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水道料金が急に上がった。原因の探し方

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使い方は変わっていないのに請求が増えた。漏水の確かめ方と、問い合わせ先、減額の相談を順に見ていきます。

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水道の請求が、前の期の一.五倍になっていました。人数も業務の量も変わっていません。

心当たりがなく、そのまま払いましたが、次の請求も同じでした。誰も使い方を変えていないと言います。どこから調べればよいのかが分かりません。

増えた分は、どこかで出ている

使っていないのに増えるということは、漏れているか、止まっていないかです。

考えられるのは、どこかで漏れている、器具が止まりきっていない、気づかない範囲で使い方が変わった、単価が改定された、請求の期間が違う、といったことです。

どこかで漏れている場合は、地中や壁の中など、見えない場所であることが多くなります。

器具が止まりきっていない場合は、漏れとは違い、正常な経路を水が流れ続けています。

使い方が変わった場合もあります。本人たちに自覚がないだけで、量が増えていることがあります。

単価の改定や請求の期間の違いは、設備とは関係のない原因です。ここを先に外します。

まず単価と期間を確かめてください。料金の改定や検針の期間の違いで増えている場合があります。 設備を調べる前に、請求書の数字を読むほうが早く済みます。

前回と今回の検針の期間を見比べます。日数が違えば、それだけで金額は変わります。四十日分と三十日分では、二割以上違います。

単価の改定があったかどうかも確かめます。改定の通知は、請求書と一緒に送られていることがあります。ここで説明が付けば、設備を調べる必要はありません。

赤いハンドルの止水栓

メーターで確かめる

もっとも確実で、費用のかからない方法です。

やるのは、すべての蛇口と器具を止める、メーターの動きを見る、動いていればどこかで漏れている、時間を置いて数値を比べる、記録を残す、という手順です。

すべての蛇口と器具を止めます。屋外の散水栓や、自動で動く装置も含めます。

メーターの動きを見ます。多くのメーターには、少量の流れでも回る部分があります。

時間を置いて数値を比べます。動きが分かりにくい場合は、一時間ほど空けて数字を控えます。

記録も残します。日付と時刻、そのときの数値です。次に確認するときの基準になります。

業務が完全に止まっている時間に見てください。誰かが使っていると判断できません。 昼間に確かめても、どこかで誰かが手を洗っていれば、それだけで動きます。

全員が帰った後の数値と、翌朝誰かが使う前の数値を比べるのが確実です。夜間に動く給湯や冷却の設備があるなら、それも止めます。

数値が進んでいれば、漏れているか、止まりきっていない器具があります。進んでいなければ、原因は使い方か請求の側にあります。この切り分けだけで、次に調べる範囲が半分になります。

止まりきっていない場所を探す

漏れではなく、止まっていないだけのことがあります。

見るのは、トイレのタンク、蛇口のパッキン、屋外の散水栓、厨房の給水の器具、自動で洗浄する装置です。

蛇口のパッキンは、締めても少し垂れる状態が続きます。一滴ずつでも、続けば量になります。

屋外の散水栓は、使った後に締め切れていないことがあります。普段は誰も見ません。

自動で洗浄する装置は、設定が変わって回数が増えていることがあります。

トイレのタンクを先に見てください。少量が流れ続けているだけで、月にかなりの量になります。 タンクの中の部品が劣化すると、便器へ水が流れ続けます。

音が小さいと気づきません。確かめるには、水面に色の付いた紙を浮かべるか、水面が揺れていないかを見ます。流れていれば、わずかに動きが見えます。

流れ続けている状態は、一か所でも金額に出ます。部品の交換で済むことが多く、費用も限られます。まず疑う場所として適しています。

部品を替えても止まらない、あるいは自分で開ける自信がないなら、水まわりの修理を受けている水回りのトラブルにお悩みの方は、水道救急センターにおまかせ! に、症状と器具の型番を伝えて見てもらってください。

白い浴槽

使い方の変化を確かめる

「変わっていない」は、たいてい思い込みです。

確かめるのは、扱う品目や量が増えていないか、清掃の頻度を上げていないか、季節による違い、新しく入れた機器がないか、出入りする人が増えていないかです。

扱う品目や量は、少しずつ変わります。洗う工程が増えれば、その分だけ水を使います。

清掃の頻度も見ます。衛生の基準を上げた結果、水の使用が増えていることがあります。

季節による違いも大きく出ます。暑い時期は、打ち水や冷却で使う量が増えます。

出入りする人の数も確かめます。外部の作業員が長期で入っていれば、その分が乗ります。

新しく入れた機器を確かめてください。冷却や洗浄に水を使う機器は、想定より多く使うことがあります。 製氷機、食洗機、冷却の装置。これらは動いている間、継続的に水を使います。

