健康習慣サポートアプリの開発事例紹介|FlutterとDjangoで作る定着率の高い習慣化サービス

近年、ヘルスケアや習慣形成をテーマにしたアプリの需要が高まっています。中でも「健康習慣の定着」をサポートするような機能を持つアプリは、個人ユーザーから法人の研修・福利厚生用途まで幅広く利用されています。
本記事では、弊社が実際に開発した「健康習慣サポートアプリ」の開発事例を紹介します。FlutterとDjangoを組み合わせ、スマートフォンアプリとWeb管理システムの両方を効率的に構築した事例です。
どのような課題に対して、どのような機能を実装し、どう開発を進めていったか。同様のシステムを検討されている方にとって参考になる内容です。
プロジェクト概要とクライアントの背景
このプロジェクトは、健康行動の習慣化を支援する目的で設計されたサービスです。
クライアントは、企業向け研修や教育コンテンツを提供している法人で、自社で制作した健康習慣コンテンツをアプリで継続的に届ける仕組みを構築したいと考えていました。
従来は紙の冊子やメール配信などが中心でしたが、デジタルでの提供に切り替えることで以下のような効果を期待されていました。
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ユーザーの継続率向上
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コンテンツ提供の効率化
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習慣実施データの収集と可視化
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フィードバックによる行動変容の促進
このニーズに対し、スマホアプリ(Flutter)とWeb管理システム(Django)を連携させた形で開発を行いました。
技術構成と選定理由
今回のプロジェクトでは、以下の技術を採用しています。
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Flutter:iOS・Android両対応のクロスプラットフォームアプリ
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Django:Webベースの管理画面とAPI開発
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Firebase:プッシュ通知と分析(Analytics)
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AWS S3:コンテンツファイルのホスティング
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MySQL:データベース
Flutterを選んだ理由は、1つのコードベースでマルチプラットフォーム対応が可能であり、UIの自由度も高く、高速な開発が実現できる点にあります。
また、Djangoは管理機能の整備やユーザーごとのデータ管理、API開発に優れており、Web管理画面との相性が抜群です。非エンジニアでも使いやすい管理UIが求められるこのプロジェクトに適していました。
実装した主な機能
今回のアプリでは「習慣を続けたくなる」設計を中心に、以下のような機能を実装しました。
アプリ(Flutter)
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毎日の習慣チャレンジ(チェックボックス式で記録)
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コンテンツ閲覧(文章・画像・音楽・動画)
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運営からのメッセージ
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実施履歴カレンダー
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プッシュ通知(朝の習慣リマインド)
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マイページ(ニックネームや参加履歴)
管理システム(Django)
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ユーザー登録状況の確認・編集
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習慣コンテンツの登録・日付別配信設定
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投稿コンテンツの作成(動画・画像・テキスト)
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通知メッセージの予約配信
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ユーザーごとの実施データの分析
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CSV出力による企業向けレポート作成
特に管理画面では「ITに詳しくない担当者でも使いやすいこと」が求められたため、DjangoのAdmin機能をベースに、使いやすいUIへのカスタマイズを実施しました。
開発の進め方とスケジュール
このプロジェクトでは「MVP(最小限の製品)でのリリース」を前提に進行しました。フェーズを分けて徐々に拡張することで、初期リリースを短期間で実現し、ユーザーの声を取り入れながら改善を重ねる構成です。
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要件整理・プロトタイピング(2週間)
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設計・UIデザイン(2週間)
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アプリ・管理画面の同時開発(6週間)
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テスト・フィードバック対応(2週間)
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リリース・運用開始
初期リリースまではおよそ3ヶ月で完了。開発後も継続的に機能追加・改善を行っています。
工夫したポイント
このプロジェクトでは、習慣の継続を促すためにいくつかの設計上の工夫を取り入れました。
継続しやすいUI/UX
1日のタスク確認から記録完了までをスムーズに完結できるよう、タブの数を最小限にし、操作の手間を徹底的に減らしました。
成果が見える仕組み
グラフやカレンダーでの実績可視化により、ユーザーが自分の取り組みを「見える化」できる構成としました。数字としての進捗が見えることで、達成感を得やすくなります。
柔軟なコンテンツ管理
日替わりで配信するコンテンツを、管理画面上からノーコードで設定できるようにし、担当者が自由に企画・更新できる仕組みを整えました。
どんな方におすすめか
このような健康習慣アプリ・仕組みは以下のような方に特におすすめです。
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福利厚生や社内研修として「習慣化」を支援したい企業
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食事・運動・生活習慣をテーマにした事業者
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オンラインコンテンツを「行動につなげたい」と考える教育系事業者
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習慣定着型サブスクアプリを検討しているスタートアップ
FlutterとDjangoの組み合わせは、開発スピードと柔軟性の両面で大きなメリットがあります。短期間でのリリースと、運用しやすい設計が両立可能です。
まとめ
今回ご紹介した健康習慣サポートアプリの開発事例では、FlutterとDjangoを活用することで「スマホユーザーにとって使いやすく、運営側にとっても管理しやすい」仕組みを短期間で構築することができました。
ユーザーに行動を促す仕組みが求められる場面では、アプリと管理システムの連携が非常に効果的です。
自社でも同様のアプリや仕組みを検討している方がいらっしゃれば、企画段階からのご相談も可能です。お気軽にご連絡ください。