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端末が起動しない。中のデータを諦める前に

公開 ・ 更新

起動しないことと、データが消えたことは別。切り分けと、してはいけないことを順に見ていきます。

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朝、いつも使っているパソコンが起動しなくなりました。電源は入りますが、画面が真っ暗のままです。

中には今週の見積と、顧客とのやり取りが入っています。バックアップは半年前のものしかありません。今日中に出す見積もあります。どうすればよいのかが分かりません。

起動しないことと、データが消えたことは別

多くの場合、記録装置は無事です。

起動しない原因には、電源やケーブルの問題、画面や配線の問題、基板や部品の故障、記録装置の故障、設定や更新の失敗があります。

電源やケーブルの問題であれば、記録装置には一切影響がありません。

画面や配線の問題も同様です。本体は動いているが、映っていないだけということがあります。

基板や部品の故障の場合も、記録装置そのものは無事なことが多くあります。

設定や更新の失敗も、データを消すわけではありません。起動の過程で止まっているだけです。

起動しない、イコール、データが消えた、ではありません。慌てて初期化しないでください。 画面が真っ暗な状態を見て、すべてが失われたと考えます。そして、復旧のために初期化を試みます。

この操作が、最も取り返しのつかない結果を招きます。無事だった記録装置の内容を、自分で消すことになります。

まず、データは残っている前提で動きます。取り出しの手段を確保してから、本体の復旧を考えます。順序を逆にすれば、失う必要のないものを失います。

記録装置の円盤

切り分けの順番

費用のかからない確認から、始めます。

確かめるのは、電源とケーブル、画面が別の機器で映るか、充電されているか、警告音や表示があるか、外付けの機器を全部外して試すことです。

電源とケーブルは、別のものに替えて試します。ケーブルの断線は、外からは分かりません。

画面が別の機器で映るかも確認します。映れば、画面の側の問題ではありません。

充電の状態も確認します。持ち運ぶ機器では、電池が切れているだけのことがあります。

警告音や表示にも意味があります。音の回数や、表示の内容が原因を示していることがあります。

外付けの機器を全部外して、試してください。接続した機器が原因で起動しないことがあります。 記録装置、読み取り機、変換の機器。これらが接続されていると、起動の途中で止まることがあります。

そして、この原因は最も見落とされます。昨日まで同じ構成で動いていたためです。

すべての機器を外し、電源とケーブルだけの状態で起動します。三分で試せます。これで起動すれば、外した機器を一つずつ戻して原因を特定します。

起動しない一台の代わりを、急いで用意する話にもなります。使わなくなった携帯電話が引き出しに残っているなら、査定をその場で出す【バイヤーズ.com】 に回して、代替機の費用に充てる手もあります。

やってはいけないこと

取り返しがつかなくなる操作が、あります。

避けるのは、初期化や再インストールを試す、分解して基板を触る、濡れた機器に通電する、異音がするのに電源を入れ続ける、復元のソフトを同じ機器に入れることです。

初期化や再インストールは、データを消す操作です。動かすことが目的でも、結果として中身を失います。

分解して基板を触る行為も危険です。静電気で部品を壊すことがあります。

濡れた機器に通電するのも避けます。乾いて見えても、内部に水分が残っています。

復元のソフトを同じ機器に入れるのも問題です。入れる操作自体が、残っているデータを上書きします。

異音がする場合は、電源を入れないでください。回すたびに、記録している面が傷つきます。 円盤の回る記録装置から、規則的な音や擦れる音がする。これは、読み取る部分が面に触れている可能性を示します。

そして、電源を入れるたびに傷が広がります。最初は取り出せたはずのデータが、数回の起動で失われます。

「もう一度試せば起動するかもしれない」という判断が、状況を悪化させます。異音に気づいた時点で電源を切り、それ以降は入れません。専門の業者に相談します。

記録装置の腕の部分

データを取り出す方法

本体が直らなくても、中身は取れることがあります。

手段は、記録装置を外して別の機器につなぐ、修理と一緒にデータの取り出しを頼む、専門の業者に出す、クラウドに残っている分を使う、他の人に送ったファイルを集めることです。

記録装置を外して別の機器につなぐ方法は、費用がかかりません。ただし、機種によっては取り外しが難しく、保証にも影響します。

修理と一緒に取り出しを頼む方法もあります。依頼の際に、データの取り出しを希望する旨を明確に伝えます。

専門の業者に出す方法は、費用がかかりますが、成功する可能性が高くなります。

クラウドに残っている分も確認します。同期していれば、直近の版が残っています。

他の人に送ったファイルを、先に集めてください。メールや共有の場所に、直近の版が残っていることがあります。 見積を取引先に送っていれば、送信の記録に添付が残っています。社内の誰かに確認を頼んでいれば、その人の手元にあります。

