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BUSINESS COLUMN

見せる棚を自分で組む。配置の決め方と、置いて配る記念品

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既製の家具が入らない場所に、寸法どおりの棚を組む話です。見せる段と隠す段の配置、机まわりの照明、来客に配る記念品の置き方までを見ます。

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事務所の入口に、置き場所のない箱が積まれています。見本の品、資料、季節のもの。全部そこにあります。

来客があるたびに横へ寄せて、帰ったら戻す。それを二年続けてきました。棚を一つ買えば済む話なのですが、幅も高さも中途半端で、既製の家具では入りません。

買うより先に、幅と高さを測る

家具を探す前に、置ける空間を測ります。幅、奥行き、高さの三つです。

測ってみると、既製品の寸法と合わないことがよくあります。柱が出ている、コンセントの位置が中途半端、天井が低い。この手の場所は、店で買ってきた棚が入りません。

だから、寸法に合わせて自分で組む方法を先に検討します。難しそうに見えて、実際はパイプを切ってつなぐだけです。

測るときは、床から天井までを三か所で測ります。古い建物ほど、場所によって数センチ違います。いちばん低いところに合わせておけば入らないことはありません。

コンセントとスイッチの位置も、床からの高さで控えておきます。棚で塞いでしまってから気づくと、組み直しになります。

搬入の経路も見ておきます。組み上がったものが部屋に入らないという事故は、既製品を買ったときによく起きます。

何を見せて、何を隠すか

置き場所を作るときに決めるのは、収める量ではなく「見せるかどうか」です。

来客の目に入る面には、見せたいものだけを並べます。それ以外は、扉のある場所か、視線より下に落とします。

作業用の机

この線引きを先にしておくと、必要な段数が決まります。見せる段は少なく、隠す段は多く。だいたいそういう配分になります。

見せる棚には、渡せるものを置く

来客の目に入る段には、そのまま渡せるものを少し置いておくと役に立ちます。

打ち合わせの帰りに一つ手渡せるものがあると、会話が一つ増えます。名前の入ったものなら、相手の机の上に残ります。

数は多く要りません。オリジナルグッズ作成なら【ME-Q】 は一個から名入れで作れるので、大量に刷らずに、棚に置いておく分だけを用意できます。粗品としてまとめて配る場面とは別に、少しだけ手元に持っておく、という持ち方です。

補充の目安も棚に書いておきます。残り三つになったら頼む、と決めておけば切らしません。

自分で組むという選び方

パイプとジョイントを使うと、寸法を自由に決められます。切って、つないで、止める。工具は最小限で足ります。

は好きな長さのパイプと接続の部品を組み合わせて棚や台を作れる仕組みで、柱をよけた変則的な形にも合わせられます。

作る前に、紙に横から見た図を描きます。段の高さと、そこに何を載せるかを書き込むだけで、組んでから「入らない」が防げます。

重いものを載せる段は、支えを一本増やします。あとから足せますが、載せてからでは外せません。

床が柔らかい部屋では、脚の下に板を一枚敷きます。敷かないと、数か月で跡が残ります。

高さのあるものを組む場合は、壁側に一か所だけ留めます。留めていない棚は、地震のときに前へ倒れます。上のほうに重いものを置いているほど危ないです。

材料は、少し多めに買っておきます。切り損じは必ず出ますし、後から一本だけ足したくなることもよくあります。

高さと明るさで見え方が変わる

同じ棚でも、置く高さで印象が変わります。目線より上に物があると、圧迫して見えます。

来客のある部屋なら、目線より下で収める配置にします。上を空けるだけで、部屋が広く感じられます。

机上のノートパソコン

照明も効きます。棚の中が暗いと、何を置いても沈みます。机の上と同じで、手元を照らす小さな明かりを一つ足すだけで見え方が変わります。

色味は、置くものに合わせます。紙や布は暖かい色のほうが落ち着き、金属や機械は白い光のほうがはっきり見えます。

段の奥行きも見直します。深い棚は、奥のものが取り出せなくなります。手前に置いたものだけを使うようになり、奥は空いていないのに使えない場所になります。

奥行きは、いちばん大きいものの寸法プラス数センチで足ります。余った分は通路に回したほうが、部屋全体としては使えます。

組んだあとに変えられるようにする

一度組んだら終わり、にしないことです。仕事の中身が変わると、置くものも変わります。

段の高さを変えられる作りにしておくと、あとから調整できます。ねじで止めるだけの構造なら、工具一本で組み替えられます。

半年に一度、載っているものを全部下ろして見直します。この一回で、要らないものが必ず出てきます。

処分の判断は、一年触っていないかどうかです。迷ったら箱に入れて日付を書き、次の見直しで開けずに捨てます。

見直す日は、あらかじめ決めておきます。決めていないと、忙しい時期ほど飛ばされます。

入口の一角から始める

全部を一度に片付けようとすると、途中で力尽きます。まず入口の一角だけを決めます。

入口は、来る人が最初に見る場所です。ここが整っているだけで、奥が多少散らかっていても印象が変わります。

一角が終わったら、次はその隣です。区切って進めると、途中で止まっても中途半端に見えません。

かかる時間は、一角あたり半日ほどです。休みの日を一日使えば、入口とその隣までは片付きます。

よくある質問

Q. 自分で組むのは難しくありませんか

A. パイプを切ってつなぐだけなら、工具は最小限で足ります。難しいのは組む作業より、事前に寸法を測って図を描くほうです。

Q. どのくらいの重さまで載せられますか

A. 支えの間隔で決まります。重いものを載せる段は支柱を一本増やします。載せてからでは足せないので、先に決めておきます。

Q. 見せる段には何を置けばいいですか

A. 来客に見てほしいものだけです。それ以外は視線より下か、扉のある場所に落とします。上を空けると部屋が広く見えます。

Q. 渡すものはどのくらい置いておくべきですか

A. 月の来客数の三か月分で足ります。残り三つになったら頼む、と決めておくと切らしません。

まとめ

家具を買う前に、幅・奥行き・高さを測ります。合わないなら寸法どおりに組むほうが早いです。

見せる段と隠す段を先に分けると、必要な段数が決まります。

見せる棚には、そのまま渡せるものを少しだけ置いておきます。

配置は目線より下に収め、棚の中には小さな明かりを足します。半年に一度、全部下ろして見直してください。