導入したときには、消費する量まで確かめていないことがほとんどです。仕様書に記載があるので、月あたりに換算してみます。

換算した量が増えた分と近ければ、原因はそこです。この場合は漏れではないため、設備を探しても見つかりません。

検針と請求の中身を読む

同じ請求書でも、読める人と読めない人がいます。

見るのは、検針の期間、使用の量と料金の内訳、基本の料金と従量の料金、下水の料金の計算の仕方、単価の改定の通知の有無です。

検針の期間は、前回と日数が同じかを見ます。ずれていれば、その分だけ量が変わります。

使用の量と料金は、分けて見ます。量が増えているのか、単価が上がっているのかで、原因が違います。

基本の料金と従量の料金も分けます。基本の部分は、使っても使わなくてもかかります。

下水の料金の計算を確かめてください。上水の使用量を基に計算されるため、増えると両方に響きます。 下水の料金は、多くの場合、上水の使用量から算定されます。

つまり、水が漏れて上水の量が増えると、実際には下水に流れていない分まで下水の料金として請求されます。金額の増え方が、想定の二倍近くになるのはこのためです。

漏水が原因だった場合、この点も含めて相談できることがあります。請求書のどの欄が下水の分かを、一度確かめておきます。

相談できる先を知る

自分で切り分けられない場合があります。

相談先としては、建物の管理会社、水道の事業者の窓口、指定された工事の会社、設置した会社があります。

建物を借りている場合は、まず管理会社です。共用の部分が原因なら、自社では手が出せません。

水道の事業者の窓口では、検針の記録を確かめてもらえます。過去の使用量の推移も出してもらえます。

修理は、地域で指定された工事の会社に頼むのが原則です。誰でもよいわけではありません。

漏水が原因だった場合、料金の減額の相談ができる仕組みがあります。要件と手続きは、水道の事業者の窓口に確認してください。 見えない場所での漏水について、料金の一部を減額する仕組みを設けている事業者があります。

要件は、地下や壁の中など発見が難しい場所であること、修理を済ませていること、といった形で定められていることが多いものです。申請の期限もあります。

修理をする前に、窓口に手順を確かめておきます。修理の記録や領収書が必要になるため、捨てないでください。

使う量そのものを見直すなら、飲む水と洗う水を分ける手もあります。水道水から簡単に浄水!シリカ水が作れます【高機能浄水器Welvina】 のような注いで使う浄水のポットなら、蛇口を替えずに飲む分だけを整えられます。

次から気づける形にする

一度調べて終わりでは、また同じことが起きます。

やるのは、毎月の使用量を記録する、前年の同じ月と比べる、急に増えたら調べる、担当を決める、記録の置き場を決めることです。

毎月の使用量は、請求書から書き写すだけです。金額ではなく、量を記録します。

急に増えたときの基準も決めます。前年の同じ月から二割増えたら調べる、といった線です。

担当も決めます。決めていないと、請求書を見た人が「高いな」と思うだけで終わります。

記録の置き場も決めます。担当が替わっても続く形にします。

前年の同じ月と比べてください。季節で変わる分を除いて見ないと、判断を誤ります。 前の月と比べると、季節の変化を異常と見なしてしまいます。

夏に増えるのは当然です。冬に増えていれば、それは異常です。前年の同じ月と比べれば、この違いが分かります。

一年分の記録がたまれば、翌年からは判断が簡単になります。記録がなければ、また今回と同じところから調べ直すことになります。

よくある質問

Q. 何から調べますか。

A. 請求書の単価と検針の期間からです。日数が四十日と三十日では、それだけで二割以上変わります。設備を調べるのはその後です。

Q. メーターはいつ見ますか。

A. 全員が帰った後と、翌朝誰かが使う前です。昼間は誰かが使っている可能性があり、判断できません。

Q. 漏れていない場合は。

A. トイレのタンクなど、止まりきっていない場所を探してください。あわせて、新しく入れた機器が使う水の量も確かめます。

Q. 料金は下がりませんか。

A. 見えない場所での漏水には、減額を相談できる仕組みがあります。要件と申請の期限があるため、修理の前に事業者の窓口へ確かめてください。

まとめ

設備を調べる前に、単価と検針の期間を確かめてください。

業務が止まっている時間に、メーターの動きを見ます。

トイレのタンクなど、止まりきっていない場所を先に疑います。

新しく入れた機器が使う水の量を、仕様書で確かめてください。

減額の相談の可否は、水道の事業者の窓口に確認してください。