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勤め先を辞めて仕事を続ける。電話とFAXの受け口を先に決める

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独立か転職かを決める前に、連絡先の設計だけは先に済ませます。固定の番号を持つか、注文書がFAXで届く相手をどう受けるか。退職の前後でやる順番を並べました。

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勤め先を辞めて、そのまま同じ分野の仕事を自分で受けることにした。転職ではなく独立を選ぶ人は、思っているより多くいます。

そのとき最初に詰まるのが連絡先です。名刺に何を書くか、電話をどこで受けるか、まだ紙で受け取るやりとりが残っている相手からのFAXをどうするか。仕事の中身より先に、ここで手が止まります。

辞める前に決めておく三つ

退職の日、次の収入が入る月、連絡先の三つです。この順で重さが違うように見えますが、実際は連絡先が後回しにされて事故が起きます。

在職中の携帯番号を取引先に伝えてしまうと、辞めたあとも会社の用件がかかってきます。線を引く意味でも、番号は分けておきます。

住所も同じです。自宅をそのまま書くかどうかは、後から変えるのが面倒なので先に決めます。

退職の意思を伝える前にこれらを準備するのは、後ろめたいことではありません。引き継ぎを丁寧にするための準備でもあります。

同じ分野で続けるなら、前の職場と競合しない範囲も確認しておきます。ここを曖昧にしたまま始めると、後で気まずくなります。

打ち合わせ用のテーブル

そもそも独立か、転職か

一人でやると決める前に、勤め先を変えるという道も並べて比べます。比べずに独立した人は、一年目の収入の谷で後悔しがちです。

比べる材料は三つです。今の取引先が個人の自分にも発注してくれるか、生活費の何か月ぶんを持っているか、営業を自分でやる気があるか。

三つ目でつまずく人がいちばん多いところです。前の会社の看板で取れていた仕事は、看板が無くなると取れません。

比べたうえで転職を選ぶ人も相当数います。独立を一度考えたことは無駄になりません。自分が何を面白いと思っているかがはっきりします。

どちらを選ぶにせよ、辞める前に一度は求人を見ておきます。外の水準を知らないまま独立すると、安く受けてしまいます。

電話をどこで受けるか

固定の番号を持つか、携帯だけで済ませるか。取引の相手によって答えが変わります。

法人を相手にするなら、固定の番号があったほうが通ります。信用というより、請求書や見積書に書く欄が埋まるからです。

とはいえ事務所を借りて回線を引くのは、始めたばかりの人には重い出費です。番号だけを持って、かかってきたら手元の携帯へ回す形なら、月々の負担は小さく済みます。

日中に現場へ出る仕事なら、出られない時間帯の扱いも決めます。留守番のメッセージを入れておくだけで、折り返しの手間がだいぶ減ります。

独立ではなく同じ職種で勤め先を変えるほうが合っている、と話しているうちに気づく人もいます。二十代の営業職に絞って求人を扱う営業職経験者が徹底サポート!20代営業特化の転職支援【Pivotal Career】 のような支援に一度当たっておくと、独立と転職のどちらが自分の条件に合うかを、実在する求人の水準で比べられます。

木の机の上のメモ帳

紙のやりとりが残っている相手をどうするか

業種によっては、注文書がFAXで届きます。建設、運送、卸、医療のあたりは今もそうです。

こちらが電子でやりたいと言っても、相手の社内の手順が変わらなければ通りません。紙で受け取れる形を用意しておくほうが早い場面があります。

専用機を買うのは、一人で始める人には向きません。置き場所も要りますし、外出中は受け取れません。

受信した内容が手元の端末に届く形にしておけば、外にいても読めます。番号を持って着信を転送できるプライバシー保護にToones転送電話 のような契約なら、機械を置かずに受け口だけを確保できます。

受注票のような定型の紙を送ってくる相手には、送り先の番号を書いた紙を一枚渡します。口頭だと必ず間違いが起きます。

番号を取引先へ伝える順番

いきなり一斉に送ると、辞めた事実だけが先に伝わって話がこじれます。順番があります。

最初は、直接やりとりのあった担当者へ個別に伝えます。次にその上司。会社としての窓口が決まってから、書面での案内です。

案内には、いつから連絡先が変わるか、それまではどちらでも通じるか、を書きます。切り替えの期間を一か月ほど重ねると行き違いが減ります。

前の会社の番号にかかってきたぶんをどうするかは、辞めるときに話し合っておきます。取り次いでもらえるかどうかで案内の書き方が変わります。

受け口を一本にまとめておく

電話、FAXの送受信、メール。それぞれ別のところで受けていると見落としが出ます。一日一回、全部を見る時間を決めます。

紙で受けたものは、その日のうちに画像にして同じ場所へ置きます。あとで探すときに、どこで受けたかを思い出さずに済みます。

返事の期限があるものだけ、別の印を付けます。全部を同じ扱いにすると、急ぎのものが埋もれます。

一人で受けている以上、抜けは必ず起きます。抜けたときにすぐ気づける形にしておくほうが、抜けを無くそうとするより現実的です。

よくある質問

Q. 独立するとき、前の職場の取引先に声をかけてよいですか

A. 在職中の約束や誓約書の内容によります。退職前に取り交わした書面を読み返し、判断がつかなければ弁護士に確認してください。

Q. 固定の電話番号は本当に必要ですか

A. 相手が法人中心なら、あったほうが書類が埋まります。個人が相手の仕事なら、携帯だけで困らないことも多いです。

Q. FAXはもう無くなるのではないですか

A. 減ってはいますが、注文書だけは紙という取引先は残っています。こちらの都合で切ると、そのぶんの受注が止まります。

Q. 独立してから転職に戻ることはできますか

A. できます。空白の期間として不利に見られるより、何を受けて何を納めたかを職務経歴書に書けるかどうかで評価が決まります。

まとめ

辞める前に、退職の日・収入の見込み・連絡先の三つを決めます。連絡先が後回しになりがちです。

独立か転職かは、発注が続くか・生活費を持っているか・営業をやる気があるかの三つで比べます。

法人相手なら固定の番号があると書類が埋まります。回線を引かずに番号だけ持つ形もあります。

注文書がFAXで届く業種は残っています。専用機を置かずに送受信できる受け口を先に用意します。

番号の案内は、担当者、上司、書面の順です。切り替えの期間を一か月重ねます。