1. HOME
  2. ブログ
  3. 開発ユースケース紹介
  4. 地域イベント向けの参加者管理・チケット販売アプリ開発事例|予約や現地運営をスムーズにするシステム構成とは
BLOG

ブログ

開発ユースケース紹介

地域イベント向けの参加者管理・チケット販売アプリ開発事例|予約や現地運営をスムーズにするシステム構成とは

地域イベントの開催において、来場者の受付や事前予約、チケットの発行・決済などの業務を効率化するため、近年では「イベント専用のアプリ」や「Webベースの管理システム」を導入するケースが増えています。

この記事では、地方自治体・観光協会・商工会議所・市民団体などが主催する地域イベントを対象にした「参加者管理・チケット販売アプリ」の一般的な開発事例をご紹介します。

アプリ開発を検討している事務局・運営者の方、開発会社を探している方にとって、構成や費用感、スケジュールの参考になるよう具体的に解説しています。

導入の背景と課題

この種のイベントでは、開催規模が中〜大規模になると、次のような課題がよく見られます。

  • 紙の申込書や電話受付が煩雑でミスも多い

  • 当日の受付に時間がかかり、来場者が並んでしまう

  • 集計作業やアンケートの回収・分析が手作業

  • 無料イベントでも人数制限が必要で管理が難しい

  • 現場での本人確認やチケット提示に対応しきれない

こうした運営課題を一元的に解決する手段として、アプリやWebベースの参加管理システムが求められるようになっています。

システムの主な機能と特徴

このユースケースで開発されるアプリ(またはWebシステム)では、以下のような機能が実装されることが多いです。

一般参加者向けの主な機能

  • イベント一覧・詳細ページの閲覧

  • 参加予約(チケット申込)機能

  • 有料イベントの場合の決済(クレカ/QR決済連携)

  • デジタルチケット表示(QRコード方式)

  • イベント当日の入場受付(QRスキャンでチェックイン)

  • お知らせ通知(リマインドや変更連絡)

  • アンケート回答機能(参加後に自動配信)

管理者向けの機能

  • イベントの登録・編集・削除

  • 申込者一覧の管理とエクスポート(CSV)

  • 定員・締切日・キャンセル対応の設定

  • 当日の受付状況リアルタイム表示(混雑管理)

  • チケット使用履歴の確認(チェックイン済かどうか)

  • アンケート回収・分析ダッシュボード

  • スタッフアカウントの権限管理

これらをスマートフォンアプリで提供するケースもありますが、運用や開発コストを抑えるためにWebアプリ(PWA)として構築する事例も増えています。

技術構成と採用されるフレームワーク例

中小規模イベントを前提としたケースでは、次のような構成がよく採用されます。

  • フロントエンド:React.js または Vue.js(Webアプリ構成)

  • バックエンド:Laravel、Django、または Firebase(サーバーレス構成)

  • データベース:MySQL、PostgreSQL、または Firestore

  • 決済連携:Stripe、Square、または国内決済API

  • 通知:Firebase Cloud Messaging、またはメール配信システム

  • QRコード処理:外部ライブラリ+スマホカメラ対応のWebAPI活用

モバイルアプリ化が必要な場合は、FlutterやReact Nativeによるクロスプラットフォーム開発も選択肢に入ります。

開発スケジュールと進行フロー

プロジェクトの進行は一般的に次のようなステップで進みます。

  1. ヒアリング・要件定義(2〜3週間)

  2. 画面設計・デザイン作成(2週間)

  3. 開発・内部検証(1.5〜2ヶ月)

  4. 本番データ投入・ユーザーテスト(2週間)

  5. リリース・利用ガイド配布(1週間)

合計で3ヶ月〜4ヶ月程度が目安です。
イベント開催日から逆算し、最低でも5ヶ月前から準備を始めると安心です。

開発費用の目安とコスト構成

実際の費用は要件により前後しますが、参考価格としては以下の通りです。

  • 小規模イベント向けMVP構成:150〜300万円前後

  • 中規模向け(チケット・決済・受付管理あり):400〜600万円

  • 多イベント対応・複数主催者アカウント構成:800万円〜

初期開発費用のほか、保守や運用サポート、サーバー維持費(月1〜2万円)も別途発生する場合があります。

クラウドサービス(FirebaseやVercelなど)を活用すれば、インフラ費用を抑えつつスピーディな展開も可能です。

リリース後に得られる効果と成果

アプリやWebシステム導入によって、イベント運営において次のような成果が得られています。

  • 来場者がスムーズに受付でき、混雑が緩和された

  • 参加者数やキャンセル状況をリアルタイムで把握できた

  • デジタルチケットにより不正利用や重複入場を防げた

  • アンケートの回収率が紙媒体より大幅に向上した

  • 当日までの告知・変更連絡が一元管理できた

特にQRコードによる入場チェックは、コロナ禍以降に需要が高まり、非接触での受付対応に対応できることから好評を得ています。

開発依頼前に整理しておくと良い情報

スムーズな開発を進めるために、開発会社へ相談する前に整理しておきたいポイントは以下の通りです。

  • 想定参加者数とイベント開催頻度

  • イベントの有料/無料、決済の有無

  • スマホアプリ or Webアプリ希望

  • 運営側スタッフ数と想定業務範囲

  • データ集計やアンケートの必要性

  • 利用者の年齢層(UIのシンプルさを決める参考に)

これらの情報をもとに、開発会社が適切な構成や技術選定を行いやすくなります。

まとめ:地域イベントも“デジタルで効率化”する時代へ

地域密着型のイベントでも、スムーズな運営と参加者満足度の向上のために、デジタルツールの活用が求められる時代になっています。

「特別な技術が必要では?」「運用が大変そう」と感じるかもしれませんが、今は柔軟で安価な開発手法が確立されており、中小規模の自治体や団体でも導入しやすくなっています。

開発会社に相談する際には、ただ“イベントアプリを作ってほしい”だけでなく、“どんな運営課題を解決したいか”を伝えることで、より本質的な提案や見積もりを受け取ることができます。

今後、継続的にイベントを開催したい、よりスマートに管理したいとお考えであれば、早めのデジタル化が成功の鍵となるでしょう。

関連記事