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配送に出た人とどうつながるか。高速代と連絡の決めごと

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時間指定と待機の扱いを数字で決め、高速を使う判断は現場に渡す。あわせて、個人の携帯ではなく法人の電話に連絡手段をそろえる進め方をまとめました。

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荷物を届けに出た人と、事務所にいる人。この二つのあいだで起きる行き違いは、たいてい同じ形をしている。着いたのに相手がいない、待たされている、次の予定に間に合わない。連絡が入るころには、もう手遅れになっている。

決めておくべきことは二つある。現場で判断してよい範囲と、その判断を伝える手段だ。どちらか片方だけでは回らない。判断してよくても伝わらなければ意味がないし、伝えられても判断の基準がなければ止まる。

出た人と事務所のあいだで起きること

配送に出ると、予定どおりにいかない場面が必ずある。渋滞、荷受けの相手が不在、指定された時間より早く着いてしまう。そのつど、待つのか次へ回るのかを決めることになる。

決める権限が現場にないと、電話をかけて指示を仰ぐことになる。運転中なら、停まれる場所を探すところから始まる。この往復で十分から二十分が消える。

一日に三回起これば一時間だ。件数が多い日ほど、この時間が積み上がって最後の一件に響く。

だから、現場で決めてよい範囲を先に広げておく。判断の基準さえ共有されていれば、事務所に確認する回数は減らせる。

基準は、細かく書くほど守られない。三つか四つに絞って、それ以外は現場の判断でよいと言い切るほうがうまくいく。判断に迷った結果が全部こちらに来るなら、任せた意味がない。

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時間指定と待機の扱いを決める

時間を指定して受ける仕事なら、その前後の幅も決めておく。何分までなら早着として待つのか、何分待って不在なら持ち帰るのか。数字で決めていないと、毎回その場で悩むことになる。

待機の時間をどう扱うかも大事だ。長く待たされた分が、どこにも記録されないまま消えていることは多い。記録がなければ、条件の見直しを持ちかける材料にもならない。

待った時間は、短くてもその場で書き留める。あとから思い出して書くと、記憶のいい人ほど過小に書く。

決めた基準は、受注の段階で相手にも伝える。伝えていない基準は、こちらの都合でしかない。

高速を使う判断を現場に渡す

遠い配送で下道を選ぶと、燃料と人の時間が伸びる。高速代を惜しんだつもりが、合計では負けていることが多い。

判断を現場に渡すなら、使ってよい上限を決めておく。上限があれば、運転する人が気を遣わずに済む。気を遣った結果として下道を選び、帰りが遅くなるのがいちばん惜しい。

新会社でも作れる 法人ETCカード は設立して間もない会社でも発行までたどり着きやすい法人向けのETCカードで、走った分は月ごとの請求にまとまる。区間と時刻が明細に残るので、どの配送でどれだけ使ったかを後から一件ずつ拾える。

明細がそろえば、次の見積もりに反映できる。感覚で決めていた運賃の根拠が、数字に変わる。

燃料代も同じ扱いにしておくと、一件あたりの移動費が一つの表で出せる。高速代と給油が別々の場所に記録されていると、毎月足し合わせる作業が発生する。

出す数字は、距離あたりの費用にしておくと比べやすい。総額だけを見ていると、件数が動いた月に判断を誤る。

仕分けの作業場

連絡の手段をそろえる

外に出る人の連絡手段が個人の携帯のままだと、いくつか問題が出る。番号が個人のものなので、辞めた後に取引先から着信が続く。通話料の精算も毎月発生する。

法人携帯ドットコムなら事務手数料+解約違約金+割賦残金=【全額負担】 は法人向けの携帯電話を扱う窓口で、乗り換えにかかる事務手数料や違約金、端末の残債を負担する形で申し込める。個人の番号から会社の番号へ移すときに、費用が壁になりにくい。

番号を会社のものにすると、担当が代わったときの引き継ぎも楽になる。相手はいつもの番号にかけるだけでよく、こちらは受ける人を変えればいい。

通話とデータの料金がまとまるので、経費としての扱いも整理しやすくなる。個人の契約を精算する形だと、私用との線引きが毎月ついて回る。

運転中の連絡をどうするか

運転中に電話を受けない、というのは前提として置く。そのうえで、受けられない時間に届いた連絡をどう処理するかを決める。

折り返しの目安を共有しておくと、事務所の側も待てる。三十分以内に折り返す、という程度の決めごとで十分だ。

急ぎの用件は、文字で残す形にそろえる。運転から降りたときに、内容を読んで判断できる。着信の履歴だけだと、かけ直して初めて用件が分かる。

一日の終わりに、その日の連絡をまとめて振り返る時間を五分置く。伝え漏れがあれば、そこで拾える。

停まって連絡を取る場所も、事前に決めておくと早い。経路上のどこで休むかが決まっていれば、その時点でまとめて処理できる。休憩と連絡をひとつにまとめると、余分な停車が減る。

条件を書面にする

決めたことは書面にして、社内と取引先の両方に共有する。時間の幅、待機の扱い、高速の使用、連絡の方法。四つを一枚にまとめれば足りる。

書面があると、担当が代わっても運用が続く。口頭で伝えた条件は、伝えた人がいなくなった時点で消える。

条件を変えるときは、必ず日付を入れて配り直す。古い紙が残っていると、どちらが正しいのか分からなくなる。

半年に一度は実績と見比べる。決めた条件どおりに動けていないなら、条件のほうが実態と合っていない。守れない条件を掲げ続けると、書面そのものが軽く扱われるようになる。

見比べるときは、件数の多い取引先から順に見る。全部を一度に見直そうとすると手が止まるので、上位の数社だけでも十分に効く。

よくある質問

Q. 待機時間の料金は請求できますか。

A. 契約の内容によります。請求するつもりなら、受注の段階で条件に入れておく必要があります。後から持ち出しても認められにくいです。

Q. 高速の使用を現場に任せて使いすぎませんか。

A. 上限を決め、明細を毎月見る形にすれば追えます。実際には、任せたほうが下道での長時間の運転が減ります。

Q. 個人の携帯を業務で使い続けるのは問題ですか。

A. 通話料の精算と、退職後の連絡の扱いが課題になります。番号を会社のものにしておくと、どちらも起きません。

Q. 連絡の記録はどこまで残しますか。

A. 用件と時刻が分かれば十分です。トラブルになったときに、順番を再現できることが目的になります。

まとめ

配送の行き違いは、判断の基準と伝える手段のどちらかが欠けているときに起きる。時間の幅と待機の扱いを数字で決め、高速を使ってよい上限も現場に渡す。

連絡の手段は会社のものにそろえておくと、精算も引き継ぎも軽くなる。決めた条件は一枚の書面にして、社内と取引先の両方に配る。半年に一度、実績と見比べて直していけばいい。