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納期遅れを防ぐには?開発スケジュールを守るためのプロジェクト進行ノウハウ

アプリやシステムの開発において、避けて通れないのが「スケジュール管理」です。

どれだけ素晴らしい企画やデザインであっても、予定通りにリリースできなければビジネスのチャンスを逃してしまう可能性があります。一方で、予定に追われて品質が下がってしまえば、ユーザーの信頼を失うことにもつながります。

この記事では、開発スケジュールを守るために、現場で実際に活用されている考え方やノウハウを紹介します。スケジュール遅延の原因になりやすいポイントを押さえつつ、対策を丁寧に解説していきます。

これからプロジェクトを立ち上げる方、進行管理を任された方にとって役立つ内容です。

なぜ開発スケジュールは遅れやすいのか?

そもそも、なぜアプリやシステムの開発では納期遅れが頻繁に起こるのでしょうか。よくある原因は次のようなものです。

  • 要件が途中で増える(機能追加)

  • 想定していなかった技術的な課題が発生する

  • デザインやUIの調整に時間がかかる

  • テストフェーズでバグが多発する

  • クライアントからの確認やフィードバックが遅れる

これらの問題は、初期段階で見落とされがちです。しかし、こうしたリスクを前提として設計・管理することで、スケジュールを守る確率を高めることができます。

スケジュールを守るための5つのポイント

ここからは、実際の開発現場でスケジュール遅延を防ぐために行っている施策や考え方を紹介します。

1. 要件定義は時間をかけてでも丁寧に行う

スケジュールが狂い始める最大の原因は、「実は要件が曖昧だった」というパターンです。

初期段階で、どの機能が必要で、どの画面が必要で、どこまでをリリース対象にするかを明確に決めることが最重要です。

ここで時間をかけすぎるのはよくないという意見もありますが、むしろこの段階での認識ズレが後で数週間単位の遅延につながることを考えると、必要な時間をかける価値があります。

特に以下の点は明文化しておきましょう。

  • 最低限必要な機能(MVPの定義)

  • 必須ではないが、あると便利な機能(後回し可)

  • 対応しないこと(除外事項)

  • クライアントと開発会社の役割分担(素材提供など)

この整理をしっかり行うことで、仕様追加による遅延リスクを最小限に抑えることができます。

2. フェーズごとに納品と確認を繰り返す

開発を一気に進めて、最後にまとめて納品する方式は非常に危険です。進行途中で認識違いが発覚すると、修正に大きな時間がかかることになります。

これを防ぐためにおすすめなのが、フェーズ(または機能)単位で小さな納品と確認を繰り返す方式です。

  • まずはログイン・会員登録だけを作って確認

  • 次に投稿機能、次に通知機能というように段階的に開発

  • クライアントから都度レビューを受け、フィードバックを早めに回収

この方法であれば、進捗の透明性も高まり、万が一の軌道修正もスムーズに対応できます。

3. バッファ(予備時間)を必ず確保する

どれだけ入念に計画しても、想定外の事態は必ず起こります。そこで重要なのが「バッファ時間の設定」です。

  • 開発期間全体の10〜20%程度は予備期間として確保する

  • クライアント提出日よりも数日前に内部納期を設定する

  • テスト期間も余裕を持ってスケジュールに組み込む

この余白があるだけで、バグ修正や調整対応にも落ち着いて取り組むことができ、品質を下げずに納期を守ることができます。

4. 認識の共有は「言葉」より「図と画面」

プロジェクト内でよく起こるのが、「言葉では同じことを言っているけれど、イメージが違う」という問題です。

  • 「簡単な管理画面」とは人によって定義が異なる

  • 「検索機能がある」と言っても、条件検索・キーワード検索・絞り込みの概念がバラバラ

このようなズレを防ぐには、言葉だけでなく、画面構成図やワイヤーフレーム、モックアップを使って共有するのが効果的です。

Figmaやmiroなどのツールを活用して、「実際にどんなものを作るのか」を視覚的に確認しながら進めることで、後戻りが少ないプロジェクトになります。

5. クライアントとの定期ミーティングを継続する

開発中は、開発会社だけでなくクライアント側の確認や判断もスケジュールに大きく影響します。

  • デザインの確認が遅れて開発がストップ

  • テスト中の修正依頼がなかなか届かない

  • 管理画面用の素材データが提出されない

こうしたトラブルを避けるために、週1回や隔週で「進捗確認ミーティング」を設定することをおすすめします。

定期的に顔を合わせて進捗と課題を共有するだけで、コミュニケーションのズレや優先順位の誤解が大幅に減ります。

ツールを活用したスケジュール管理

プロジェクトを可視化し、メンバー間で情報共有を円滑にするためには、ツールの活用も重要です。

代表的なプロジェクト管理ツール:

  • Trello(タスクの視覚的な進捗管理に強い)

  • Backlog(チケット管理とWiki機能が便利)

  • Notion(ドキュメントとタスク管理を統合)

  • GitHub Projects(エンジニアチームとの連携に最適)

ツールの選定はチームの習熟度やプロジェクト規模に応じて柔軟に行うと良いでしょう。

スケジュール遅延を起こさないためのマインドセット

最後に、スケジュール管理において最も重要なのは「誠実な進行管理」です。

  • 無理な納期設定をしない

  • 想定外が起こったらすぐ共有・報告する

  • スケジュール遵守と品質のバランスを常に意識する

開発は人間が行う作業であり、時に失敗やトラブルも起こります。大切なのは、それを早く発見し、隠さずにオープンにすること。

プロジェクトに関わるすべてのメンバーが「同じ方向を見て進めるかどうか」が、スケジュール達成の鍵になります。

まとめ

アプリ・システム開発のスケジュールを守るには、単に計画を立てるだけではなく、日々の進行管理とチームの連携が欠かせません。

・要件を丁寧に整理し、仕様追加のリスクを減らす
・小さな単位で開発・確認を繰り返す
・余裕のあるスケジュール設計を行う
・視覚的な資料で認識のズレを防ぐ
・定期的な対話で現場の状況を共有する

このような施策を実践していくことで、開発プロジェクトはよりスムーズに、安心感を持って進めることができます。

納期を守ることは、クライアントとの信頼関係を築き、サービスの成功につながる最初の一歩です。プロジェクト管理を軽視せず、丁寧に設計・進行していきましょう。

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