散していると、そもそも全部を把握できません。

事務用のクリップ

止めるときの手順を決めておく

止め方を間違えると、あとで高く付きます。

止める前に、中のデータを取り出します。解約と同時に消えるものが多いので、順番を逆にすると戻せません。取り出したものは、どこに置いたかを記録します。

止めたあと一か月は、様子を見てください。止めた影響が出るとしたら、その月の締めの作業で出ます。何も起きなければ、そのまま終わりです。

いきなり解約せず、まず停止できるかを確かめる手もあります。止めた状態で一か月動かしてみて、誰からも声が上がらなければ解約する。この順番なら、間違えても戻せます。

増やすときの決まりを作る

同じことを繰り返さないための一手間です。

新しく毎月の支払が発生する契約を始めるときは、始めた人の名前と、見直す日付を一緒に書いておきます。一年後の同じ日に見直すと決めておけば、放置されません。

決まりは一行で足ります。長い規程を作ると、誰も読まないので守られません。

書く場所は、契約の一覧と同じ表にしてください。別の場所に控えると、片方だけが更新されて、結局どちらも信用できなくなります。

見直しは、年に一度まとめてやるより、契約ごとの更新日にやるほうが続きます。まとめてやろうとすると、忙しい月に当たった年から止まります。更新日はばらけているので、負担も分散します。

金額の大きい契約は、他社の条件も一度見ておいてください。同じ内容でも、数年で相場が変わっていることがあります。乗り換えなくても、いまの契約を見直す材料になります。

減らした分を、どこに回すか決める

浮いた費用は、放っておくとすぐ別のものに消えます。

見直しで年に十万円浮いたなら、その使い道を先に決めてください。長く使う道具を良くする、詰まっている工程に人を足す、あるいは単純に残す。決めておかないと、また同じように少額の契約が増えます。

減らすこと自体が目的になると、必要なものまで止めてしまいます。何のために減らしたのかを一行書いておくと、判断がぶれません。

よくある質問

Q. どこから手を付けますか

A. 一年ぶんの引き落としを一枚に並べ、年額の大きい順に見てください。上から三つでたいていの無駄は片が付きます。

Q. 用途が分からない契約は

A. 誰も使っていない可能性が高いものです。まず担当を探し、見つからなければ止めて一か月様子を見てください。

Q. 端末の費用はどう分けますか

A. 借りている分と持っている分を分けて数えます。借りている分は返した月から止まりますが、持っている分は止まりません。

Q. 契約を止める前にやることは

A. 中のデータを取り出すことです。解約と同時に消えるものが多く、順番を逆にすると取り戻せません。

Q. 浮いた分はどうしますか

A. 使い道を先に決めてください。決めないと、また少額の契約が増えて元に戻ります。何のために減らすのかを一行書いておきます。

まとめ

毎月の支払は、一件が小さいから増えます。一年ぶんの引き落としを一枚に並べ、用途が書けないものに印を付けてください。年額の大きい順に、上から三つを見直します。端末は借りている分と持っている分を分けて数え、返せば止まるものから手を付ける。サーバやクラウドの契約は、動いていることと使われていることを分けて見て、まとめられるものは集約します。止める前にデータを取り出し、新しい契約には見直す日付を書いておいてください。