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作業場の水分補給をどう回すか。熱中症を出さない休憩の作り方

公開 ・ 更新

倒れた原因は暑さではなく、飲む場所が遠かったことでした。十歩以内に置き替えた結果、何を置くか、休憩の取り方の決め方と作業の順番の入れ替えを書いています。

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去年の七月、作業場で一人が具合を悪くしました。屋根はありますが、壁の一面が開いていて、午後は熱がこもります。

その日は特別に暑かったわけではありません。飲んでいなかっただけでした。今年は置き方と休憩の取り方を変えています。

去年、一人倒れた

午前中から作業を続けて、昼を食べずにいました。本人は「そんなに暑くない」と言っています。

作業に集中していると、喉の渇きに気づきません。気づいたときには遅い、と後で聞きました。

その日の水分の量を聞いたら、午前中に一度だけでした。心がけの問題ではなく、飲む場所が遠かったのが原因です。

事務所まで戻らないと飲めない配置になっていました。片道で二分かかります。

二分を惜しむのかと思いましたが、手袋を外して戻ることを含めると、五分の作業中断でした。

飲む場所が遠いと飲まない

製造の現場

作業する場所から十歩以内に置く、と決めました。距離を縮めるだけで、回数が変わります。

作業場は電源が取りにくいので、置き場所を選ばない水道水から簡単に浄水!シリカ水が作れます【高機能浄水器Welvina】 を台に載せて使っています。汲んで注ぐだけです。

各自のボトルに移して、手元に置く形にしました。共用のコップは、結局使われません。

置いた場所に日が当たると、ぬるくなって飲まなくなります。日陰になる側へ移しました。

飲んだ量は、ボトルの目盛りで自分で分かります。数えろとは言っていません。

一か月で、飲む量が二倍近くになりました。距離だけの問題でした。

何を置くか

水だけを大量に飲むと、それはそれで具合が悪くなると教わりました。塩分の補給も要ります。

塩分を含むものと、水を両方置いています。どちらを取るかは本人に任せました。

事務所の側には、湯も使える形を残しています。用途に合わせて選べる を据え置きで入れて、冬もそのまま使えるようにしました。

甘い飲み物ばかりになると、それも続きません。三種類を上限にしています。

補充を誰がやるかも決めました。決めていない時期は、いつも同じ人がやっていました。

休憩の取り方を先に決める

工具の並ぶ作業場

好きなときに休んでください、では休みません。区切りが悪いと、そのまま続けます。

時刻を決めて、全員で一度手を止める形にしました。個人の判断にしないのが要点です。

暑い日は、長く休むより回数を増やすほうが効きました。十分を三回のほうが、三十分を一回より楽です。

座る場所を作りました。立ったままだと、休んだことになりません。

休憩の時間を作業時間から差し引かない、と先に言っています。ここが曖昧だと、取りません。

作業の順番を入れ替える

暑くなる午後に、いちばん重い作業を入れていました。順番の問題です。

重い作業を午前に寄せて、午後は屋内でできるものに変えました。人を増やさずにできます。

天気予報を前日に見て、翌日の順番を決めます。決めるのに五分もかかりません。

どうしても午後にやる日は、二人で交代しながらやります。一人で通しません。

夏のあいだだけ、始業を一時間早めた年もあります。効果はありましたが、家の事情で合わない人が出ました。

記録と、症状が出たとき

その日の気温と、休憩の回数と、体調の申告だけ一行に残しています。細かく書くと続きません。

去年と並べて見ると、暑くなる時期がずれていることが分かりました。準備を始める時期を早めています。

具合が悪くなったときの手順は、三行にして休憩の場所に貼りました。涼しい場所へ移す、水分が取れるか確かめる、取れないなら救急へ。

一人で対応させないよう、必ず二人で見る形にしています。

体調不良が続く場合は医療機関に相談してください。会社の側で判断することではありません。

冬も同じ形が要る

寒い時期は、喉の渇きが出にくくなります。飲む回数は夏より落ちていました。

暖かい飲み物を置くだけで、回数が戻ります。夏に作った置き場所を、そのまま使いました。

冬の作業場は乾燥します。湿度を測ってみると、思ったより低い数字でした。

夏だけの取り組みにすると、翌年にまた一から作り直すことになります。通年で置いておくほうが楽でした。

冬は、休憩の場所が寒いと使われません。風の当たらない側へ移しただけで、座る人が増えています。

一年を通して同じ場所にあると、新しく入った人にも説明が要りません。そこが休憩の場所だと分かります。

家の作業でも同じで、庭仕事の日は水を持って出るようにしました。取りに戻るのが面倒で飲まなくなります。

自分の子どもにも、外で遊ぶ日はボトルを持たせています。渇いたと言う前に減っていました。

決めごとを増やしすぎると守られません。うちは、置き場所と時刻の二つだけにしています。

新しく入った人には、その二つだけ最初の日に伝えます。覚えることが少ないほど守られました。

よくある質問

Q. なぜ水分を取らないのですか

A. 心がけの問題ではありませんでした。うちは飲む場所が片道二分の距離で、手袋を外して戻ると五分の中断になります。十歩以内に置いたら、飲む量が二倍近くになりました。

Q. 何を置けばいいですか

A. 水だけを大量に飲むと、それはそれで具合が悪くなります。塩分を含むものと両方置いて、どちらを取るかは本人に任せました。種類は三つを上限にしています。

Q. 休憩はどう取らせますか

A. 好きなときに、では休みません。時刻を決めて全員で手を止めてください。暑い日は、長く休むより回数を増やすほうが効きました。座る場所も要ります。

Q. 具合が悪くなったらどうしますか

A. 涼しい場所へ移す、水分が取れるか確かめる、取れないなら救急へ。三行にして貼っています。一人で対応させず、必ず二人で見てください。体調不良が続く場合は医療機関へ相談を。

まとめ

倒れた原因は暑さではなく、飲む場所が遠かったことでした。作業する場所から十歩以内に置き替えたら、飲む量が二倍近くになっています。水だけでなく塩分を含むものも置き、種類は三つまでにしました。休憩は時刻を決めて全員で手を止め、暑い日は回数を増やします。重い作業は午前に寄せて、午後は屋内のものに入れ替えました。記録は気温と休憩の回数と体調の申告だけです。冬も同じ置き場所を残しています。