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採用エージェントへの依頼の仕方。要件をどう伝えると候補が来るか

公開 ・ 更新

エージェントに依頼したのに、条件に合わない候補ばかり来る。多くは要件の伝え方に原因があります。必須と歓迎の切り分け、費用の構造、複数社に頼むときの注意点を整理します。

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採用エージェントに依頼したのに、送られてくる候補者が条件に合わない。「経験者を」と伝えたのに、実務経験のない人が来る。担当者に伝え直すたびに、また違う人が来る。

多くの場合、原因はエージェント側ではなく要件の伝え方にあります。この記事では、依頼の仕方、費用の構造、複数社に頼むときの注意点を、発注する側の視点で整理します。

費用の構造を理解する

成功報酬型が一般的です。

採用が決まった時点で、想定年収の一定割合を支払う形になります。決まらなければ費用は発生しません。

確認するのは、料率、年収の算定基礎、支払いの時期、返金や返還の規定、重複応募の扱いです。

料率は想定年収の何%かを確認します。年収の算定基礎も、賞与や手当を含むかで金額が変わります。

支払いの時期は、入社後か内定時かを確認してください。

返金や返還の規定は特に重要です。入社後すぐに退職した場合の扱いを確認しておかないと、費用だけが残ります。期間と返金の割合は契約書で確認してください。

重複応募の扱いも揉めやすい論点です。自社に直接応募していた人を紹介された場合の扱いを、事前に決めておいてください。

クリップボードとノートパソコンを置いた机

要件を伝えるときの型

「経験者が欲しい」だけでは伝わりません。

書いて渡すのは、任せる仕事、必須条件、歓迎条件、明確に合わない条件、提示できる条件、選考のスピード、直近で見送った候補者の理由です。

見送りの理由を伝えている会社は多くありません。しかし、なぜ落としたかこそが最も具体的な要件の説明になります。

任せる仕事は、入社後三か月と一年後に何をしてもらうかを書きます。求人票のコピーではなく、実際の業務を書いてください。

必須条件は、これがないと務まらないものです。三つ以内に絞るのが目安になります。歓迎条件は、あると望ましいがなくても補えるものです。

明確に合わない条件も書いてください。「この働き方は難しい」「この技術しか経験がない人は厳しい」。除外条件を書くと、精度が上がります。

提示できる条件は、報酬の幅、勤務地、勤務形態、選考の回数です。選考のスピードも、書類の返答は何日以内か、面談から結果まで何日かを伝えてください。

依頼の仕方で結果が変わる

伝え方と速さで差が出ます。

やるのは、顔を合わせて説明する、現場の人が同席する、職場を見てもらう、定期的に状況を共有する、返答を速くすることです。

返答の速さが実務上いちばん効きます。エージェントの担当者も複数の企業を抱えています。反応の速い会社に、良い候補者が先に回ります。

書面を送るだけでなく、一度は担当者と話してください。文書に書ききれない前提が伝わります。

現場の人が同席することも重要です。人事だけで説明すると、業務の実態が伝わりません。

可能なら職場を見てもらってください。担当者が候補者に説明するときの説得力が変わります。

状況の共有も、週に一度でも進捗と見送りの理由を伝えてください。放置すると、優先順位が下がります。依頼先を増やすなら、【strategy career】 のように得意な職種と領域を明示しているエージェントから当たると、要件を伝える手間に見合う候補が返ってきます。得意な職種と領域を確認したうえで選んでください。

複数社に頼むときの注意

社数は絞ります。

決めるのは、同じ資料を渡すこと、重複を管理すること、社数を絞ること、得意領域で分けること、評価することです。

重複は必ず記録してください。紹介の日時と候補者名を残すだけで、重複時の判断ができます。

同じ候補者が複数のエージェントから紹介されることがあります。先に紹介した側が優先されるのが一般的ですが、契約書で確認してください。

会社ごとに伝える内容が違うと、比較にならず、候補者への説明もぶれます。同じ資料を渡してください。

多くに頼めば早いわけではありません。三社程度が管理できる上限という感覚です。

職種や役割によって強いエージェントは違います。同じ要件を全社に投げるより、領域で分けたほうが精度が上がります。紹介の質と量、対応の速さを半年ほどで評価し、合わない先は絞ってください。

見送りの伝え方

要件の見直しにつながります。

やるのは、理由を具体的に伝えること、早く伝えること、要件の見直しにつなげることです。

理由は具体的にしてください。「スキル不足」ではなく「この技術の実務経験が必須だが、学習のみだった」という形です。

伝えるのも早くしてください。書類選考なら数日以内。候補者は他社も受けています。

見送りが続くなら、要件が市場と合っていない可能性があります。報酬か、必須条件か、働き方のどれかを見直す判断が要ります。

何度も見送りが続く場合、市場にその条件の人がいないのかもしれません。エージェントに「この条件で採れるか」を率直に聞いてください。

現実的な相場を教えてもらえることがあります。担当者は他社の状況も見ているため、要件の現実性については率直な意見が得られます。

白い会議テーブルのある部屋

他の手段との組み合わせ

併用が現実的です。

選べるのは、求人媒体への掲載、こちらから声をかける形、社員紹介、そして期間を限った補助です。

エージェント経由だけに頼ると、費用が積み上がります。決まった人数が多いほど、総額は大きくなります。

求人媒体への掲載は、母集団を作れるなら単価は下がります。ただし、選考の負担は増えます。

こちらから声をかける形は、手間はかかりますが単価を抑えられます。

社員紹介は、既存社員の知人を紹介してもらう形です。定着率が高い傾向があります。

判断の目安は、急いでいて予算があるならエージェント、時間をかけられるなら媒体やスカウト型です。採用が決まるまでのつなぎとして使う形もあります。ITやコンサルの職種を埋めたいなら、その領域に絞った テックゲートエキスパート|20代・30代のITコンサル転職 を一社入れておくと、汎用の紹介では届かない層に当たれます。

よくある質問

Q. 料率は交渉できますか。

A. 交渉の余地がある場合があります。ただし、料率より紹介の質のほうが結果に影響します。

Q. 返金規定はどのくらいが一般的ですか。

A. 期間と割合はエージェントによって異なります。契約前に必ず確認してください。

Q. 条件に合う人がいないと言われました。

A. 市場と条件が合っていない可能性があります。報酬、必須条件、働き方のどれを緩められるかを検討してください。

Q. 何社に頼むべきですか。

A. 三社程度が管理の上限です。多く頼むと、重複の管理と情報の共有が追いつきません。

まとめ

条件に合わない候補者が来る原因は、多くが要件の伝え方にあること。

直近で見送った理由が、最も具体的な要件の説明になること。

返答を速くすること。反応の速い会社に良い候補者が先に回ります。

複数社に頼むなら三社程度まで。重複の記録を残すこと。

そして、見送りが続くなら要件そのものを見直すこと。