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インクと用紙の在庫を回す。古いものから使い、置き場を決める

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先に入れたものが奥に残る状態を直します。トナーやインクの持ち方、用紙の保管場所の決め方、倉庫や収納が足りないときに外へ預ける判断までを順に整理します。

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棚の奥から、二年前に買ったトナーが二本出てきました。手前に新しいものを足し続けた結果です。片方はもう使えませんでした。

先に入れたものから先に出す。言葉にすると当たり前ですが、置き方を変えないかぎり守られません。人は手前から取るからです。ここでは、消耗品と用紙の並べ方、期限のあるものの扱い、置き場が足りなくなったときの逃がし方までを決めていきます。家の食品棚でも、起きていることは同じです。

奥に残るのは、手前から取るから

守られない決まりは、人のせいではありません。

補充する人は、空いている手前に新しい箱を置きます。使う人は、いちばん近い手前から取ります。この二つが重なると、奥のものは永遠に出番が来ません。声を掛けて直る話ではありません。

直すのは置き方です。手前から取っても古いものが出てくる形にすれば、何も意識しなくても順番が守られます。

決まりを増やすのは最後の手段です。人の注意力に頼る決まりは、忙しい日から先に破られます。物の置き方で解けることを、決まりで解こうとしないでください。

倉庫の通路と保管棚

置き方を変えるだけで、順番は直る

補充する側を、奥からに変えてください。

棚の背面から入れられるなら、それがいちばん確実です。できないなら、補充のときに手前のものを一度外へ出して、新しい箱を奥へ入れ直す。ひと手間ですが、補充は月に数回しかありません。取り出しは毎日です。手間をかける側を間違えないことです。

箱には入荷した月を大きく書きます。小さく書くと読まれません。太い黒のペンで、箱の正面と側面の二か所に書いてください。

棚が背面から入れられない場合は、傾いた棚を作るという手もあります。奥に入れたものが自然に手前へ転がってくれば、補充のたびに並べ替える必要すらなくなります。

インクとトナーには、期限がある

消耗品を「減らない在庫」と思っていると、駄目にします。

インクは開封していなくても、時間がたつと固まることがあります。トナーも湿気の多い場所に長く置けば固着します。安いからと年ぶんまとめて買うと、後半は使えないものを保管していることになります。

届くまでの日数が読めるかどうかで、持つべき在庫の量は変わります。

用紙は、湿気で先に駄目になる

紙は消耗品のなかでも、置き場所に敏感です。

包装を開けたまま床に近い場所へ置くと、湿気を吸って波打ちます。波打った紙は詰まります。詰まった紙を取り出す時間のほうが、紙の代金よりよほど高い。開封した束は使い切るまで箱に戻す、床に直接置かない。これだけで詰まりはかなり減ります。

同じ棚に置くなら、色の付いた紙や厚紙は別の区画にしてください。混ざると取り違えます。使う頻度の低い紙ほど、奥で湿気を吸っています。補充のついでに、色物の残量もインクカートリッジ、トナーカートリッジの専門通販サイト
インク革命.com
のような通販で見ておくと、切らしてから慌てずに済みます。

曲線的な建物の内部

置き場が足りなくなったときの逃がし方

棚を増やす前に、出すものを決めます。

保存期間の決まっている書類や、年に一度しか使わない備品は、日常の動線に置く必要がありません。手元に置くのは、月に一度以上触るものだけ。この線を引くと、棚の三割は空きます。

それでも収納が足りないなら、外に預けるという手があります。屋外型のコンテナを月単位で借りられるトランクルームならドッとあ〜るコンテナ のような形なら、事務所を広い物件に移すより安く済むことが多い。出し入れの頻度が低いものだけを選んで移してください。

預けたものは、何を入れたかを一覧にしておきます。書かないと、二度と取り出されません。

預ける前に、保存期間の切れているものを捨ててください。捨てられるものを預けると、置き場所の料金を払い続けることになります。外に出す量は、選び切ってから決めます。

数える日を、月に一度だけ作る

毎日数えるのは続きません。月に一度で十分です。

日を決めて、主な消耗品の残数だけ数えます。全部を数える必要はありません。切れると仕事が止まるものだけで足ります。数えた紙は棚の横に貼って、前の月の数字と並べておくと、使う速さが見えてきます。

使う速さが分かれば、頼む時期も決まります。残りいくつで頼むかを書いておけば、その日の判断が要りません。

季節で使う量が変わるものは、去年の同じ月を見てください。三月と十二月に印刷が増える職場は多く、その月だけ在庫を厚くしておけば足ります。年間で同じ量を持つ必要はありません。

数える人は、使う人と同じにしてください。事務の人が倉庫の在庫を数えても、何が減りやすいかの感覚が育ちません。使っている人が数えると、置き方の不具合にもその場で気づきます。

家の食品棚でも、同じ形にする

同じ考え方が、そのまま家でも使えます。

買ってきたものを手前に置くから、奥の缶詰が期限を過ぎます。棚の奥に入れる、または箱ごと前後を入れ替える。この一手間で、期限切れはほとんど出なくなります。

備蓄しているものは、期限の近い順に手前へ。使ったら買い足して奥へ入れる。日常的に消費しながら在庫を回す形にしておけば、いざというときにも使えます。

よくある質問

Q. なぜ古いものが奥に残りますか

A. 補充する人が手前に足し、使う人が手前から取るからです。声を掛けても直りません。補充を奥からに変えてください。

Q. 消耗品はまとめ買いすべきですか

A. 届くまでの日数によります。翌日に届くなら半年ぶんを抱える理由はありません。インクもトナーも、時間がたてば固まります。

Q. 用紙の詰まりを減らすには

A. 開封した束は箱に戻し、床に直接置かないことです。湿気を吸って波打った紙が、詰まりのいちばんの原因になります。

Q. 置き場が足りないときは

A. 月に一度以上触るものだけを手元に残し、それ以外は外へ出します。屋外の保管を借りるほうが、広い物件へ移るより安く済みます。

まとめ

先に入れたものから出すには、置き方を変えるしかありません。補充は奥から、取り出しは手前から。箱には入荷した月を大きく書きます。インクやトナーは時間がたてば固まるので、届くまでの日数から持つ量を決めてください。用紙は開封したら箱に戻し、床に直接置かない。棚が足りないときは、月に一度以上触らないものを外の保管へ逃がします。数える日は月に一度だけ作り、残りいくつで頼むかを書いておいてください。