BUSINESS COLUMN
通路と階段の汚れは誰が落とすか。掃除を回す形を決める
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毎日通る場所ほど担当が決まっていません。上から降ってくるものを先に止め、たまった汚れを一度落とし、週に一度と月に一度で保つ順番を整理しました。
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毎日通る場所ほど、掃除の担当が決まっていません。通路と階段は誰の持ち場でもないので、気づいた人がたまに拭くだけになります。
半年もすると、幅木の上に灰色のほこりが積もり、階段の隅に黒い筋が出ます。人の目は歩く先しか見ていないので、そこまで汚れてから気づきます。職場でも家でも同じで、部屋の中は片付くのに廊下と階段だけが手つかずで残ります。
通路と階段に汚れがたまる理由
靴の裏の砂が落ち、踏まれて細かくなり、床材の目に入ります。掃除機をかけても取れなくなるのはこの段階です。土足で入る場所なら、玄関から三メートルまでにその大半が落ちています。
階段はさらに条件が悪い。踏み面の奥と蹴込みの角は、立ったままでは手が届きません。上から水を流すわけにもいかないので、雑巾で一段ずつ拭くしかない場所です。
手すりと壁も見てください。手の触れる高さだけ色が変わっているなら、皮脂の汚れです。乾いた布では動きません。中性の洗剤を薄めて拭き、そのあと水拭きで洗剤を残さないようにします。
玄関のマットを一枚足すだけでも、奥へ運ばれる砂の量は目に見えて減ります。敷いたら洗う頻度も決めてください。汚れたマットは、砂をためて配る道具になります。

上から降ってくるものを止める
床を拭いても翌週には灰色に戻る。そういう場所は、たいてい上から降ってきています。
通路の天井にある空調の吹き出し口を見てください。羽根に黒い筋が出ていれば、内部にほこりとカビがたまっています。そこを通った空気が、そのまま通路に落ちています。
エアコンは、前面を開けて外せるフィルターまでが自分でやれる範囲です。二週間に一度洗い、完全に乾かしてから戻します。湿ったまま戻すのはカビを育てているのと同じです。
送風の筒の内側に生えたカビは、分解しないと届きません。市販の泡で洗う品もありますが、薬剤が流れきらない構造の機種ではかえってにおいの元になります。買う前に対象の機種を確認してください。
暑くなる前に内部まで洗ってもらうと、床の汚れ方が変わります。作業実績20万件突破!エアコン・ハウスクリーニングなら【アールクリーニング】
は春と秋なら待たずに来てもらえるので、繁忙期を外して予約を入れておくのが確実です。
床がきれいなのに空気がにおうなら、原因はほぼ空調側です。順番を間違えると、何度拭いても終わりません。
自分でやる範囲を決める
平らな床とフィルターは自分で。高い場所と分解が要る場所は頼む。この線を先に引いておくと、途中で手が止まりません。
階段の照明の傘、通路の天井、換気口。この三つは脚立が要るので、一人のときはやらないと決めてしまってよい場所です。落ちてけがをすれば、掃除どころではなくなります。
使う道具も決めます。柄の長いモップ、隅用のブラシ、洗剤用と水拭き用の布。これだけを一か所にまとめておけば、思い立った日にすぐ始められます。道具を探す五分が、着手しない理由になっています。

時間を買って一気に片付ける
たまった汚れは、一度落とせばあとは維持できます。問題は最初の一回に半日以上かかることです。
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のように時間で頼める形なら、やってほしい場所を順番に指定できます。一時間だけ頼んで階段と手すりを終わらせる、という使い方ができます。
頼む前に、優先したい場所を紙に順番で書いておきます。当日に考えると時間が散り、中途半端な状態で終わります。
自分の半日といくらかを並べて比べてください。中途半端に終わる作業なら、頼んだほうが安いという計算になることのほうが多いはずです。
頻度を紙に書いて決める
通路の床は週に一度、階段の隅は月に一度、空調の内部は年に一度。数字にしないと、忙しい週から順に飛びます。
やった日を書き足していくと、次の年に「去年はこの時期だった」と分かります。家と職場の両方を一枚にまとめると、どちらかが抜けることがなくなります。
同じ紙に頼んだ先と金額も書いておきます。次に頼むときの判断材料になりますし、値上がりしているかどうかも分かります。
においとカビが出てきたとき
隅が黒くなっているのはカビです。乾いた布で拭くと胞子を広げるので、塩素系の洗剤を含ませてから拭き取ります。使うときは換気を先にして、他の洗剤と混ぜないでください。
窓のない階段室は特に出やすい場所です。換気の経路がないなら、扉を開ける時間を決めるだけでも違います。
落ちない黒ずみは素材の内側まで入り込んでいます。そこで手を止めて、頼む判断に切り替えてください。こすり続けると床材のほうが先に傷みます。
床材に合わない洗い方をしない
同じ通路でも、素材によって扱いが変わります。塩化ビニルの床は水に強い一方、強い洗剤で表面の艶が落ちます。木の床に水を流せば、継ぎ目から入って膨れます。
タイルカーペットは、汚れた一枚だけ外して洗えるのが利点です。全面を濡らすより、目立つ数枚を交換したほうが早く、乾く時間も要りません。
石の床は、酸性の洗剤で表面が曇ることがあります。何を使うか分からないときは、隅の目立たない場所で試してから広げてください。素材を傷めてしまうと、掃除ではなく張り替えの話になります。
洗剤を変えるときも同じです。前に使っていたものが残った床に別の洗剤を重ねると、白い筋が残ることがあります。切り替えた最初の一回は、水拭きを一度多く入れます。
人が来る前の三十分でやること
来客の前に全部をやろうとすると、間に合わないまま迎えることになります。順番を決めておけば、三十分でも見え方が変わります。
最初に玄関から入って三メートルを片付けます。ここが第一印象を作る場所です。次に手すりと扉の取っ手。手が触れる場所は、汚れていると必ず気づかれます。
そのあとに床。掃除機ではなく、モップで一往復するだけで十分です。時間が余ったら、においの出やすい場所の換気をします。
奥の部屋や高い場所は、この三十分では触りません。中途半端に始めると、道具を出したところで時間が来ます。やらない場所を先に決めるほうが、結果は良くなります。
よくある質問
Q. 階段の隅の黒い筋は何ですか
A. 靴から落ちた砂と皮脂が混ざったものです。乾拭きでは動きません。洗剤を含ませて一段ずつ拭き取ります。
Q. 通路の床がすぐ汚れます
A. 上の空調から落ちている可能性があります。吹き出し口の羽根を見て、黒い筋があれば内部の清掃が先です。
Q. 掃除の担当をどう決めますか
A. 人ではなく場所と頻度で決めます。通路は週一、階段は月一と紙に書いて回す形が、いちばん続きます。
Q. 一度に全部やる時間がありません
A. たまった分だけ外に出し、そのあとを自分で維持する形にしてください。最初の一回が最も重い作業です。
まとめ
通路と階段は、担当を決めないと誰もやりません。上から降ってくるものを先に止め、たまった汚れは一度外に出し、そのあとを週一と月一で保つ。この順番なら手が回ります。
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