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BUSINESS COLUMN

問い合わせが減った自社サイトを、費用の小さい順に手を入れる

公開 ・ 更新

作り直しを頼む前にできることがあります。どこで落ちているかの切り分け、更新する人のパソコン、置き場所の契約、フォームの項目、改ざんの確認までを安い順に並べます。

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去年の同じ月と比べて、自社サイトからの問い合わせが半分になりました。広告を出しているわけでもないので、下がった理由に心当たりがありません。

こういうとき、いきなり制作会社に作り直しを頼むと数十万円が飛びます。その前に、費用がかからない順に確かめられることがいくつもあります。順番に手を入れて、それでも戻らなければ作り直しを考える。この順序を守るだけで、出ていく額がだいぶ変わります。

どこで止まっているかを、先に分ける

問い合わせが減る原因は、大きく三つに分かれます。

そもそも人が来ていないのか、来ているけれどフォームまで進んでいないのか、フォームは開かれているのに送信されていないのか。この三つは打つ手がまったく違います。アクセスの記録を見れば、どこで落ちているかは十分ぐらいで分かります。全体をまとめて直そうとするから高くつくので、落ちている一段だけを直します。

来訪の数そのものが減っているなら、検索の側で何かが起きています。順位が下がったのか、掲載そのものが消えたのか。無料の管理用の画面を入れていれば、そこで確認できます。入れていないなら、これを機に登録してください。数分で終わります。

来訪は変わっていないのに問い合わせだけ減っているなら、原因はページの中にあります。この場合、検索の対策をいくらやっても戻りません。

開いた財布

更新する側のパソコンが遅いと、更新が止まる

意外に多いのが、更新する人の手元が原因という場合です。

画像を差し替えようとすると固まる、管理画面を開くのに一分かかる。こうなると、更新の頻度が自然に落ちます。更新が止まったサイトは、検索の順位も問い合わせも静かに下がります。原因がメモリの不足なら、部品を足すか機械を替えるだけで解決します。整備済みの再生機を扱う業界最長クラスの1年保証がついた高性能再生パソコン専門店【PC next】 のような販売店なら、画像を扱えるスペックの一台が新品の半額前後で用意でき、更新の担当を一人増やす余裕も出ます。

「更新できないのは忙しいから」と本人は言いますが、聞いてみると作業が苦痛なだけ、ということがよくあります。写真を一枚差し替えるのに十分かかる端末では、誰でもやりたくなくなる。

台数を増やすより、更新する人の一台だけを良くするほうが効きます。事務作業しかしない席は古いままで構いません。

表示の遅さは、置き場所のこともある

手元が速くても、開くのに時間がかかるなら置き場所を疑います。

画像を圧縮していない、同居している他のサイトが重い、契約している枠が小さい。表示に三秒以上かかると、来た人のかなりの割合がそこで離れます。まず画像の容量を減らして、それでも遅ければサーバの契約を一段上げるか、置き場所そのものを移すかを検討してください。移すのは手間ですが、毎月の額は数百円しか変わらないこともあります。

複数のサイトを持っているなら、置き場所を分ける考え方もあります。一つの契約に全部を載せると、どれか一つが重くなったときに全部が引きずられる。回線と設備を分けて借りられるホスティングを使えば、影響を切り離せます。

ドメインの更新が切れかけていないかも、この機会に見ておいてください。切れた瞬間に全部が見えなくなります。

問い合わせの入口を、減らさない

フォームまで来ているのに送られていないなら、入口の作りを疑います。

入力の項目が十を超えていないか。会社名や部署を必須にしていないか。スマートフォンで開いたときに、送信のボタンが画面の外に出ていないか。この三つを直すだけで、送信の数が戻ることがあります。電話番号を大きく出すのも効きます。フォームが苦手な人は、番号が見つからないと諦めて閉じます。

自分で一度、スマートフォンから送ってみてください。文字が小さい、確認の画面から戻れない、送信後に何も出ない。実際にやると、想像していなかったところで詰まります。

送信の通知が届いていない、という可能性もあります。迷惑メールの側に落ちていて、半年ぶんの問い合わせに気づいていなかった、という話は珍しくありません。まずそこを確かめてください。

文具を並べた机

見た目を作り直すか、土台だけ替えるか

作り直しを考える段になったら、全部を発注する前に土台の交換を検討します。

いまのWebサイトの中身をそのまま残したまま、見た目と構造を担う部分だけ入れ替える方法があります。制作会社に一から頼むより桁が一つ違い、更新の手順も変わりません。問い合わせまでの導線を作り込んだWordpressテーマ - RE:DIVER のような土台に載せ替えると、スマートフォンでの表示や読み込みの速さも一緒に片づきます。

まず土台を替えて、三か月見る。それで戻らなければ、原稿と写真の作り直しに進みます。

改ざんされていないかを、一度だけ確かめる

急に問い合わせが止まったときは、これも疑ってください。

管理画面のログインが破られて、見えないところに別のページが差し込まれている。この状態になると検索から外され、来訪そのものが消えます。表からは普通に見えるので、気づくのが遅れます。マルウェアの混入や不正アクセスの痕跡は、診断のサービスを一度通せば分かります。年に一度でいいので、脆弱性の点検とセキュリティの設定の見直しを予定に入れておいてください。

改ざんされていた場合、削除して終わりではありません。入られた経路をふさがないと、数日で戻ります。古いまま放置している部品の更新と、管理画面のパスワードの変更を同時にやります。

来た人の端末がウイルスに感染する形の改ざんもあります。この場合、気づかずに放置すると取引先に迷惑がかかる。年一回の点検は、そのための保険です。

費用の小さい順に、並べ替える

やることが出そろったら、金額の小さい順に並べます。

アクセスの記録を見る、フォームの項目を減らす、画像を軽くする。ここまでは無料です。次が更新する人の端末と、置き場所の契約。ここで数万円。最後が土台の入れ替えと原稿の作り直しです。上から順にやって、戻った時点で止める。これが、いちばん損をしない進め方です。

よくある質問

Q. 最初に見るのはどこですか

A. 来訪が減ったのか、フォームまで進んでいないのか、送信されていないのか。この切り分けが先です。

Q. 作り直しは必要ですか

A. 土台の入れ替えで済むことが多いです。三か月見てから、原稿と写真の作り直しを判断してください。

Q. フォームの項目はいくつまで

A. 必須は五つ以内を目安にしてください。会社名や部署を必須から外すだけで送信が増えます。

Q. 急に問い合わせが止まりました

A. 改ざんの可能性があります。診断を一度通して、不正なページが差し込まれていないか確認してください。

まとめ

どこで落ちているかを分けてから、費用の小さい順に手を入れます。無料でできるのは記録の確認とフォームの項目削減と画像の軽量化。次が更新する人の端末と置き場所の契約で、ここまでで数万円。作り直しは最後で、しかも土台の入れ替えで済むことが多い。急に止まったときだけは、改ざんの有無を先に確かめてください。