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BUSINESS COLUMN

塩分を減らす食生活。我慢しないで続けるやり方を探す

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休憩室に置かれたものを一週間書き出したら、塩気のあるものが多いと分かりました。置き場所を変え、二種類から選べるようにしただけで減っています。言い方の線引きも書きました。

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うちの職場には、毎週なにかしら差し入れが届きます。取引先からのお菓子、近所の店の惣菜、社長が買ってくるパン。

もらえるのはありがたいのですが、置いてあると全部食べます。私は一年で体重が四キロ増えました。今回は、出すものと置くものを見直したときの話です。

一週間、何が置かれたかを書き出した

まず、休憩室のテーブルに置かれたものを一週間書きました。菓子が九つ、惣菜が二つ、飲み物が三種類です。

書いてみると、甘いものより塩気のあるものが多いと分かりました。せんべい、漬物、佃煮。

減らす話をする前に、何が置かれているかを知らないと決められません。感覚では、甘いものが多いと思い込んでいました。

書き出したのは一週間だけです。二週目からは、だいたい同じものが並びます。

置いてあるから食べる、が半分だった

バランスをとった食事

自分の食欲の問題だと思っていましたが、そうでもありませんでした。目に入る場所にあるかどうかで、量が変わります。

テーブルの真ん中に置いていたものを、棚の中に移しました。それだけで、減り方が半分になっています。

無くしたわけではありません。取りに行く手間を一つ足しただけです。

禁止すると、隠して食べるようになります。うちで揉めなかったのは、置き場所を変えただけだからだと思います。

減らすのではなく、選べるようにする

一つしか置いていなければ、それを食べるしかありません。選べる形にするほうが、角が立たない。

塩気の強いものと並べて、味を落とさず塩分だけ下げた食品を扱う他では買えない減塩食品がたくさん!減塩専門店「無塩ドットコム」 の商品を置くようにしました。取る人と取らない人がはっきり分かれています。

無理に勧めていません。棚に並べているだけです。

減塩のものは味が薄いと思われがちですが、置いてみたら普通に減りました。食べ比べないと分かりません。

味の落ち方を確かめてから置く

最初に買ったものは、正直に言うと合いませんでした。二種類目で落ち着いています。

自分で試さずに置くと、誰も手を出しません。まず一つ買って、自分が食べてから決めました。

種類を増やしすぎると、余ります。うちは常時二種類だけにしています。

余ったものは、日を決めて配りました。置きっぱなしのほうが、かえって食べません。

来客に出すものも見直した

新鮮な葉物野菜

打ち合わせで出す菓子も、同じ考え方にしました。二種類から選んでもらう形です。

甘いものが苦手な人はいます。以前は一種類しか出しておらず、手をつけない人が毎回いました。

飲み物も、砂糖の入っていないものを必ず一つ入れます。これは前からやっていました。

食事を出す場面では、食べられないものを先に聞きます。宗教や体質で食べられない人がいるからです。

押しつけない言い方にする

健康の話は、言い方を間違えると人を傷つけます。特に見た目に触れると、そこで終わりです。

私は、置いているものの説明だけをするようにしました。これは塩分が少ないものです、と言うだけです。

食べたほうがいい、控えたほうがいい、とは言いません。取るかどうかは本人が決めます。

塩分を減らした調味料も、休憩室に一つ置きました。減塩するなら国内最大級の減塩専門店「無塩ドットコム」のお得な初回限定セットで! のものを使っていますが、使う人だけが使えばいい形にしています。

自分の食生活のほうが先だった

人に出すものを整える前に、自分の食べ方がひどいと気づきました。昼を抜いて、夜に大量に食べています。

まず、昼を抜かないことにしました。抜いた日は、夕方に置いてある菓子を全部食べています。

そのうえで、家で作るものの調味料を替えました。職場より、家の三食のほうが量は大きいです。

体調が変わったのは三か月目でした。すぐには何も起きません。

昼を抜かなくなってから、夕方の集中の切れ方が変わりました。菓子に手が伸びる回数も減っています。

自分が変わると、人に言う内容も変わりました。やっていないことは、うまく伝えられません。

続けるための決め方

決まりを増やすと、誰も守りません。うちで決めたのは二つだけです。

置き場所は棚の中、二種類は選べるようにする。それだけです。

やめたのは、記録を付けさせることでした。三日で誰も書かなくなっています。

続いているのは、手間が増えていないからだと思います。負担のある取り組みは、必ず途中で消えました。

買う担当も固定しました。持ち回りにすると、その月だけ好みが偏ります。

月にいくらまで、という上限も決めています。決めないと、差し入れの多い月に膨らみました。

体調の話には踏み込まない

塩分や糖分の摂り方は、持病があると事情がまったく変わります。良かれと思って勧めたものが、その人には合わないことがあります。

だから、置くところまでにしています。個別の助言はしません。

健診の結果に沿った食事を組みたい人がいれば、医師や管理栄養士に相談するよう伝えています。素人が数字を見て言うことではありません。

会社としてやれるのは、選べる状態を作るところまででした。

よくある質問

Q. 差し入れを断るべきですか

A. 断らなくて構いません。うちはテーブルの真ん中から棚の中に移しただけで、減り方が半分になりました。取りに行く手間を一つ足す形です。

Q. 減塩のものは味が薄くないですか

A. 置いてみたら普通に減りました。ただ、合わないものもあります。まず自分で一つ買って食べてから置いてください。

Q. 健康の話をどう伝えますか

A. 置いてあるものの説明だけにしています。見た目や体型に触れると、そこで終わります。取るかどうかは本人が決める形にしました。

Q. 個別に食事の助言をしていいですか

A. 持病があると事情が変わります。会社は選べる状態を作るところまでにして、個別の相談は医師や管理栄養士に回してください。

まとめ

まず一週間、何が置かれているかを書き出しました。うちは塩気のあるものが多く、思い込みとは違っています。効いたのは、置き場所を棚の中に移したことと、二種類から選べるようにしたことの二つだけです。減塩の食品は自分で食べてから置きました。来客に出すものも同じ考え方にしています。言い方は、置いているものの説明までにとどめました。そして、人に出すものより自分の食生活のほうが先でした。