そして、この確認は数分で終わります。費用もかかりません。

必要なファイルを一覧にし、それぞれについて「誰かに送っていないか」を確認します。業務で使うファイルの多くは、どこかに渡っています。ここで見つかれば、取り出しを待たずに業務を続けられます。

その間の業務を止めない

直るまで待てないことが、あります。

やるのは、代わりの端末を用意する、必要最低限の環境を作る、取引先への連絡が必要か判断する、急ぎの案件を洗い出す、予備機の有無を確かめることです。

必要最低限の環境を作ります。すべてを再現する必要はありません。今日必要なものだけです。

取引先への連絡が必要かも判断します。納期に影響するなら、早く伝えます。

急ぎの案件も洗い出します。今日中のもの、今週中のもの。優先の順を決めます。

予備機があるかを、先に確かめてください。無い場合は、借りる手段を並行して探します。 予備の端末が一台あれば、その日のうちに業務を再開できます。設定に半日かかっても、止まるよりはるかに良い状態です。

予備がなければ、借りる手段を探します。販売店の貸出、同業からの借用、短期の賃貸。手配には日数がかかるため、修理の見積もりを待ってからでは遅くなります。

修理の判断と、代替の手配は同時に進めます。修理が早く終われば、借りる必要がなくなるだけです。逆の順序では、業務が止まる日数が延びます。

修理か買い替えかを決める

取り出しが済んだら、本体の判断です。

見る点は、修理の費用と期間、使ってきた年数、同じ故障が起きる可能性、買い替えた場合の設定の手間、保証や保守の契約です。

修理の費用は、買い替えの費用と比べます。半額を超えるなら、買い替えの検討に入ります。

使ってきた年数も判断の材料です。五年使った機器は、他の部分も寿命が近づいています。

同じ故障が起きる可能性も考えます。原因が特定できていなければ、再発します。

買い替えた場合の設定の手間も見込みます。ソフトの入れ直し、設定の再現。

修理の期間を、確かめてください。二週間かかるなら、買い替えたほうが早いことがあります。 修理の費用が安くても、その間の業務が止まれば、損失はそちらのほうが大きくなります。

代わりの端末を借りる費用、作業の遅れ、取引先への影響。これらを合わせると、新しく買う金額を超えることがあります。

見積もりを取る際に、費用と期間の両方を聞きます。そして、その期間に生じる損失を計算します。数字を並べれば、判断は明確になります。

処分するときの注意

壊れていても、データは残っています。

確かめるのは、記録装置を外して保管するか、消去の方法と証跡、下取りに出す場合の扱い、廃棄を頼む先、確認先です。

記録装置を外して保管する方法もあります。本体だけを処分し、記録装置は手元に残します。

消去の方法と証跡も決めます。上書きで消すか、物理的に壊すか。

下取りに出す場合も、消去の扱いを確認します。事業者が行うのか、こちらで済ませるのか。

廃棄を頼む先も選びます。事業から出る機器は、扱いが定められています。

壊れた機器にも、データは残ります。消去の証跡を残してから処分してください。 「起動しないから、中身も読めない」という考えは誤りです。記録装置を取り出せば、別の機器で読めます。

そして、その記録装置には、顧客の情報や取引の内容が入っています。これが外に出れば、機器の損失では済みません。

消去を行い、その記録を残します。自社でできなければ、事業者に依頼して証明を受け取ります。壊れた機器ほど、この確認が飛ばされがちです。

この一台を諦めて代わりを立てるなら、業界最長クラスの1年保証がついた高性能再生パソコン専門店【PC next】 のような整備済みの機体は納期が読めます。データを取り出す作業と、業務を戻す作業は、並行して進めたほうが早く終わります。

よくある質問

Q. データは消えましたか。

A. 起動しないこととデータが消えたことは別です。多くの場合、記録装置は無事なので、慌てて初期化しないでください。

Q. まず何を試しますか。

A. 電源とケーブルの交換、画面の確認、そして外付け機器を全部外しての起動です。三分で試せます。

Q. 異音がします。

A. 電源を入れないでください。読み取る部分が面に触れている可能性があり、起動のたびに傷が広がります。

Q. 急ぎの仕事があります。

A. 予備機の有無を先に確かめ、無ければ借りる手段を並行して探してください。修理の見積もりを待ってからでは遅くなります。

まとめ

起動しない、イコール、データが消えた、ではありません。

外付けの機器を全部外して試してください。最も見落とされる原因です。

異音がする場合は電源を入れません。回すたびに傷が広がります。

他の人に送ったファイルを先に集めます。数分で終わり、費用もかかりません。

処分の前に消去の証跡を残してください。壊れていても読めます。